雨の日



あの雨の日。
出会った俺たちは。

今日、喧嘩の名残の嵐のような部屋で、
窓の外の雨を眺めながら身体を重ねる。


思い出話をしようか。
あの時、俺は寒かったよ。

変かな。
変じゃないでしょ。
エマも・・・うん、寒そうに見えたよ。


どうしたの?疲れちゃった?
はは、昨夜、よく眠れなかったでしょ。
いいよ。
もっとこっちにおいで。


こんな日は、どこにも出かけずに、思い出話をしよう。



end



謎です。謎の作品です。これを書いた現在、きっと書いた当事者の私と、まみやしか、きっとこの話の意味は判らないと思います。
なぜなら、これは今度アップする『In The Rainy Day』というお話のプロローグだからです。
キリリクの短編なんだけど、どこが短編かと思うほど、例によって長いです。書いた本人、結構気に入っています。もうちょっと待っててな。

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