メカラウロコ 8

2001.1.8.(mon) 東京ドーム

                                 by えまま

活動休止・・・ その発表の後行われた「メカラウロコ 8」。
休止前の最後のライブとなった東京ドーム公演に行ってきました。

set list

1 ジュディ MC
2 サイキック9 16 バラ色の日々
MC 17 パール
3 STONE BUTTEREFLY MC
4 DEAR FEELING 18
5 TVのシンガー
6 I LOVE YOU BABY -EN1-
7 GIRLIE MC
8 天国旅行 19 メロメ
9 カナリヤ 20 真珠色の革命時代
〜Peal Light Of Revolution〜
10 ROCK STAR
11 SHOCK HARTS 21 悲しき ASIAN BOY
12 SWEET & SWEET
MC -EN2-
13 JAM 22 BRILLIANT WORLD
14 BURN 23 welcome to my doghouse
15 SUCK OF LIFE


before
前日の雪がチラホラ残る東京ドームに、
我らコス隊一行が到着したのは、お昼過ぎ。
玄関前ではDJブーンが衆目を集めていました。
「くそう!先を越されたか!」
と悔しがりつつも(笑)、ヨロコビ一緒に写真をとってもらう・・・。
もしもこの中にメンバーが入っていて、中から「バーカ」とか思われてたらどうしよう、とも思いつつ(笑)

開場は4:30―――。実際に入ったのはもう5:00も回ってから。
それまでの数時間、ドーム前でたくさんの人に会い、たくさんの人と写真を撮って・・・。
幸せでした。会ってくださった方々、本当にありがとう。
すでにこのとき、えままはこんなにたくさんの人と知り合えた縁と、
引き合わせてくれたTHE YELLOW MONKEYを想ってちょっとジーン、と来ていました。

そして身体は寒さでジーンと・・・。1月は冬で、冬はあんなに薄着をする季節じゃないんだということを、
26歳にして思い知りました。
(衣装についてはサイト内の写真を参照。えままはクリーム色のフリフリベスト。
まみやは紫のコート。まみやの衣装はあったかそうだけど本当は寒いんだぞー!!)
えままがあったかかったのは、人々と抱擁を交わしているあいだと、心優しい方に暖かいお飲み物を戴いたとき
(ほんとうにありがとう!おかげさまで死なずに済みました!)
それから、まみやにだっこしてもらってる間。
東京ドーム玄関前にて、生コントを目論み、えままを抱き上げてうろつくまみや。その後、だっこ父さんと化し、
色んな人を抱き上げていました(笑) よ!力持ち!


live
えまま、愚かにもトイレに行っていて、オープニングを逃す!

ジュディの途中で無事帰還・・・く、くやしいいいい!

悔しがることしきり・・・後悔先に立たず。曲はサイキック9へ。
そういえば、スプリングツアーが初披露だったんだなあ、あのときはこんな日が来ると思わなかったと・・・
でも、感傷に浸る間もなく、ライブははやくも熱を帯び始める!

「すこし遅くなったけど、happy new year!」と、ロビン。

MCでは、「東京ドームは時差が4.5秒あるからゆっくり喋る」んだ、と、
わざとゆーっくり喋って、ロビンは笑わせてくれる。
「メカラだからって、昔の曲ばっかり・・・やろうとして・・・ごめんなさい(笑) 
 そうすると『8』の曲が入らなくなってしまった(爆笑)
 だから、今回はやりたい曲、意味のある局だけやります」・・・と。

それにしても、ドームのロビンは凄かった。
金のスーツで、姿もめちゃめちゃ麗しかったんだけど、なんといっても・・・声。
あの音の悪い東京ドームで、声が揺れない・・・。
えままの場合、いい加減、THE YELLOW MONKEYに関しては欲目も入ってきてるかもしんないけど、
でも、これは確かに――――、ロビンの声はどんどん良くなってると思う。

休むことなく曲は続くけど、疲れさせない技量に感動しました。
もちろん、他のメンバーも。

「SWEET&SWEET」の後、ロビンは
ずっと一緒にやってきた仲間、プロモーターの一人が3月に亡くなったことを告げました。
彼は「JAM」が世に出ることを推してくれた人だったそうで、
とりわけ「JAM」の前奏で観客の歓声が沸きあがるところが好きだったそうです。
「この曲を彼に捧げたいと思います。みんなも協力してください」
と、「JAM」。

