24時間営業を止めた男
掲載日 2004年8月30日
情報提供者 「浦和たろうkh」さん

「それオーナーが最初に言ってなかった?」苦笑いで先輩が一言そういった。

そういえば最初の研修で言われた気がする。

それは事件が起きたのちに思い出したことであったが・・・。









「ウィィィィーーンン ブォォォォ」



ポリッシャーの音が響き渡る午前4時。あと1時間後にシフトが終わる。

もう1人のバイト君が先にあがり、1時間はソロ活動。

気分良く鼻歌を歌いながら、やっつけ気味に床磨きをしているとき、ふと・・



(あー、この辺りはポリッシャーのコード伸ばしてこなきゃいけないからダルイなぁ〜)




と、より近くのコンセントに差し替えるために、ふとあたりを見渡すが、無い・・・

(そんな都合よくないか・・)

と思いながらも、バックルームを一通り見回してみる。




「おっ♪」 私が発見したのは大きなバッテリーらしきもの(そのときは気付かなかったが)




何本かコンセントが刺さっている。





「じゃここの空いてるコンセント使っちゃおっと」





プスッ 






「よしポリッシャー再発進!」 意気揚々とハンドルを握ると








ブチン









えっ!? (゜ロ゜;)








真っ暗










24時間営業のコンビニが真っ暗











トレードマークのオレンジ背番号7も見えませんよ





やべぇぇぇ!( ̄▽ ̄;) !!






落としてしまったのである。それも大切な大切なブレーカーを。

データとか消えたんじゃねぇの!?と焦りにあせるなか




「レジの電源も落ちた」ことに気付いて半笑い。


開店前日の店かここは・・







そして悪いことは重なる。  

ヒタヒタヒタ





(;゜д゜)ハッ 





「お客キチャッタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!」






慌てふためく従業員Aこと私。





「やべぇやべぇやべぇやべぇ!!」 そして







「あのー、すいません本日は休業とさせていただいているんですが・・。」



あの瞬間だけ私はオーナーでした。気分で閉店させました。




「あらそう、残念ね」と信じてくれたおばあさん有難う(涙)







そしてどうしようもなくなりバックルームへ行きサポートセンター(SC)へ電話



自分「あ、あの電源落としちゃって・・・データとか平気ですか?」

SC「あ、それならXXに電源スイッチありますんでそれ押してください」

自分「わ・・わかりました!」



と、「ブレーカー落としてもコンビニは営業続けれるかどうか」という難題に見事答えを
出しました。





答えは 「客さえ来なけりゃ」




ということ。中に客がいたらレジも打てねぇわ真っ暗だわで

・・・もう耐え切れず舌噛んで死んでましたね本当に あ、データは平気みたいです










PS そのあとセコムが来ました。  ぞろぞろと








「エピローグ」

日ごろからタバコ売るときにストローお付けしますか?とか、



深夜なのにめちゃめちゃ声張ってバイトの後輩にわざと


「深夜なめてんの?やる気ないなら出てけよ、面接を思い出せって!今のお前からはコンビニに対する熱い気持ちが伝わってこねぇよ!」


とレジ前で説教。客が大勢いた夜中3時にわざと言ったので笑いこらえるのに必死でした。




「本日立ち読みは22時までですので」と変な規則を作ったりなど

客のリアクションを楽しんでいた私にくだった天罰でした。




今は路線を変え、客にドッキリを先輩と一緒に仕掛けては深夜自給1000円もらってる毎日です





最高ですコンビニバイト(_≧Д≦)b☆


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