翌日仕上げの謎
掲載日 2001年10月2日
情報提供者 AKILA

最近のコンビニでは写真の現像を『翌日仕上げ』といった売り文句で受け付けているところがあります。

ところが、この『翌日仕上げ』が結構くせものです。

実際に身に覚えのある方もいらっしゃるかもしれませんが

『預かり日:10月2日   仕上がり日:10月4日』

と、伝票に書かれている場合もあるのです。


「おいおい、翌日仕上げになってないじゃん。」


ごもっともです。



何でこういう結果になるかというと、実は『翌日』というのは『業者が回収した日の翌日』という意味だからです。

具体的にはこうです。



例えばここに写真を翌日仕上げで受け付けるコンビニがあります。

このお店では、毎日午前10時に業者が写真のネガを回収をしに来ます。

そして、翌日の10時にその現像した写真を届けに来ます。

これだときちんと『翌日仕上げ』ということになるでしょう。


問題は、お店が受付をした時間です。



お客さんが10月2日の午前9時に写真の現像を申し込みにきた場合



申し込み日(10/2) AM9時 受付

同日(10/2) AM10時 業者回収

翌日(10/3) AM10時 店舗到着

つまり、翌日の午前10時にはお客さんに渡すことが可能なのです。



ところが、受付の時間が午後8時だった場合


申し込み日(10/2) PM8時 受付

翌日(10/3) AM10時 業者回収

翌々日(10/4) AM10時 店舗到着

と、こうなってしまいます。

これだと、お客さんからネガを預かったあと、2回日付がかわってからお客さんに写真を渡すこととなり、文頭で記述したような事象が起こるのです。


24時間営業のコンビニだからこそ、こういったことが起こります。

皆さんも写真を現像に出すときには、『受付の時間によって翌日仕上げにならず、2日後の仕上がりになる可能性がある』ということを覚えておきましょう。


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