ガニュメデスは、体が金色に輝く、美しいトロイの王子でした。
神々の酒の酌をさせるものを探していたゼウスは鷲に姿を変え、ガニュメデスを空につかみあ
げ、オリンポスの山へさらってきました。
息子がいなくなって嘆き悲しむ両親の姿を見て、ゼウスは気の毒に思い、ヘルメスを使わし、
事の次第を告げさせ、両親が星座となった彼の姿を見ることでその悲しみを癒せるようにガニ
ュメデスの姿を星座にして空にあげてやったといわれます。
こうして、ゼウスにさらわれたとき持っていた水瓶と一緒に天にあげられたガニュメデスの姿
が水瓶座といわれます。 |