マーチンD45AJ’94

  
友人がクラシックギターを購入するというので、アーモンドグリーンさんに伺ったところ、なぜか突然、近くにかかっていた、このD45を持ってきて、値段を聞いて、店長さんが「OOくらいで売ってもいいと思ってるんだけど。この間、オールド買ったお客さんが、資金つくりに買取で置いていったんですよ。」とのお話を頂いたとたんに、目的のクラシックはどうしてしまったのか、「買わないともったいない。是非買おう。もし、どうしてもじゃまになるようなら、私が引き取るよ。」と、強力に勧めてくださいました。
確かに、「この価格でD45が手に入るのなら」「もし、委託に出しても、かえって得をするかも・・」などと不純でよからぬ計算が働いたのは事実です。
ただ、この45、始めは中低音が、ほとんどぱさぱさして鳴らなかった物が、10〜20分弾いただけで、少しずつ響きがよくなってきました。新しい物なのにウェザーチェックがけっこう入っており、弾かれずに温湿度変化の高い所に置かれていた可能性を感じ、「弾きこんで鳴らしたい」という意識が、「購入を正当化」したため、家庭の状況を顧みず、無謀なゲットとなったわけです。

 
ピックガードはべっ甲柄。トップは、さすがにとら目がいっぱい入っています。

 
立てロゴマーチン。ヘキサゴンインレイ。もはや説明などいりませんね。


サドルもショートです。ロングとどうちがうのか、影響は微妙ですね。

 
サイド・バックも以前持っていたHD28よりさらにグレードの高いローズを使っています。
D45を弾いてみて、今の手持ちのギターの中で、ハーヴェイリーチが一番音色の似ていることに気がつきました。リーチのほうが、小型なので、音がやや柔らかく、D45のほうが粒立ちがややはっきりしてボリュームがありますが、D28HWより、ずっと近い音のように感じました。