ラーメン爺
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掲載日 | 2005年3月12日 |
情報提供者 | 「Y路」さん |
今年の1月の下旬の事です。謎の客が来ました。 その推定年齢60代の男性のお客様、何やら奥のラーメンのコーナーの方から少し怒った様子で(元からそんな顔?)レジの方にやって来てこう言いました。 お客様「ラーメンどこや!ないんか!?」 僕「ラーメンは(奥の方を指して)そちらにありますよ。」 と、今そのお客様が来た方向にあるラーメンの位置を教えてあげました。 するとそのお客様、ラーメンコーナーに行くや否や、あらゆる種類のラーメンを乱暴にカゴに入れだしました。 そして、カゴいっぱいに入れられたラーメンを持って再びレジにやってきます。 そして僕がレジの台から溢れんばかりのラーメンをレジ打ちしていると、こんな事を言い出しました。 お客様「ハコにいれ!(やっぱりちょっと怒ってる)」 僕「・・・はい?」 お客様「だからハコにいれー言うとるやろ!」 どうやら袋ではなくダンボールに入れてほしいようです。 そしてようやく理解して相方がダンボールを取りに行ってる間、僕が残っているラーメンのレジ打ちをします。 すると、 お客様「ハコにいれ!(怒り気味で)」
そしてダンボール片手に戻ってきた相方がラーメンをダンボールに詰め出す。 その間にレジ打ちを済ませた僕は先に会計をしようと思い、 僕「すいません、じゃあ合計で3820円になります!」 と言うと・・ 無視!全く聞いてる様子無し! じゃあいいやと思い、相方がダンボールにラーメンを入れ終わるのを待ちます。 その間もちゃんとこれ(ダンボール)で全部入るのか等、色々言われ続けます。 そしてようやくラーメンが全部詰め込まれた箱の中身を見て、 お客様「まだ入るな!」 と言って、いきなりレジを離れてまたラーメンを取りに行きました。 そして持ってきたラーメンを箱に入れると、また、 お客様「まだ入りそうか!?」 と聞いてくるので、 僕「そうですね〜、あと2,3個なら入りますかね〜。」 と言うと、その人は再びラーメンの所に行って、ラーメンを5個持ってきました。
と、ようやくこれで終わりかと思った矢先に・・・ お客様「おい!これ送るから!(怒り気味)」 と、今度は宅急便の受付までするハメに。 そして僕が、 僕「元払いと着払いのどちらがよろしいですか?」 と聞くと、 お客様「はぁ!?(怒ってる?)」 と、元払いと着払いの意味を理解していない様子だったので、 僕「えっと・・代金はこちらでお支払いですか?それとも送られた先の方のお支払いですか?」 と、言い直しました。すると、 お客様「おぉ!こっちで払うに決まってるやろ!はよ出せ!」 と、おっしゃられたので元払いの伝票を渡しました。 そして住所を記入する所で、 お客様「ペン貸せや!(怒り気味)」 と、怒られてしまいました。 ポールペンは伝票と一緒に確実にお客様から見える所に置いたんですが、ここは何も言わず、そのボールペンを拾い、それを手渡しました。 そしてようやく住所を書くかと思いきや今度はこんな事を叫びます。 お客様「老眼鏡貸せ!(怒り気味)」
僕「すみません、老眼鏡はちょっと置いてないです。」 お客様「なに!?なんでないねん!!!(激怒)」 ・・・老眼鏡を客用に置いてるコンビニがどこにありますか? と言うわけにもいかずただただ謝るのみ。 くそ〜俺が店員じゃなければ、こいつが客じゃなければこんな奴・・・。 すると、カバンをごそごそして何かを取り出します。 取り出したものはなんと眼鏡ケース
そしてケースを開けて、 お客様「あれ?・・・あれ?」 中身が無いようです。 そして自分の上着のポケットやカバンを探しまくります。 その間約10分! 後ろに他のお客様も並び出します。 でもその人は眼鏡を探すだけならどこでも出来るのに一向にレジの前からどこうとしません。 仕方なく隣のレジで相方が一人で並んでいる客の相手をしていきます。 そして、10分探したにも関わらず眼鏡は出てきませんでした。 お客様「もうええわ!老眼鏡買うて来るわ!それ置いといて!」
僕は、近くにあるドンキホーテにでも買いに行くのかな〜とか思ってると、その人は2分後帰って来て、 お客様「あかんわ!隣に借りに行ったらそこでも無いって言いよんねん!!」
隣って・・TU○AYAですよね? TU○AYAはCDやビデオやDVDをレンタルしてくれる所です。 老眼鏡をレンタルしてくれるTUTAYAなんて聞いたことありません。 っていうかあんたさっき『買うて来る』って言っただろーが! このじじい・・・いい加減に・・・。 じじい「眼鏡無かったらぼやけて見えへんやんけ!どうすんねん!」 僕「じゃあ住所を言って頂けたら僕が書きますよ?」 じじい「そうか!住所ここに書いてんねん!」 と、手帳を取り出します。 すると、 じじい「あかんわ!ここに書いてる字もぼやけて見えへんわ!」(当たり前) 僕「そうですか。じゃあちょっとお借りして・・・。」 じじい「アホか!何言うとんねん!!!(激怒)」 へ・・・? 僕今何か変なこと言いましたっけ・・・? じじい「もうええわ!また明日来るわ!それ(ラーメン)置いといて!」 僕「そうですか。じゃあお名前の方教えてもらえますか?」 じじい「○○や!」 僕「え〜っと・・○○様っと。」 じじい「あほ!そんな汚い字ちゃうわ!貸してみぃ!自分で書く!!(激怒)」 すると、そのお客様は自分の名前を『殴り書き』のどう見ても僕より汚い字で自分の名前を書きました。 自分の字を綺麗だと思ったことはありませんが、どう見てもその人の書いた字は僕の書いたものよりも汚い字でした。 でももうそんなことにいちいち突っ込む気力も残っていません。 一秒でも早くこの人に帰ってもらいたい、ただその一心で接客をします。 僕「はい、じゃあ明日ですね。何時頃取りに来られますか?」 じじい「明日は無理や!来週の月曜の1日くらいに来るわ!」 聞き間違いじゃなければさっき明日来ると言ってましたが、来週の月曜日は31日ですが、もうそんなことお構いなしに話を続けます。 僕「はい、来週の月曜ですね。じゃあこれ、お預かりしときますね。」 そう言うとようやくそのお客様は帰ってくれました。 その人、帰る間際に じじい「それ、もう金払ってるからな!」 と、何度も念をおしていましたが、あなたみたいなめんどくさい客から2回も金取るような事しませんって。 ていうかまずその乱暴な言葉遣い直しやがれくそじじい。 その日はそのやり取りだけでもう一日分働いた気分でした。 相方は途中からはもう面白くて笑いを堪えるのに必死だったそうですが僕は意味不明、理解不能な言動は大嫌いで腹が立つだけなので凄く苦痛でした。 最後の方はきっと引きつった笑顔だったと思います。 何よりの救いは来週の月曜日のシフトに僕が入っていない事です。
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