「神明台の家」竣工

 さいたま市浦和区で建設中だった「神明台の家」が竣工しました。2月末の引越し前に1回目の見学会を、先日3月末に2回目の見学会を行い、多くの方々に見ていただくことができました。初めて敷地を訪れたのが、2003年の11月でしたから、3年半ほど関わっていたことになります。かつて建っていた家をリフォームする案で進めていた時期もありましたが、最終的に新築という方向で今日にいたりました。その間には様々な事があり、建て主さん家族も、我々設計側、施工側それぞれに多くのエネルギーが投入された現場でした。アトリエ・リングから近かったため、細かく監理できたこと、また、このプロジェクトに関わった人々の関係が、色々な意味でネットワーク化されたことなど、地域に建てることの意味の重要さを、体験することができました。
 工事は大方終了しましたが、一部、残ってしまっている部分もあり、外観の写真は、木々の緑が落ち着いたころに、撮影の予定です。その後、このサイトの「works」のページにアップしたいと思っています。
  また、4月17日から22日に、埼玉県立近代美術館で行われる展覧会、「ムサ美埼玉2007」において、パネルと模型を展示する予定です。(文・写真;青山恭之)