1月18日
○早朝よりコッペパンの配布
○保健室での重傷者の看護
○倒壊家屋からの遺体の搬出・車での搬送
○LPGタンクガス漏れによる避難勧告
○避難者数は2,000名を超える
○救援物資の配布(懐中電灯・使い捨てカイロ)
○殺到する電話の対応
(避難の有無・安否確認、修学旅行生の家族との連絡等)
 この日は特に、御影浜手のLPGタンクのガス漏れによる避難勧告が出され、国道43号線近辺からの避難者が押し寄せた。この状態は、避難勧告が解除される夕方まで続く。加えて、本校第2学年が信州にスキー修学旅行に出かけており、被災した留守家族も多く、中には両親と弟を失った生徒もおり、その安否確認は出勤した職員で対応した。また、全国各地から殺到する電話は、近隣住民の家族・知人が本校に避難しているかどうかを問い合わせるものであり、避難者名簿もなく、数少ない職員では十分に対応できず、多くの方々に気まずい思いを持たれたことと思われる。しかし1本の電話では限界もあり、仕方ないことであったと思う。懐中電灯を天井に照らし、寒さに震えながら夜を明かした。

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