お気入りの本

佐藤賢一さんの作品

二人のガスコン
鉄仮面伝説と、熱い血を秘めた2人の男<デュマ『三銃士』の主人公、ダルタニャンと無頼派作家、シラノ・ドゥ・ベルジュラック>。
この二人が宰相マザランからの指令でコンビを組みでマリーを見張るところからは異色物語が展開していく。
<感想>
「鉄仮面・ダルタニャン・シラノ…もう読むしかないっしょ♪」という感じで見た瞬間に借りる事を決め読み始めた作品。
読みはじめて最初に感じたのが、”なんだかこのダルタニアンかっこわるぅい”という事、なんだかその辺にいるおっさんって感じなのだ。マリーも何だか変な女で普通だったらシラノよりダルタニアンだろうと思うのだが、鼻でかのシラノに目を向けているのだ(あとでその謎も解けるのだが)。
話が進むにつれてそういう細かい事は気にならなくなって、面白くて最期まで一気に読んでしまった。ルイ14世は素直で可愛い少年だったし、ラストの2人はかなり過激だったけれどあれで良かったのだなと妙に納得。ページ数も半端じゃなく読み応えのある作品だった。



 

傭兵ピエール
十五世紀、英仏百年戦争下のフランスが舞台。
傭兵隊を率いる無頼漢ピエールは、略奪の途上でジャンヌ・ダルクに出会う。 彼女に導かれ、ピエール達は戦場へと赴く。
戦争が終わり、お互いにひかれあいながらも二人は別れ、ピエールは戦場から退き南仏でのんびり暮らしていた。そんな彼のもとに「敵軍に捕らえられ魔女裁判を受けるジャンヌを救出せよ」との密命が…。
<感想>
「傭兵ピエール」…宝塚関連の情報で見たような気がするなと思い借りた作品。 興味が尽きない百年戦争とジャンヌ・ダルクおまけに「青髭」ジル・ド・レまで登場するとあっては読まなくては♪という感じで…。
ピエールは最初はとんでもない奴なのかと思っていたら思いの他いい奴だし、このジャンヌときたら、戦い方など何も知らなくて、素顔がとっても可愛いくて、ピエールでなくても守ってあげたくなるような女性。
ストーリーの中で、「それはあまりにも都合よすぎるんじゃない!?」という展開もあったが、面白かった。ラストも満足よ(*^.^*)v!!



 




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