週末の過ごし方 |
あ、どうも、廣瀬洋一です。今日はひとつよろしくお願いします。 早速ですが、質問? どうぞどうぞ。何でも答えちゃうからね、オイラ。 「週末はどのように過ごしますか?」 週末・・・週末なぁ。 俺ら、土日が休みってわけじゃないからなぁ。むしろツアー中とかだと、土日のが却って忙しいからね。仕事ですね、基本的に。 じゃあ、休みの日って? 俺はアレだ。買い物。なんかね、じっとしてらんねぇっつーか、篭ってる気になんないのね。 メンバーとは?いや、会わないっすね。わざわざ会いはしないっつーか。 あ、でもこの前、偶然会いましたよ。 可笑しいんだよ。順番に会ったの。兄弟と。 俺が横断歩道渡ろうと思ってさ、信号待ちしてたの。次はあっちの古着屋だー、って、俺もセカセカしてたんだけど、隣にね、なんかもっとソワソワしてるヤツがいるのね。 貧乏ゆすりなんかしちゃって。なんだこいつ?って思って隣見たら、アニーなんだよ。見たことあるやつだなぁって思ったらさ、見たことあるに決まってるっつーの。ははは。 あいつはねぇ、朝からパソコンが起動しないんだとかなんとか言って、すごい荷物抱えてんだよ。見てもらうんだっつって。いつも持ってるノートとは違うらしくてさ。だったらおめぇ、車で動きゃいいじゃんっつったらさ、なんか朝から車もねぇんだっつーのよ。そんで荷物が重いから苛々してたらしいんだけどね。 まぁ、アニーも忙しそうだからよ、俺はそのまま別れてさ、古着屋行ったんだよ。 そんで、どうだっただろ・・・一時間くらいかな。買い物してさ、車に荷物置きに行こうと思って、駐車場に行ったのね。 そしたらさ、なんと、俺の車の隣に、アニーの車が停まってんのよ。びっくりしたね。アニー車がねぇっつってたからさ、まさか盗難に遭ったのかと思って。そんで「ここにあるぞ」って電話してやろうと思ったんだけどさ、もし間違いだったら悪いじゃん?でも中見たら判るからさ、俺、覗き込んだのね、車を。 びっくりしたよ。 だって、運転席のシート倒して、エマが寝てんだもん。慌てて窓叩いて起こしたよ。 エマちゃんさ、すっげぇ眠そうで、普段からぽわーっとしてんのに、なんで俺がここにいるかとかも驚かないくらい寝ぼけててさ。 「エマ、なんでアニーの車に乗ってんだよ」 って訊いたら、 「俺のメンテに出してて、でも約束してたから出かけなきゃいけなかったから。そしたら、あったし」 だって。 あったし、って、そりゃあるよ。俺もう、爆笑しちゃってさ。 そんで、なんで寝てんのかも訊いたんだよ。 「昨夜、あんまり寝てないんだよね。インターネットやってて。調べたいことあったから見てたんだけど、なんか途中で脱線しちゃってね。えっちサイト見ちゃったら、なんかヘンなとこ押したみたいで、動かなくなってさ。スイッチ切ったら、そのまま今度はつかなくなったの。変だよねぇ」 だって。 おいおい、パソコン壊したのも犯人オメェかよって。笑っちゃうでしょ? それだったら出かける前に、一言アニーに言ってやれって説教しちったよ。 うん?そうしたらって? はは、流石に凹んでた。どうやらロビンにも朝イチからそれ言われてたんだってさ。ああ、うん。約束してたのはロビンだったらしいんだけど、あん時は用事で別行動してたらしくて。そんでロビンが帰ってくるまで寝てたんだって。 で、まぁ、心配することもなくなったし、俺はそのまま買い物に戻ったんだけど、可笑しいのがさ。 俺、てっきりロビンも説教したっつーし、エマも凹んでたから、アニーには車のこと連絡したと思い込んで、電話とかもしなかったのよ。 そうしたら、なんとエマちゃんってば、そのまま連絡してなかったらしくて。後で聞いたら携帯も持ってきてなかったんだって。しかも帰らなかったらしくて。 いや、アニーもアニーでさ、どうせエマの仕業だろうとは思ってたらしいんだけど、帰ってこないもんだから心配して、その日の夜中に 「ヒーセ、兄貴知らない?」 って電話かかってきたんだよ。 いや、流石に次の日、怒ってたね。アニーのヤツ、全然休めてねぇよな。オフだっつーのに。 じゃあ、次の質問・・・ え?もう時間がいっぱい? ははは、喋りすぎたな。 じゃあ、今日のインタビューは『あるオフの日の菊地家の怪』ってことで。よろしく。 じゃあな。 end |
ある意味、どんなエロ書いてるより、エマが知ったら怒りそうな創作でした。 もし見つけてたら、ごめんね、お兄ちゃん。悪気は無いの。愛すべきキャラって感じを打ち出しただけ(笑) あ、これ、珍しくカップリングじゃないね。(ロビエマ前提ではあるが) |