ある春のお昼ピーク前の出来事でした。

私は郵便局の場所を聞かれ、店の外に出て、説明した後戻ってきて、待っていたお客様のレジを打ちました。

２０〜３０代の男性のお客様でした。

「ねぇちゃん、家、どこ？」

え？目が点になってしまいました。

誘惑をされても困ります。

「この辺じゃないんですよ。」

そんなプライベートなこと聞かないでくださいよ・・・。

「ねぇ、どこよ？」

あまりにもしつこいので、私も面倒くさくなり、

「○○です。」と最寄り駅を教えてしまった。

「じゃあ、○○区だよね？」

「はい。そうです。」

「じゃあさ、今度の選挙さ、○○党に入れてよ！！！」

私、コンビニ店員始めて、５年ほどになりますが、選挙活動をされたのは初めてでした。

さらに、全く興味のない党だった為、正直に答えてしまいました。

「ごめんなさい、ちょっと興味ないんで・・・」

「え？？そんなハッキリ言わないでよ。
　俺、落ち込んじゃうよ。
　午後の仕事、どうしたらいいのさ」

そんなことで影響されないでください・・・。

「そんな・・・。元気出してください。」

お客様：「じゃあさ、入れてね。」

私：「じゃ、考えておきます。」

お客様：「本当に考えてくれる？」

私「・・・。簡単に決めることではないので・・・。」

お客様：「そうだよな、うん、俺、ねぇちゃん好きだ！」

あまり、私を困らせないでください。

汗かいてしまいました。

でも、とりあえず、元気に帰られました。

そのお客様が帰られた後・・・。

「どしたの？たかたかさん。なんだか長い間なんか言われた挙句、ねぇちゃん好きだ！とか言われて。」と高校生の女の子バイトに言われました。

「はじめね、私のとこに来ようとしたの。そしたらね、ねぇちゃんじゃダメだ！って言ってさ、たかたかさん帰ってくるのを待ってたの。なるほどね、私未成年にしか見えないし。」

ちゃんと人を見ていたようです。

その後、お見かけしませんでしたが・・・。

ダメじゃん、選挙前にもう１度プッシュしに来なきゃ。（笑）