Next

12月28日、日向前田麓集落

吉都線の日向前田駅を降りると、線路の通っている高台と高崎川との間の狭い台地に、前田麓が展開する。旧道の両側に、郷士の屋敷が並ぶ面影が残っていた。両側から山地がせまっていて、抜け道として重要な要衝であったのであろう。現在は、国道221号も宮崎自動車道も川の対岸を通っているので、旧道はひっそりしている。おもしろかったのは、各屋敷が、必ずといっていいほど、屋敷神の祠を建てていたこと。バリやタイを思い出してしまった。絵は、川にかかる橋から、左右に伸びる家並みを描いた。

Next