これは、夕方になるとほぼ必ずウチの店にやってくる、50がらみのオヤジの話。
日焼けなのか酒焼けなのか、いつも顔が赤くテカってるし、雰囲気も服装も
品がないし、到底『紳士』とは呼びがたい人種。
50がらみだと言うのに、どうやら無職。
ほとんど買い物もせず、無料配布の求人情報誌だけを “もらっていくよ〜。” と持って行くから。
(…職業安定所に行け!) ←店員の心の叫び、その1
でも、何故かいつも調子がいいし、1人で勝手にハイテンションなので、私も
店員と言う立場上、営業スマイルで適当に相手してたら…
(個人の立場だったら、絶対に無視するかも〔笑〕)
ある日いきなし、
“電話よこしてね”と、自分のケータイ番号を書いたメモをよこして来た!
…相手は十いくつも年下の、『 “勤務中=公の存在の” 店員』 なのである。
しかも 『お店のメインの顔』 とでも呼ぶべきレジカウンターで、堂々と! (キモいのだ!)
(アホか、お前は!?) と、メモは速攻でゴミ箱へ。
当然、丸めてポイっ!!
なのに、そのオヤジ、私から白い目で見られていることに全く気づかず、翌日
あたりになってまたしても、レジカウンターにいる私に向かって、
開口一番、
ねえ、指輪のサイズ、いくつ????
・・・・はあああああああ〜〜〜〜〜〜???????
50がらみでしかも無職、しかも、生理的にアウト寸前なオヤジ。
しかも、女性店員から愛想を向けられて、勝手に浮かれてやがんの。
素振りのカケラすら見せない若い(はて?)女性に、そんなオヤジが勝手に
浮かれて、『公共の場』で、いきなりプロポーズまがいの言動!!
(げげーっ。)
…その余りのアホさ加減と言うか、愚鈍さと言うか、恥の知らなさと言うか、
相手の感じる不快感すら省みない身勝手さに呆れ果てた私は、怒りを精一杯
抑えつつ、店員としての誇り?も必死に?保ちつつ、
“またぁ、ご冗談をー。”
と、軽く一蹴してやりました。
そしたらそのオヤジ、翌日以降、この世の終わりだと言わんばかりの(笑)すっげー
真っ暗〜い表情になって、一言も口をきかなくなりました。
(あ〜あ、助かった。 命拾いしたぁ!〔笑〕)←店員の心の叫び、その2
だって、誰がどう見ても、冗談だとしか判断の下しようがないもーん。
勝手に気を持って暴走したことを相手から軽く一蹴されて、これみよがしに
落ち込むって、一体どーよ。
…やってることがまるで小学生か中学生。
オッサン、一言、言ってもいいっすか???
小学生じゃあるまいし、
もっと大人になりましょうねぇ。
(恥ずかしー。)
(こんなんじゃ、永遠に、死ぬまで女性から相手にされないね。)
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