日中友好協会江戸川支部 ●日中友好協会江戸川支部主催の太極拳講習会です。 瑞江地域では太極拳サークル「幸福(シンフー)」
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太極拳日誌4月2日
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太極拳は楽しい
日中友好協会東京都連日中文化センターの太極拳教室で練習する森光子さんは御年93歳。太極拳を始めたのは80歳からと驚きの経歴です。
長く日本舞踊をしていましたが足の具合を悪くして日本舞踊に変わるものを探していたころ、友人と台湾旅行に行ったとき、早朝宿泊先のホテルの窓から下を見ると大勢の人が集まって、日本では見たことのないような不思議な動きをしているので聞いてみると太極拳という中国伝統の運動だという。初めて太極拳に出会った瞬間でした。帰国後住まいの近くで太極拳を教えているところを探し入門、その時80歳でした。その後、地元の太極拳の先生と一緒に中国へ太極拳の研修に行き、ますます太極拳が好きになり簡化24式や32式剣などを習ううち、文化センター教室に「楊式刀」の種目があることを知り、90歳の時に受講し、都連の太極拳交流会にも参加するまでになりましたが、その後、腰部脊柱管狭窄症を発症しやむなく中断。しかし、昨年10月から復帰しました。教室に来るにはエレベーターがないため、4階まで階段を登ってこられます。現在は、6月11日に行われる「東京都連太極拳普及40周年記念交流会」に向けて練習に励んでいますが「太極拳はなんて楽しいのでしょうと」明るく笑う森さんに教室の全員が元気を頂いています。
都連文化センター楊式太極刀教室でポーズをとる森光子さん
追記:太極拳によって最近は膝の具合も良くなり3月には踊りの発表会にも参加できることになったそうです。都連太極拳だよりから転載しました。
対練を学んで
本部指導員 須藤 美智代さん
21年前馮正宝老師に楊式を学んだ時、対練も同時に教えていただきました。太極拳は武術だから対練、推手は必須科目という位置づけのようでしだ。対練は一人では出来ませんし相手が必要ですので敬遠されがちです。相手と一緒に覚えるという難しさはありますがもう少し上達したいという人には套路でできている対練は面白いのではないかと思います。
そういう私自身も自分ができないのを相手のせいにしたり、力任せで動いたりと今でも苦労をしています。例えば野馬分?の技の形を真似ることはできても、相手を制しているかどうかは全く別のものです。以前と意識の持っていき方が変わってきたと感じています。だからといって太極拳が理解できたということではなく、ますます難しくなりできないことが増え、好きになってきました。
「太極拳理論の要諦」(銭育才著)の中にこう書かれています。『太極拳の練習はあらまし套路と推手に分けられ、一般的には套路は己を知るため、つまり自分が内面的な静を保ちながら、どんな動作をする時も重心の安定と平衡を保てる適応性を鍛えるための修練であり、推手は相手を知るため、つまり相手からの攻撃を通して自分の対応の正確さを確かめ、身の安全を保つための修練です。』
『他人を攻撃するのではなく先ずは相手からの攻撃を無害化し、そして進んで相手にその攻撃を諦めさせることによって平和な環境を作ることです。なかんずく太極拳はあくまで自身を護り、健康に益し、自信を固め、心を豊かにするものでなければならないと思います。』『推手練習の目的は自分の動作の正確性を検査する為。つまり相手と接触してみて、相手からの影響を通して、自分の欠点、主として体の在り方、 「内勁」の出し方、使い方意識の働き方においての欠点を、相手の反応で検査するのです。』 まだまだ何もできていない自分ですがそうありたいものだと思います。
私も対練などを通じて、相手の動きを制御してその力を無害化したい。そして自分をみつめ、相手もみつめたいと思いますが…。
太極拳の深め方はいろいろありますが、対練もその一つだといえるのではないでしょうか。
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