立ち読み魔の憂鬱
掲載日 2003年1月29日
情報提供者 「kokonu」さん

いつも楽しく読ませて頂いてます。今回初めて投稿させていただきます。

以前深夜に雑誌を読破していく「猛者」の話がありましたが、僕はその「猛者」だったりします。
といってもマンガ(週刊少年・青年誌)限定なので、コンビニに居座る時間も長くて30分+αといったところ。
曜日によっては10分程度です。

そいでもって。

家から一番近いファミリ○マートでの出来事。

ここの店長さんは若いながらも貫禄があり(かなり太いです)、神経質なほど店をキレイに掃除していて、理知的な印象ながらあまり接客が上手ではなく、ええと・・・
いわゆるオタクな感じだったりします。

そんな店長さんは立ち読みが大嫌いなようで、立ち読み防止のためか、雑誌の種類は多いけれど、他の店にくらべて一誌あたりの数が少な目です。発注を少なくやっているようで、週刊誌は発売翌々日くらいには売り切れていたりします。

僕が立ち読みをしていると、20分を過ぎたあたりでぼそっと

「立ち読みヤメテネー」

と言われます。
さすがに毎回言われると悪い気がしたので、他の近所のコンビニ2つでローテーションを組み、三週間に一回くらいの頻度で立ち読みをするようにしました。(雑誌買う金がなかったんですよぅ)自然とそこで日用品を買う頻度も下がるわけで・・

ある「三週間目」の日でした。久しぶりに○ァミマに行き、好物のジャガリコを片手に雑誌コーナーに行くと・・

全ての雑誌がビニール紐で十字に封印されています。

・・・ええ、世田谷区はエッチな雑誌は子供が読めないように陳列しなきゃなりませんよ、でも、

少年ジャンプは18禁ですか?

しかも、単行本や288円の復刻版マンガのたぐいはおろか、女性ファッション誌や情報誌もキッチリ縛ってあります。

唖然として振りかえると、レジに居る店長の得意げな顔が。

・・・オレのせいかよ!!!

横で今日来たばかりの雑誌を一生懸命緊縛するおねーさんの恨み視線に耐えながらジャガリコを清算し、一種の敗北感を背に店を後にしました。

店長、アンタの勝ちだ。僕が悪かったです。でもね、雑誌を封印するようになってからこっち、

お宅が繁盛しているところを見たことがないんですが。


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