スーさん
掲載日 1999年7月16日
情報提供者 「あろま」さん

ここ最近(半年近く)通ってくる客・・・。

何時に来ても酔っぱらっているその人の名はスーさん。

常に懐中電灯を携帯し、夏だろーと冬だろーと雪駄(せった)でご来店。

「ねいちゃん、ねいちゃん、俺さ、ちょっとそこの『Hまる』で飲んでくるから。ね。」

「うーん。気を付けていっといでー。」

「俺さ、今日こじぇに(小銭)しかもってないけど、飲んでくるから。」

「うんうん。きをつけてねー。」

「ところでよう、おいしい弁当何かねーかい。」

「あぁ、お弁当は9時過ぎないと入ってこないんだわぁ。」

「おっ、俺の好きなほら、あれ、ソーセージとイモ入ったやつ、

あれねーのかい。俺いつも買ってくじゃん。ないの?ほら、いつも俺買ってくやつ。」

おい、話を聞けよ!と思いつつ

「あぁ、売り切れですねー。(←やる気無し。)」

「あの、ソーセージはいったやつよねえの?」

「はい、品切れです。」

「えぇ〜??あの、ソーセージ3本くらいこう、並んでて、下に
イモ揚げたやつ。こう、コロコロっと入ったやつ、あるじゃんさ。
あれ、ねえの?」

「はい、今日は品切れです。(=_=#)」

「あれよ、あの、ちょっと灰色っぽいソーセージの入った・・」

私とスーさんの戦いは果てしなく続く・・・。

そして私のまわりには一人の店員も、客もいないのであった。


目次へ戻る □ □ 広 告 □ □