商品スキャン
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掲載日 | 2009年3月15日 |
情報提供者 | AKILA |
コンビニで扱う商品のほとんどにはバーコードが付いている、あるいは準備されています。 そのバーコードをレジ据え付けのスキャナ(店員が手に持って商品をピッってやる機械というか部品というか…)で読み取ることを【スキャン】と言います。 ここでいきなりつまづく人は居ないと思いますが・・・。 スキャナの読み取り部(赤い光が出ている部分)にバーコード部分を接近させると情報を読み取り、商品名や商品の価格をレジが認識してくれます。 読み取りが成功したかどうかは、ピッっという音がするのですぐに分かりますが、新人のうちはレジの液晶パネルできちんと確認しておきましょう。 新人さんはスキャンが正常に行われたことに気付かず、そのままバーコードをスキャンし続け、同じ商品を2度読み取ってしまうことがよくあります。 確実にスキャンする(スキャナでバーコードを読み取ることをこう表現する)コツはバーコード部分がシワや折れのないようにしっかりと伸ばしておくことです。 特にパンなどのやわらかい袋に入った商品のバーコードは、意識してバーコードを伸ばした状態でスキャンしないと読み込んでくれません。 もうひとつのコツはスキャナをあまりバーコードに近づけすぎないことです。 時々スキャナをバーコードに密着させて読み込もうと必死こいてる店員がいますが、あれでは逆効果です。 バーコードとスキャナを密着させると読み取りは上手くいきません。 読み込むときはバーコードとスキャナの距離を2cm程度あけるようにしましょう。 このくらいの距離が一番読み込みやすいようです。 きれいなバーコードであれば、10cmくらい離れた状態でも読み込みは出来ます。 【 くっつけるよりも、ちょっと離す。】がコツです。 あまりにもバーコードが読み取れない場合、一つのスキャンに時間を掛けすぎるのも問題です。 バーコードをスキャンする以外にも、数字キーを入力して商品の金額をレジ打ちする方法もありますので、5秒や10秒かかってもスキャンが上手くいかない場合は金額を手打ちするのも一つの解決策です。 新人さんがよく戸惑うのは、商品のどこにバーコードが着いているか分からないというところでしょうか? 商品によってバーコードの位置は異なるので、これはもう数をこなして覚えるしかないのですが、商品の種類によって多少の傾向はあります。 袋菓子であれば裏面の下部に横印刷、缶やペットボトルなどの飲料類は側面に縦印刷、カップ麺ならフタ部分かカップの底部という具合に位置が大体決まっている物もあります。 ただ、ルール化されているわけでもありませんので、商品の中には変わった場所にバーコードが付いていることもあります。 結局のところ個別に覚えていくしかありません。 慣れれば初めて見た商品でもバーコードの位置を推測して、割と簡単に見つけられるようになります。 商品をスキャンしたらその商品の値段と数量を読み上げます。 店員自身が読み取りミスを防ぐためもありますが、お客様に対して「あなたが買ったのは○○○円の物が○個ですよ」と念を押す意味もあります。 面倒に感じるかもしれませんが、後々のトラブルを防ぐためにお客様にきちんと伝えましょう。 (まぁ、コレもケースバイケースです。レジに行列が出来てる時に悠長に読み上げたりしてるとお客様から罵声が飛んできますので、そういう時はスピードを優先するのもアリです。) 今ではハーゲンダッツのアイスクリームは広く認知されていますが、コンビニにハーゲンダッツのアイスが並ぶようになった頃、こんな事がありました。 お客様がカップアイスを5個持って、レジに来たので早速レジ打ちを開始。 AKILA「いらっしゃいませ」 ピッ! AKILA「100円が1点。」 ピッ! AKILA「100円が1点。」 当時カップアイスと言えば100円がほとんど。 高くても120円がせいぜいの時代です。 ピッ! AKILA「250円が3て…ん……!??」 お客様&AKILA「え゛え゛ぇ〜〜!!?」 私もお客様も2人して驚きの声をハモりつつ、目を丸くして液晶ディスプレイを凝視。 まさかカップアイス(しかもすごく小さいカップ)をスキャンして250円と表示されるとは…。 お客様「あ…、これ、別のと交換します。」 そりゃそうですよね。 価格の登録誤りかと思いましたが、後から見たら250円のPOPがちゃんと飾ってありました。 その後、店員側はさすがに驚くことはなくなりましたが、価格を聞いて驚きの声を上げる&慌てて商品を取り換えるお客様続出。 200〜300円の高級アイスが広く認知されている今となっては懐かしい思い出です。 上記の場合はアイス5点なので、例え読み上げをしていなくてもお客様は合計金額の異常にすぐ気付きますが、例えば5000円のお買い物をした場合はどうでしょう? お店で支払いをするときには気付かずに、「家に帰ってレシートを見てからその価格の高さに気付いてお店に返品の連絡」なんてことにもなりかねません。 読み上げをきちんとすることで、そういった余分なトラブルを防ぐ意味もあるんです。 |
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