Melanie Ross (メラニーロス)

Melanie Rossはカナダ生まれのヴォーカリストでアイリッシュ系の祖母から多くのトラッドソングや聖歌を学び、また大学ではクラシックを学びミュージカルなどで世界各地で音楽活動を行いました。
彼女は主に高音域を得意とする様でガラス細工の様な繊細さを持つ澄みきった高音と一本筋の通った力強い高音は非常に素晴らしいです。
彼女の歌声が日本で有名になったきっかけは以前にNHKで放送されていた「サイエンスアイ・宇宙デジタル図鑑」のオープニングに『Mermais's Song』が起用されたことです。
番組でこの曲が流されるやいなや視聴者からのオープニング曲に関する問合わせが数千件もあったそうです。
また彼女はピアノやボローン（アイリッシュ民族楽器）の演奏にも長けていて彼女自身によるピアノの弾き語りの曲もあります。

アルバム名

説明

Vioce From The Heart

Melanie Rossの初のソロアルバムです。
彼女は所属するKanon（香音）レーベルのコンピものに以前から曲を提供していてリスナーから抜きん出た評価を受けていたのでファン待望のソロアルバムとも言えるでしょう。
もちろん彼女を有名たらしめた名曲「Mermais's Song」も収録されています。
他にもグレゴリオ聖歌を引用した「Hodie Christus natus est」も必聴の名曲です。
また収録曲のいくつかを最近Kanonレーベルに移籍したエキセントリックオペラの書上奈朋子が手掛けています。

Hope

Melanie Rossの最新ソロアルバムです。
今作はレイヤードボーカルを抑え目にしてしっとりと歌い上げた内容となっています。
曲目も「Ave Maria」「Amazing Grace」「Moon River」などクラシックや洋楽のスタンダードナンバーを中心に選ばれたことによって逆にMelanie Rossの持つ個性が分かり易い形で感じる事ができます。

（関連作品）

アーティスト名	アルバム名	説明
V.A.	hiver	仏語で「冬」を意味するタイトルを持ったコンピレーションアルバムでMelanieを有名たらしめたアルバムです。もちろんMelanieの代表曲である「Mermais's Song」も収録されています。ただしソロアルバムに収録されているのと違って冒頭部分に仏語で詩の朗読が入っています。また『Vioce From The Heart』収録曲の「Moldau」のリフレインバージョンも収録されています。
	ete	仏語で「夏」を意味するタイトルを持ったコンピレーションアルバムです。ソロアルバム未収録曲である「Bring Me Home」が収録されています。
	Salon de Kanon	Kanonレーベルが過去にリリースしたコンピレーションアルバムから評価の高い曲を集めた言わば「コンピレーションのコンピレーション」です。『Avec Piano』よりピックアップされた「Hodie Christus natus est」のピアノバージョンが収録されています。
	Chromolithe	2000年神戸復興事業で行われた日本発のライトショー「クロモリット」の会場で流された音楽のサントラです。『Vioce From The Heart』収録曲の「Hodie Christus natus est」、アコースティックギターバージョンおよび「Coral Garden」のアナザーバージョンが収録されています。ちなみにエキセントリックオペラも参加しています。
	Salon de Kanon 2	「コンピレーションのコンピレーション」シリーズ2作目です。『The ChelloAcoustics』よりピックアップされた「Hodie Christus natus est」のチェロバージョンが収録されています。

Melanie Ross (メラニー ロス)

Melanie Ross (メラニーロス)