☆☆「ごみを拾う犬 もも子」の本 ☆☆

★ 2006年(平成18年)8月 「ごみを拾う犬 もも子」の本がハート出版より発行され、多くの方々に愛読されております。


目次
 
 もも子との出会い
 散歩コース
 ごみを拾う青年と出会う
 もも子、ごみを拾う
 黒いビニール袋
 もも子の活躍
 虐待された子猫
 もも子、ケガをする
 もも子、新聞に投稿する
 もも子、マスコミで話題になる
 もも子の失敗
 ごみポイ捨て禁止条例制定される
 もも子、少女の心を癒す
 子供たちとのふれ合い
 少年たちとのふれ合い
 お年寄りたちとのふれ合い
 もも子ポスターになる


本を書くきっかけ

  2005年(平成17年)の暮れ、新聞を見ていたところ、ハート出版が原稿を募集しているという記事が目にとまりました。

 「わんマン賞」募集で、テーマは、子供たちに伝えたい犬の話で、事実に基づいた童話とありました。

 その時は、「もも子」のことを書いてみたいという思いが少しはあったのでしょう、記事を切り抜いておきました。しかし、何かと忙しく、その事は忘れておりました。

 年が明け2006年(平成18年)の正月が過ぎた頃から、もも子の体力の衰えが目立つようになりました。それでも、ごみを見つけると、少しヨタヨタしながらもごみを拾ってくるのでした。また、川を流れてくるゴミを見つけると、「拾わなければ」と思うのか、その流れてくるゴミを「ジィッ」と目で追うのでした。

  これほど、健気に頑張るもも子の姿を見て「何とかもも子のことを書き残したい」という強い気持ちが湧いてきたのでした。

 それと、「子育てごっこ」で直木賞を受賞した故三好京三先生(2007年5月没)の言葉をふと思い出したのでした。

 ある時、北上川に関するイベントがあり、懇親会の席上、たまたま先生の隣に座らせて頂く機会があり、なんのきっかけか、愛犬の話になりました。

 三好先生も大の愛犬家であり、犬の話題で大いに盛り上がりました。
 私の犬にまつわる様々な話を聞いていた三好先生は、「色々なエピソードがありますね、是非、ものにしなさい」と言われたのでした。
 
  その時は、別にどうとも思わなかったのですが、「ものにしなさい」というのは、書いてみなさいという意味だ気づき、勇気づけられた気持ちになり、「ごみを拾う犬、もも子」という題で原稿を書き上げ、1月末締め切りぎりぎりに提出したのでした。

 そして、3月中旬に出版会社から電話があり、大賞に選ばれ、8月には単行本として全国発売されるとの連絡を受けたのでした。

 驚いた私はそばで寝そべっていたもも子に、「もも子の事を書いた本が出版されるよ」と教えたのでした。その頃、もも子はもう耳が聞こえなくなっていましたが、私の嬉しそうな表情から、何か良いことが起きたと思ったのでしょう、シッポを振って喜んでくれたのでした。

 そして、「本が発売される8月までは元気で頑張ろうね」と言ってもも子を抱きしめたのでした。

 もも子は、本が発売されたのを見届けたかのように、11月12日に亡くなったのでした。



読者のコメント

■大変感動いたしました(長野県 主婦 71才)
大変感動いたしました。表紙の写真が可愛いので、飾って時たま声をかけております。有り難うございました。


■私の町にも「もも子」がいてくれたら(奈良県 小学生 女子 10才)
私は「アンビリーバボー」でこの話を知った。それで、おかあさんに本を買ってもらった。最後はかわいそうですけれども、この一匹の犬「もも子」がごみだらけだった町をすくってくれた。私の町にも、「もも子」がいてくれたら。


■ かんどうしました(千葉県 小学生 女子 8才)
かんどうしました。(ちょっとなきそうでした)主人公の「もも子」のご主人に、一回あってみたいです。川のごみをひろうなんて考えられません。もも子さん、さいこう!!


■ もも子ちゃんに謝意を表します(大阪府 主婦 45才)
ごみを拾うもも子ちゃんには、感謝と謝罪という二つの意味で、人間として謝意を表します。自然に帰せないゴミを出すのは人間だけなのに、そのうえそのゴミをちゃんと捨てないなんて・・・それを、ゴミなんて作らない犬に拾ってもらうなんて、本当に恥ずかしいです。修行を積み、優しい心で行いをされるお坊様といつも一緒なので「門前の小僧」になったのかな。私も子供の手前、ちゃんとした大人であらねばと、思いました。


■ 生命の重さ尊さを家族で考えた(岩手県 絵画講師 女性 53才)
紫波町更生保護の会で、講師としていらした中野様のお話に感動し、購入しました。帰宅後、高2、中3の子供達と共に、一気に読みました。「生命」が軽んじられ、様々な悲しい事件、事故が毎日報道される中、改めて生命の重さ、尊さを家族で考え、話し合うことができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


■ 最初から最後まで恐縮しっぱなし(山梨県 会社員 男性 39才)
最初から最後まで恐縮しっぱなしでよんだ。対象は小学生向きだが、内容は、本当は社会人が胸に留めておくべきものだと思った。感動しただけでなく、生物学的には上等に定められている人間が、犬の貢献にお世話になっているので、情けない気持ちも同時に起きた。ちょっと自立出来ない親が、子供に悟されるのにも似た・・


■ 我が事のようにうれしい(岩手県 農業 女性 48才)
家族全員で読ませていただきました。我が家の菩提寺でもあるので、我が事のようにうれしいし(本になった事)、住職さんの人柄と、もも子ちゃんのことを、ますます知ることができてよかったです。もも子ちゃんのご冥福をお祈り致します。


