トム・ウィーラーの「THE GUITAR BOOK」にはリュートの伝播について次のように書かれています。
「Vladimir Bobriは作曲家であり、ギター歴史家である。彼は、ギターの先祖が地中海の北の沿岸に沿ってイベリア半島(スペインとポルトガル)に伝わった様子を述べている。
ヨーロッパには、8世紀に東方からきたジプシーが、アッシリア人とペルシャ人の用いた竪琴とリュートを持ち込んだ。また、ムーア人の侵略は、スペインにアラビアのリュートを紹介することになった。udとして知られている楽器は、多くの変形があり、それぞれが2等分された梨かメロンのようなボディをしていたが、このudはペルシャ人によって作られ、中国のtzi−tzeの影響を受けていると信じられてきた。tzi−tzeは、東洋の楽器の一つで、これもまた、十字軍の帰還によってヨーロッパに紹介された物である。」
ギターとリュートは、その生い立ちにとって切り離せないものではあるが、今日のギターのもとになったのが、西アジアのリュートなのか、アラビアのリュートなのかは、はっきりとわかっていないとのことです。