ジェラルド ”G−MAN” マクラレン(Gerald Mcclellan)
Title: WBO Middle Weight 
    WBC Middle Weight 3回防衛

戦績 34戦31勝(29KO)3敗 
生年月日 1967年10月23日 イリノイ州フリーポート

超速攻型のハードパンチャ−です。なんと29KO中、1R
KO勝ちが20回もあるのです。名王者マービン ”Marvelous”ハグラーと激闘を繰り広げたジョン ”Beast” ムガビも1Rでしとめています。当時一般には無名だったマクラレンが、ワンパンチフィニッシャーとして挑戦者に恐れられていたWBC(M)王者ジュリアン ”The Hawk” ジャクソンと打ちつ打たれつの激しい打撃戦を制したときは世界中のファンが驚かされました。その王座は3度防衛し、すべて1RKOという離れ業をやってのけました。初防衛戦のジェイ ベル戦は1Rわずか30秒、左のボディーフック一発で決めました。(世界M級史上最短KO記録)3度防衛後、WBC(SM)王者ナイジェル ”Dark Destroyer” ベンに挑戦しました。1Rに早速2度ダウンを奪い、早い回でのKOを予感させましたが2R以降失速。中盤は一進一退の攻防、8R起死回生の右ストレートでダウンを奪うがつめきれず逆に10Rベンに右をまとめられKO負けしました。試合後、リング上で意識不明に陥り病院に運ばれ、脳内出血が発見されたため、緊急の手術を行いなんとか一命は取り止めました。この試合では、ベンがクリンチの際に幾度も後頭部を叩いていたことが問題になりました。好きなボクサーだったので敗戦以上に、もうマクラレンのボクシングが見れなくなったことが非常にショックでした。ロイ・ジョーンズ Jrを破る可能性のあるボクサーとして最も期待していましたし・・・・・。これからの人生の幸福を願わずにはいられません。

マクラレンのボクシングは、アップライトに構えて鋭いジャブで相手を突き放し機を見て必殺の右を叩き込む
といういたってシンプルなボクシングです。接近しての左のボディーフックも得意としています。が、なんと言って
もマクラレンの魅力は右にあります。上の写真を見てもらってもわかる通りフォロースルーがばっちりきいていてものすごい強さなのです。バチンと強いジャブを当てられたあとにこの強い右が矢継ぎ早にくるのですから対戦者は、たまったものではありません。私が、印象に残ったのはジュリアン ジャクソンとの第2戦。ジャブの付き合いでジャクソンが一瞬さがった、その時同時にステップインして左フックを振りフォローの右ストレートを放ったシーンです。そのあとの嵐のような連打も身震いすほどでした。これを見て私は「ロイ ジョーンズ Jrにもこの右は当たるのではないか」と思い、ジョーンズ戦が決まるのを楽しみにしていました。

ディフェンスは、ガードが低いためパンチを直撃することがよくありました(ジャクソン1戦目、ベン戦etc)。
が、しかし超一流の強打者のベン、ジャクソンの強打をまともにもらっても倒れなかった、そのタフネスは超一流です。まぁ、ベンには最終的にKOされてしまいましたがだいぶ疲れてましたし、試合後あんなことになりましたし・・・。普通の体調だったらきっとベンの強打に耐え抜いたと思いす。

王者としての実績すばらしいものではありませんが、間違いなく一流王者でした。
対戦者をなぎ倒すような強打はいつまでも語り継がれることでしょう。