もしかして嘘かも。
掲載日 2002年11月2日
情報提供者 「たかたか」さん


それは雨が降っている日の出来事でした。

バックルームで清算業務をしていたとき、カウンターからの呼び出し音が鳴り、売り場に出ると




「お客様が今月の初めにビニール傘をお忘れになったそうなんですが…」と仲間の従業員が言った。

「どんな傘でしょうか?」と当のお客様に伺うと

「普通のビニール傘」との答え。




バックルームに戻り、落ち着いて考えると

あのお客様、もしかして傘が無くてうそついて入るのかも…

今月の初めって今日は月が変わったばかりの1日だし



なんか何日もお風呂に入っていないような・・・。

当店のバックルームには、お客様か従業員かはさだかではないが傘の忘れ物がたくさんあった。

まぁ、1本くらいあげてもいいか・・・


でも、こわれた傘ばかりでどうしようか手間取っていたら

手のあいた仲間の従業員が入ってきて

「忘れ物の連絡なんて無かったですよねぇ、あっ、これしかないんですがって言いましょうか?」

やっとこわれてなさそうな傘がみつかり、

お客様に聞いてみると

「あっ、それそれ!」

いかにも、うそっぽい。





結局傘をあげてしまったが

コンビニの忘れ物に傘があるだろうと思いつくしたたかさに感心してしまった。

コンビニには傘も売っているのに・・・

同じようなことが再び起こりませんようにと願ってしまった出来事でした。


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