PostgreSQLをインストールする 第1回
〜herokuで使用するPostgreSQLのダウンロード、インストール〜
今回から。PostgreSQL DB(以下ポスグレ)を学習していきます。
Railsを利用できる便利な無料PaaSに、herokuというサービスがあります。
こちらのサイトでは、DBがポスグレを使用しているのです。
極論から言えば、実は設定をポスグレにあわせれば、ローカル環境にポスグレを実装する必要はありません。
しかし、Railsに標準装備のsqlite3とポスグレでは異なる点もありますし、サイトが拡張され、複雑なSQLなどを利用するようになれば・・・。
実際にポスグレ環境がローカルにあったほうがいいでしょう。
「え〜、でもお高いんでしょう…。」
大丈夫です。
PostgreSQL DBはフリーのDBMSです。
安心して、ダウンロードしてください。
では、始めましょう。
1.PostgreSQLのサインアップ、ダウンロード、インストール
まずはpostgresqlをダウンロードします。
PostgreSQL DBサイト
http://www.enterprisedb.com/crossover-postgresql
ここで、もしあなたが、ログイン用のアカウントを持っていれば、すんなり、ダウンロードサイトが開きますが、層でない場合、
以下のようなサインアップの画面が出るかもしれません。
@まずはここで、サインアップを行います。
画面の通りに入力してください。
よくわからに職種選択とかは適当にやっておきましょう。
先へ進むと、以下のようなメッセージが表示されます。
よくあるメールに書かれたURLを参照しろ!というものですね。
Wait! Your
registration is not complete... Your
password and further instructions have been sent to your e-mail address. We sent a
validation email to the address you just submitted. Please take a moment to click
the link in the email which completes your registration and gives you access
to many PostgreSQL assets including: (中略) Check your
spam folder if you do not receive your email immediately. |
Aつづいてメールが来ます。
メール中央のURLをクリックして、ログインします。
(あなたのユーザ名でフレンドリーに来る), Thank you for
registering at EnterpriseDB, you now have access to
Postgres documentation, white papers, videos and
more. You may now log in to https://www.enterprisedb.com/user using the
following username and password: username: XXXXXXX password:****************** You may
also log in by clicking on this link or copying and pasting it in your
browser: (略) -- EnterpriseDB
team |
画面に従い、ダウンロードしてください。
現在(2013/05/13)は9.2が最新のようです。
早速インストールします。
postgresql-9.2.4-1-windows.exe
ポスグレは象さんがシンボルのようです。
Nextを押下します。
このあたりもそのままでよいでしょう。(各自変えたい人は変えてください。)
Nextを押下します。
Nextを押下します。
DBのスーパーユーザ(DB管理者)を作成します。
デフォルトで、ユーザ名postgresとなっています。
パスワードを設定します。
通信に使用するポート番号は通例で5432となっています。
これは、wwwが80番、Railsの3000番などのポートと同じものです。
すでにこのポートを使用していることはまず無いと思いますので、そのままでOK.
<一応覚えておきましょう>
PostgreSQL
ポート番号:5432
日本語Japanese Japanを選択します。
Nextを押下します。
インストールが始まりました。
Finishを押下します。
<<重要>>
Bパス(PATH)の設定
ここは非常に大事です。必ずやってください。
まず、メニュー→コントロールパネル→システムを選択します。
システム画面が出てきたら、詳細設定タブを選択して、環境変数を押下します。
下のほうにシステム環境変数という欄があり、その中に、Pathという項目があります。
値には、あまり良くわからないものが書かれているように見えますが、
非常に重要な値ですので、誤って削除などを押さないように気をつけてください。
ここで、編集のほうを押下します。
表示された画面には、長いパスが書かれています。
ここに、下記の文字列を追加してください。
ただし、誤ると一部のソフトが動かなくなったりするので、
念のため、今までのPathをメモ帳などに、コピー&ペーストで貼っておくことをお勧めします。
追加するPath
C:\Program Files\PostgreSQL\9.2\bin
<例>
・・・;C:\Program
Files\TortoiseGit\bin(ここまででおしまいだったら。・・・)
下のようにする。
・・・;C:\Program
Files\TortoiseGit\bin;C:\Program Files\PostgreSQL\9.2\bin
以上で設定は完了です。
2.PostgreSQLの起動を確認する
ポスグレはインストール後、自動的に起動されていますが、起動と停止の仕方を覚えておきましょう。
メニュー→コントロールパネル→管理ツールを選択します。
その中から、サービスを選びます。
Postgresql-x.x(バージョン番号)があり、開始となっていることを確認します。
念のため、ダブルクリックしましょう。
こちらの停止を押下すると、停止します。
現在は、起動した状態なので、開始を押下できません。
続いて、追加したパスが通っているか確認します。
コマンドプロンプトを起動します。
ここで特にディレクトリ移動などせず、
下記のコマンドを実行します。
psql
-U postgres
これは、ポスグレにpostgresというユーザでアクセスしますという意味です。
パスワードが尋ねられますので、インストール時に設定したスーパーユーザのパスを入力してください。
画面のように
(ユーザ名)#
と、コマンド待ち状態となったら成功です。
次回は、RailsからのPostgreSQLへの接続方法を紹介します。
Heroku公開までもう少しですよ。
■ 参考サイト■
PostgreSQLインストール
http://www.dbonline.jp/postgresinstall/
Raccoon's
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