■もも子のようになれたらな(大分県 男性)
これから私も、小犬のゴールデン(オス)をかいます。今は、妻の実家に毎週行った時は、長湯ダム(大分)の周りを、ゴミ拾いしています。そこの老犬(スヌーピーのような洋犬)は、何もしませんが、なぜか、自分とだぶって「ムー」(小犬)も、もも子のようになれたらと思います。


■ 知らなかった私(岩手県 主婦 84才)
標記の本の発売されたことも、何度もテレビで放映されたことも知らなかった。私は新聞の購入もせず、テレビも殆ど見ていませんので、私の在住している近くに、この様な「ゴミを拾う」感心な犬がいるとは・・・。活字も大きく、とても読みやすく又、本の表紙の写真のもも子ちゃん(幼犬のころ)の何と可愛いいこと。一気に読み終えました。こんな素晴らしい本を入手出来て、感謝の念で一杯です。ありがとうございます。


■ 心配りのいきとどいたとてもいい本です(岩手県 男性 70才)
心配りのいきとどいたとてもいい本です。動物(もも子)と人間(住職さん)の心の交流がとてもよく伝わってきます。小、中学生にぜひとも読ませたいですね。


■ 犬や動物から教えられる(長崎県 主婦 25才)
岩手に住んでいることを、もも子のおかげで誇りに思えました。人が、犬や動物から教えられることもあるんですよね。25才で、小学生が読む本を読むのは、恥ずかしいと思いましたが、読んで良かったです。


■ 愛くるしい表紙で思わず購入(埼玉県 自営業 女性 55才)
愛くるしい表紙で、思わず購入しました。小さい子でもわかりやすく、感動しました。我が家でもゴールデンを飼っていますが、もも子ちゃんに少しでも近づけばよいのですが。


■ 表紙のかわいい子犬をみて(東京都 公務員 女性 39才)
猫好きな私ですが、表紙のかわいい子犬をみて、心が少しやさしくなれる様な気がしました。内容も読みやすかったと思います。


■ 孫にこの感動的な犬の本を是非読ませたく(神奈川県 女性 70才)
小学4年生の孫が居りますので、この感動的な犬(ゴールデンリトリバー)の本を是非読ませたくて取り寄せました。上の孫が小児ぜんそく(中1)ですので、好きでも動物が飼えないので、せめてこういうたぐいの本を是非読ませたく存じます。


■みなさんに読んでもらいたい(岩手県 女性32才)
小学生向けの本ですが、大人でも楽しめる本です。何より、犬のもも子ちゃんが可愛い。癒されます。犬の好きな方にはもちろんですが、そうでない方でも、読んでみてください。命の尊さや環境問題など考えさせられます。このような良い本は、沢山の子供達、そして大人に読んでもらいたいなあと思います。


■も子ちゃんと飼い主の絆に感動(東京都 女性45才)
十三年間も頑張ったもも子ちゃん、ご苦労様でした。私も犬の散歩の時、ついでにごみを拾ったことがありましたが、思った以上に時間はかかるし、歩く距離も多くなり大変でした。それを毎日毎日続けたもも子ちゃんと和尚さんに敬意を表します。和尚さんのもも子ちゃんへの感謝ともも子ちゃんの和尚さんへの信頼が続いたのだと思いました。いろいろなエピソードも、チョットおかしかったり、悲しかったり、考えさせられたりと、是非、皆さんも一度読んでみて下さい。


■素晴らしい本です(岩手県 男性50才)
グランプリ作品が書籍かされました。本書は岩手県在住の元地方公務員で現在僧職にある中野さんの作品です。この作品は飼い犬が環境問題の解決に貢献するという意味でトピック的にもタイムリーです。しかもすでにTVで何度かとりあげられていたという犬のもも子が主人公です。人の役に立つセラピー犬として活躍するだけでなく、ゴミまで拾うという賢くて人に感動を与える奇跡の犬です。
活字が大きく、読みやすいですし、総ルビで、子どものみならず誰が読んでもいい、すばらしい本に出来上がりました。よかったです。


■感動の輪が広がると思います(山梨県 男性54才)
小学校教員ですが、この本に感激・感動しました。子供たちや親たちにも是非この本を読んで欲しいと強く思いました。「環境」「命」「教育」など、様々なことを考えさせられ、教えられました。他の先生にも勧めたところ、早速、授業でも取り入れたとのことでした。もも子のつぶらな瞳に全てが込められています。この本は多くの方々に感動を与え、その輪が広がっていくと思います。


■たとえ、終わりがなくても保護活動を続けます
     (埼玉県北葛飾郡 動物の幸せを結ぶ会ネットワーク 
                                加藤 緑)           
 大変ご無沙汰しております。
 いつぞやは大変お世話になりました。
 この度はハート出版より本を出版されましたこと、心よりお祝い申し上げます。
 ももちゃんの素晴らしいお話の本をさっそく近くの小中学校に贈呈させていただきます。
 中野様が私を覚えていて下さいましたこと、嬉しくて嬉しくて思わず涙しました。
 また、あとがきに私の様な者をオウムのお話のたとえを使って書いて下さり、もったいないお言葉をいただきました。
 オウムが火を消せないことや、私の保護活動の終わりがないことと同じく、観音様になることは、どんなに頑張っても無理と承知しておりますが、終わりがなくても続けて行くことが大事なことと教えていただきました。私のこれからの励みとなり感謝しております。
 この機会に初心に戻り、一からもっと深く、広く、大きな志を持って精進して参りますことをお約束いたします。 ありがとうございました。



  2007年6月21日 フジテレビ系 「奇跡体験!! アンビリバボー
 

         もも子が起こした奇跡の物語


                
アンビリバボー!の内容


                         トップページヘ戻る

     
Copyright(C) Banryuuji All Rights Reserved.