商品の袋詰め
掲載日 2009年4月19日
情報提供者 AKILA
コンビニでは商品の袋詰めを店員が行います。
この袋詰めというのが結構やっかいでして…、店員の熟練度が思いっきり表れるスキルでもあります。
回数をこなすことで上達していきますが、新人さんが気を付けるべき点を私なりにまとめてみました。

袋詰めの原則
1.温かいものと冷たいものを同じ袋に入れない
アイスと暖めた弁当を同じ袋に入れる人はあまり居ないと思いますが、(実際にはそういう店員もたまに見かける)チョコレートやコールドドリンクと温かい商品を同じ袋に入れていませんか?
店員にはお客様がどのくらいの時間をかけて家に帰るのかわかりません。
1〜2分程度ならまだしも、10分かけて家に帰るとすればチョコレートと暖かい商品を同じ袋に入れるのは致命的です。
当然チョコレートはとけてしまいます。
お客様が「一緒に入れて」とご要望なら話は別ですが、そうでないのなら別々の袋に入れるべきです。
もしくは「一緒の袋にお入れして良いですか?」とお客様の了承を得るのが最低限のルールです。

2.重いものは袋の下側に、軽いものは袋の上側に入れる
重いものを袋の上側に入れると、袋を持ったときの安定感が無くなります。
また、重いものが袋の下に移動しようとするため、袋の中がぐちゃぐちゃになります。

3.固いものは袋の下側に、柔らかいものは袋の上側に入れる
柔らかいもの(パンやサンドイッチなど)を袋の下側に入れると当然つぶれてしまいます。
また、たまごなど割れ物は周囲に柔らかい物を配置するなどして保護しましょう。

この3つは基本中の基本です。
その他にも気をつけるべき点はたくさんありますが、それは後述します。
とりあえず最初はこの3つを頭に入れて袋詰めしてみてはどうでしょうか。


その他、新人さんがつまずきやすい点についてのアドバイスです。

新人さんへのアドバイス
◆袋と商品の大きさを関連付けて確認しておく
・お店で一番大きなお弁当
・2リッターサイズのペットボトル飲料
・売れ筋の雑誌(週刊誌やマンガ雑誌など)
・ポテトチップスなどの袋菓子
この4点がどの袋ならすんなり入って、どの袋だと入らないのかを知っておきましょう。

◆袋はちょっと大きめに
コンビニでは商品の量や大きさにあわせて、複数の大きさの袋が用意されています。
おそらく最初はどの大きさの袋を使えば良いかわからないでしょう。
実際に袋を選ぶとき、どれが適切な大きさか?と迷ったなら、とりあえず大きめの袋を選びましょう。

「大は小を兼ねる」です。

もし小さな袋を選んで袋詰めをした結果、袋に入りきらないということになれば、改めて大きな袋を取り出し、小さな袋から商品を移し替える(または大きな袋に入りきらなかった分を別の袋に入れる)手間がかかります。
最初から大きな袋を使っていれば、結果として袋が大きすぎたとしても、入れ替えたりする時間が発生しないため時間の節約になります。
小さい袋に入れようとして入りきらず、大きい袋に詰め直すくらいなら、多少ダブダブで不恰好になっても大きな袋に1回で入れきってしまう方が、お客様を待たせずにすみます。
慣れるにしたがって袋のサイズを適正な大きさにしていけば良いのです。

◆無理に一つの袋にまとめない
大きな袋一つに全ての商品を詰めるよりも、小さな袋二つに分けて袋詰めした方が商品が安定したり、きれいに袋詰め出来る場合があります。
無理に一つの袋にまとめず、二つの袋にわけることも頭に入れて袋を選択するようにしましょう。
※もちろんケースバイケースですので、無理にでも一つの袋にまとめた方が良い場合もあります。

品物の数が多い時(10個とか20個とか)は無理に大きな袋ひとつに入れようとせず、ワンサイズ小さい袋二つに分けて入れましょう。たとえ大きさが十分でも、品数が多いと袋の中で荷崩れを起こすこともあります。

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