’00SomogyiOM

 
’00年のSomogyiOM。サイドバックハカランダ、トップ・ヨーロピアンスプルースです。
セグメントロゼッタは、’05MDフライングバードとほぼ同じ色合い・柄です。
トップがシェラック塗装されています。

 
バックは、板目のハカランダですが、ほどほどに追柾目となっています。

 

 
つき板は、もともと表側はハカランダだったものを、前オーナーのプロミュージシャンの方が、新品なのにわざわざエルムパールに変更したそうです。購入するときには、つき板に塗装もされておらず、うすくぼやけた材そのままの色の状態で、鳴りはとてもいいのに「売れ残り状態」でした。購入時につき板の塗装をしてもらい、もうオリジナルとの違いはわかりません。
ただ、ソモギを買って、すぐにつき板を交換したのに塗装もせずに5〜6年で売りに出したMDもお持ちという我侭な(?)プロはどなたでしょうね。(笑)

 

インレイは’97SJと同じファンシースノーフレイク。とてもソモギらしいギターです。
これまで私が弾いたラティスブレイシングの採用された2000年以降のソモギギターの中で、最もバランスよく艶やかに大きく鳴るギターです。MDは、やや低音が強く結果として高音がややさがってしまう傾向があるのですが、このOMは、メロディがはっきりと聞こえます。
Mファクトリーを搭載されていた為、ボディエンドに小さな穴があります。そうしたことを差し引いても、とてもよく鳴る素晴らしいギターと思います。