そのことを、ロビンは決してお涙頂戴的に言ったわけではありませんでした。
むしろ、MCではさっき笑わせた余韻をすこし残していて・・・。

でも、この日の「JAM」には紛れもない哀悼と、愛情・・・そんな感情が見えていて・・・。
涙が、ながれました。よくライブの最後にやるのとは違うJAMを聴いた気がします。
(もちろん、THE YELLOW MONKEYにとってJAMは特別な曲で、いつも感動をくれるのですが)

しんみりした空気を燃え上がらせるかのように、「BURN」。

そして、えままはここでくるとは思っていなかった「SUCK OF LIFE」。
「おおっと、ここで来なすったかあ!」と驚いてる間もなく、もちろんお目々はキラキラと(笑)

が。――――――が!
肝心のトコロでですね(笑)、ロビンちゃんがイキナリ話し始める。
「エマに絡みたいけど、おヒゲがあるからいやぁ〜っ!」と!!!!!!!
な、なんですって!?
そうなんです。この日もエマ姫はお髭のままでした。
お髭もね、かっこいいのよ。解ってるの。姫も男だしね?(←これってなんか変)
だけどロビンが「あたしヒゲの人きらぁーいっ!」って言うからには!!

だーから、ヒゲ剃っとけって言っただろ!
(裏猫住民の多くはそう思ったんじゃなかろうか)

そう言われるやいなや、エマはロビンに寄っていってキス。
ヒゲー!と思いながらも、そんなときのエマちゃんの笑顔にくらくら。
解ったよ。あんたは生粋の姫だよ。
ちゃんとテクも素晴らしくて、ヒゲでさえ可愛い36歳の姫なんて、この世にそうそういないよ。
と、えままの胸中つっこみまくり。いや、マジで珍しい人よ(笑)。

でも贅沢者ロビンちゃんはキスのあと「かゆいっ!」と・・・。
ねえ、剃って欲しいよねえ?ロビン。

メンバー紹介も、今回炸裂でした。
ドラム叩いてる英二のところに寄ってってスティックかたっぽ取り上げて、
代りにマイクを渡して英二がしゃべった!・・・が、流石に反響のきついドーム。
なにいってんのか全然わかりませんでした。
残念ながら今回は「エマちゃん恋人発言」は無く(だからヒゲ剃れ、エマ!←えまま心の叫び)
「兄貴!エアロスミスもやったドームです!」ヒーセには「ジーン・シモンズもやったドームです!」
―――ドームでライブ、を誰よりも噛み締めているのは
やっぱりTHE YELLOW MONKEYなんだろうね。

いや、面白かったのはミック(キーボードの三国さん)の紹介。
「おじいちゃん!どこいっちゃったのかと思ったわよ!勝手に散歩行っちゃだめでしょ!」
とロビン。どこまでミックをじいちゃんにする気なのか(笑)
名前を呼んでミックがソロを弾きかけたときに、ロビンったら
「まだ紹介してねーよ、バーカ!」と。
そして会場を乗せて5万人ぶんの「バーカ」がミックに降り注ぐ・・・。
まみやはミックが気の毒で「バーカ」は言わなかったらしい。
えままは素直にロビンのいうことを訊いてしまいました。ごめんね、ミック(笑)
「老体に鞭打ってたくさんツアーやってごめんね。ゆっくりやすんでね。
次紹介するときはベレー帽でね!」だって。
・・・それは、ちょっと期待したい(笑)

そして怒涛のSUCKを終え、
さすがにちょっとしんみりしたMC。
「これから21世紀だっていうのに休んでどうするんだって感じなんだけど・・・。
 いつか帰ってくるまでみなさんも悔いのない21世紀を過ごしてください。
 できるさ、できるさ。イエローモンキーのファンだもの」
・・・泣きました。 すごく。
「また一緒に歌ってくれますか」と、「バラ色の日々」
最後の「I want power〜」のところを、ロビンはすべて「I want a future」と歌いました。

「パール」も、「バラ色〜」の流れでなんか痛かった・・・。

そして、本編ラストは「ライブでどうしてもやりたかった曲です」と、「峠」。
なんかね、これはえままの感想っていうか・・・解釈でしかないんだけど
アルバムで「峠」を聞いたときは煮詰まってる中で出た答えを宣言してるみたいに感じたんだけど、
ドームでの「峠」はあまりに4人が辿ってきた道が安楽でなく、これからの道も簡単でないことを感じた。

