4.サウンドホール


MK72 サウンドホール


     後付けのピックガード 
  7箇所の両面テープでとめている

マークシリーズには、プラスティック製のサウンドホールリングロゼッタがついています。プロトはローズウッド製で、MK99もローズウッド製(ハカランダ?)です。
このリングは、トップ板の不要な振動を抑え、必要以上に共振して「音が逃げるのを防ぐ」ことと、ホールのエッジを物理的に守る為につけられたといいます。また、サウンドホールに高さがあるほうが、ボディの共鳴特性の一部を解析的に求められるもの(ヘルムホルツの共鳴箱の理論)に近づけやすくなるという考えもあるそうです。
ただし、このリングの為に、指やピックが当たり弾きにくくなるとの指摘もあり、リングでの効果は疑問な面もあります。
でも、マークシリーズ自体がクラシック等の曲を指弾きすることを前提に作られたとすると、それほどじゃまにはならないのかもしれません。ちなみに私自身はストロークもしますが、全くじゃまだと思ったことはありません。また、両面テープで止めてあるだけなので、はずすことも容易です。
ちなみにクラインギターでは、エッジの部分にカーボンファイヴァーの薄いリングがはまっています。
ブリッジの意匠に合わせたデザインのピックガードは後付けになっていて、好みに応じて使えるようにしてあります。裏側にとびとびに2cm位の丸い両面テープが付いていて、それで取りつけます。トップの振動を考えて、べったりとは付けたくなかったのだと感じています。ただ、その為、中途半端になり、外れやすくなったりしています。