私たちは、さいたま市浦和区の設計事務所です。環境に向き合う住まいづくりを、お手伝いします。
monthly column |
雪の桜島 |
毎年一月のコラムでは、年末年始の旅のようすをマルチ・ページで掲載してきましたが、今回はタイトな日程だった上に、大雪などの条件が加わって一枚も絵が描けなかったので、雪の桜島等を4箇所からの写真で紹介します。
旅は、12月30日に早朝の新幹線で出発し、昼に博多着。半日を博多で過ごして、夜、鹿児島着。帰りは1月2日の昼に鹿児島を出て、一気に夜の浦和に帰ってくるというものでした。
行きの新幹線から、あちこちで雪景色を通過。博多もみぞれ交じりの天気で、やはり日本海側だと再認識させられました。それが、南国鹿児島に着いたところがあられのような雪のような白いものが舞っていました。次の大晦日も雪が続いて、元旦、初日の出は見送り。昼から晴れてきたのでお墓まいりに出かけ、唐湊墓地の高台からで撮ったのが、最初の写真です。
お墓まいりの後は、温泉へ。墓地と同じ丘の上にある新とそ温泉です。ここは、桜島を正面に見ながら入れる銭湯で、この時期、大きなザボンがたくさん湯に浮かんで、ほのかな柑橘系の香りがただよいます。すっかり温まって、脱衣場の窓から撮ったのが下の写真。西日が、桜島を正面から照らしていました。
二日の日はがんばって早起きし、武丘の中腹にある建部神社へ。快晴。数人の人が、一日遅れの初日の出を待っていました。そして7時29分、大隈半島の高隈山山塊の、横岳と平岳の間から、太陽が顔を出しました。
下の写真は、7時33分に桜島も含めて撮ったものです。
昼にはもう鹿児島を離れます。鹿児島中央駅の九州新幹線のホーム、鉄路が途切れる南の端から、桜島を撮りました。荒々しい山肌が、雪と太陽の光で力強く見えます。架線を支える鉄骨がMの字型になっていて、それが桜島のかたちに対応しているようでもあります。残念ながら、駅前に高層ビルが計画されていて、この景色はいつまで見られるのでしょうか。
最後に今回の撮影スポットを、グーグルアースにプロットしてみました。字が読みづらいですが、いちばん左のピンが、鹿児島中央駅です(写真・文;青山恭之)