「ムサビ埼玉2005」 |
武蔵野美術大学交友会、埼玉支部のビエンナーレ、「ムサビ埼玉2005」が、無事終了しました。出品者数80名、6日間という会期でしたが、千人ほどの方々に見ていただきました。アトリエ・リングでは、「金沢八景の家」のパネルと模型を出展しました。 会期中の3月12には、出品者有志によるギャラリートーク、記念フォーラム「おとなり拝見!」、懇親会とイベントが集中的に行われました。その中で私(青山)は、フォーラムを担当。韓流ブームのなかで、韓国・朝鮮を考えてみようということから、テーマは二本立てで、「すまいに見る韓国・朝鮮の造形文化」「アートは時と海を越えて(美術の国際交流)」という内容でした。
法政大学の朴賛弼(パク・チャンピル)氏による韓国の集落・民家についての講演と、ソウルの清渓川(チョンゲチョン)再生の紹介。埼玉支部元支部長の殷悠理奥氏による、ムサビ出身の韓国人彫刻家權鎭圭氏の美術館建設から動き出した交流の話。飛び入りの武蔵野美術大学及部克人教授による、大学が進めている国際交流の現状についての説明。私からは、20年前に訪れた韓国のスライド上映。最後に、歌手林玉順(イム・オクスン)さんによるミニコンサートと、2時間半があっというまでした。
林玉順さんは、童謡を2曲と、「イムジンガン」を歌っていただいたのですが、特に最後の「イムジンガン」はすばらしく、目頭が熱くなりました。彼女はプロとしてステージ活動をするかたわらで、今回のような交流の催しには、ボランティアで活動されている方です。彼女のサイトのリンクをのせておきます。(文・写真;青山恭之)http://entertain.dattala.com/oksun/ |
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