フェニキアの王の一人娘エウロパの美しさに、大神ゼウスは恋に落ちてしまいました。
ある日のことエウロパが野原で花を摘んでいると、純白の牡牛が近づいてきました。
おとなしそうな牡牛の美しさに、エウロパはつい気を許して背に乗ってしまいます。
すると牡牛は突然立ち上がり、駆け出しました。牡牛はゼウスの化身だったのです。
牡牛はエウロパをクレタ島まで連れていきました。
牡牛はエウロパに自分がゼウスであることを告白し、ここで暮らそうと持ちかけます。
エウロパはこのクレタ島でゼウスの子を3人産みました。
エウロパはその土地に初めてやってきた人間だというので、クレタ島をはじめ島から見える大
陸すべては、彼女にちなみヨーロッパと呼ばれるようになりました。
そしてゼウスが姿をかりた牡牛が空にあげられた姿が牡牛座です。 |