ERVIN SOMOGYI ’97 SmallJumbo
 
とうとう'90sのソモギを手に入れてしまいました。なかなか好みの'90sソモギに巡り合えず、
また、たまに出会った好みのものは既にホールドされているような状態で、かなり時間がかかりました。
ですがとうとう、アコギ基地さんにあった2本のうちの1本が、とても気に入ってしまいました。
軽く弾いただけでとても反応がいいです。エッジのきいたじゃりじゃり音ではないのですが、手元の他のソモギよりも倍音が強くて杉田さんのMKレプリカのほうが「近い音」のように感じます。ですが、これも私の持つ他のソモギ同様、暖かい音色だと思います。
アコギ基地さんでは、マーキス弦と写真のスタンドをサービスしてもらいました。蔵作りの店にかけられたギターは確かに圧巻でした。
 
サイドバックは、見事なハカランダです。多分、見間違えでなければ、バックは4ピースになっていると思います。
ヘッドストックの付き板もハカランダです。この特徴あるバックのハカランダの模様等から、これが’97の楽器フェアでカクタコーポレーションのブースにあった5本のうちの1本であることがわかりました。’98.2.のプレイヤー誌の内田氏との対談で掲載されているギターとも同一のものであることに間違いないようです。
 
ロゼッタはソモギ得意の組木細工ですが、MDフライングバードとは色合いもデザインも微妙に異なります。
ネックインレイもソモギらしいダイヤモンドインレイです。
 
ブリッジもハカランダ。ソモギは、ブリッジの両翼の振動をさせるためにエボニーはあまり使いません。
トップはヨーロピアンスブルースです。

ネックはとても細く、ソモギには珍しくヒールも高いです。
また、SJにはカッタウェイのものが多いのですが、このギターをカスタムオーダーした方は、敢えてノンカッタウェイにしたように感じます。音色も姿も、とても品のあるギターだと思います。