ちょっと逸れるけど、休止が決まってからのインタビューとか、
ロビンかなり赤裸々に置かれている状況の厳しさを語ってたから、
実際、「休止って言って本当に帰ってくる気あんのかな・・・」って不安になってたんだけど、
なんだろう・・・その辺のインタビューとか重ねて「峠」を聴いてたら、
彼らにとっての『THE YELLOW MONKEY』が如何に大切なものなのか・・・
それは、ファンが大切に思っているよりも勿論更に強く、思っていることを感じました。

決して、冷めてしまっての休止じゃない。
きっと帰ってきてくれる、と。
でもやっぱり「バラ色〜」から「峠」の3曲はすごく重くて心臓に直接きました。

本編終了後、アンコールの歓声のなか、えままみや言葉もなし。
手も叩けなかった・・・殆ど。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、しんみりなってしまうかと思いきや・・・・。
スポットライトがスタンド前通路を照らした? あれ?
な、なんと!アンコールはえままみやの居たスタンド席のすぐ前からメンバー登場!
えままみやは1階6列目だったから、ほんとにもう、すぐそこだったの!
今回は席が遠かったから殆ど何の期待もしてなかったのに、こんなラッキーなことがあるなんて!
はっきり顔が見える!きゃー!
そしてゆっくり前に進んでいった4人は、客席中ほどの特設ステージで
(ロビンも言ってたけどまるでイカダのような小さいやつね)
「8」ではロビンのソロだった「メロメ」をバンドでやってくれました。
嬉しい・・・まさか聴けると思ってなかったし。

そして「メロメ」の最後、ストリングスのとこ長いなー、と思ってたら
メインステージには、あのメカラウロコ楽団が!
そしてメインステージに戻って「真珠色の革命時代〜pearl light revorution〜」。

そしてイエローモンキーの代名詞
「悲しきASIAN BOY」

前回のFC限定のとき、1万人という人間の統一のとれた動きに感動したものでしたが、
今年のメカラ・・・。
5万人の動き。本当に感動するほど綺麗でした。
日本的なノリなんだってのは解るけど、「イエッサー!」のトコにしてもサビのワイパーも
みんなの仕草のひとつひとつがすごく心こもってるように感じました。

メンバー再び退場。客電はまだつかず。
再度アンコールの拍手が。
こんどはスタンド席でウェーブ発生。楽しかった〜♪ ウェーブ好きv


メインステージに再登場。切ない「BRILLIANT WORLD」。
そして最後のMCでは
「後楽園ということで、『わたしたち、普通の野良犬に戻ります』
 そして『THE YELLOW MONKEYは永遠に不滅です』」
と名言を残し、ラスト、「welcome to my doghouse」。

もっと、もっとって終わりをこれほど惜しんだライブは無かったです。
でも、きっと帰ってきてくれるよね。
大好きだから、苦しい想いばかりで大切なTHE YELLOW MONKEYを満たしたくない。
それはファンも同じだよ。

だから、充電は存分にしてください。
そして(できたら、できるだけ早めに(笑))帰ってきて、また素晴らしいステージを見せてね。
ロビン・エマ・ヒーセ・アニー、大好きだよ。
ずっと待ってるから。きっと、きっと帰ってきてね。


after
今回は翌日が仕事だったので、ライブ後は誰にもお会いする間もなく、えままみやは夜行で帰りました。
東京駅付近のコンビニでビールと寿司と酒買って、打ち上げは二人でささやかに(ささやかすぎ)。
そして朝地元に着いて、そのまま仕事に行った強行軍。
いえっさ!これも黄愛です。

special thanks


今回の同行者であるところの
emmanateのtohkoさん jack in the boxのJACKさん ORANGE BLOSSOMのみかんさん
前日からご一緒させていただいき、宿まで提供してくださった、裏猫常連やがさん、
お名前を載せることの承諾を確認していませんので、
ひとりひとりのお名前を載せることはいたしませんが、
会っていただいたたくさんの方々、本当にありがとうございました。
THE YELLOW MONKEYは、暫く活動休止ということになってしまいましたが、
皆さま、これからも末永く宜しくお願い致します。


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