恋愛成就
掲載日 2001年8月12日
情報提供者 AKILA

コンビニのレジカウンターには、必ずといって良いほど置いてある募金箱。

純粋に善意で募金してくれる人もいれば、小銭が邪魔だからと入れていく人もいる。

さて、今回のお話はそんな募金箱のお話です。



その日、深夜のシフトに入っていたAKILAは、ちょっとだけ憂鬱でした。

仕事を始めた途端にちょっとしたトラブルがあり、まいっていたのです。

それはまた別の機会にお話するとして…。



やがて時計の針も進み、客足もまばらになった午前3時。



女性客ご来店。




そのお客様、商品をお買い上げになり、おつりの3円を募金箱に入れようとなさいました。

女性「ねー、ねー。これ、募金したらなんか良いことあると思う?」



お客様、それではお賽銭です(笑)。



募金とは見返りを期待して行うものではありません。




しかし、お客様のご冗談にも『乗って』さしあげるのが店員たるわたくしの勤め。

AKILA「んー。(^^; どーですかねぇ。 ちょっとはあるかもしれませんねぇ。」

女性「えー?何か無いの?」

AKILA「強いていうなら『心が豊かに』なります。」





我ながら寒いことを言ってしまいました。(笑)





一瞬、お客様も固まってしまわれました。当然かもしれません。

女性「恋愛はぁー? 告ったらうまくいくかなー?」

AKILA「さ、さぁ…。(^^;」

女性「うまくいくよね! ねっ!!」

AKILA「う…、ま、まぁ、ちょっと位はうまくいくかもしれませんね。」(根拠無いけど)


と、その瞬間、女性の雰囲気が一変。



女性「よーし! 言ったな!! うまくいくって言ったな!!

AKILA「え…? あ、…いや…。(・・;」



女性「絶対だな!! 
てめぇー、名前覚えたからな!! うまくいかなかったらぶっ殺すぞ!!


と、捨て台詞を残してお帰りになられました。(「ぶっ殺す」まで言うか?)


その「雷帝」並の見事な豹変ぶりに、わたくしはただ立ち尽くすのみ。まだまだ店員として未熟な自分を痛感いたしました。




いまさら言っても仕方ありませんが、あの女性に一言だけ言わせていただきます。 






もしあなたの意中の男性に『女性を見る目』があったなら…、











あなたの恋は絶対に実らないと思われます。


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