珈琲の基本的ミニ知識

1.珈琲豆とは
コーヒーが主に栽培されるのは赤道をはさんで南北25度内の熱帯、亜熱帯地域です。コーヒーの木はアカネ科に属する多年生の植物です。アカネ科コーヒー属は、主にアラビカ種、リベリカ種、ロブスタ種の三大原種に大別されます。実際は、アラビカ種が全体の70%から80%を占めています。残りは、ロブスタ種で、リベリカ種はほとんど生産されていません。細かく言うと色々詳細があるのですが、農業化学をするわけではないのでごく一般的に説明いたします。

                            

2.生豆とは
コーヒーは、パーチメントの状態で収穫されます。コーヒーの木の花はジャスミンに似た香りを放ち、色は白い花を咲かせます。主に赤く熟したレッドチェリーと呼ばれる完熟した実を手で摘み取るか機械で摘み取るかの方法がとられます。その後で水洗式、非水洗式という二種類の精製方法で果肉を除去してその種子を取り出します。これが珈琲豆です。



3.珈琲豆の分類
主にスクリーンによる分類と、産地高度による分類に分かれます。カップテイストによる分類もなされますが・・・・(プレミアムコーヒーに多い)
この他に最近はスペシャリテイコーヒーがあります。ビーンズで使用しているコーヒーは、ほとんどがスペシャリティコーヒーです。スペシャルティコーヒーはその特徴的なフレーバー、ティストで評価され判断されます。そのためにカッピングが重要になってきます。スクリーンや産地高度で判断されません、どのように作られたかが重要になります。また、環境などにも配慮したりして自然環境を壊さないように生態系に影響を及ぼさないように有機的に作られます。特別無農薬の認定は受けていませんが、化学肥料は使わずに有機農法で作られています。どこの誰がどのようにして作っているのかトレサビリティが大切になってきます。

    

4.珈琲豆の産地
主にブラジル、コロンビア、キューバ、ジャマイカ、ドミニカ、タンザニア、イエメン、ペルー、エチオピア、インド、メキシコ、インドネシア、アメリカ、グァテマラ、ケニアなどです。(他にもありますけど・・・・とりあえず(^^ゞ)



↑ 写真はパナマの農園です。


5.焙煎度
主にライト、シナモン、ミディアム、ハイ、シティ、フルシティ、フレンチ、イタリアンに分かれます。実際はミディアム以上で、その珈琲豆に合った焙煎が行われます。其の他にはコーヒーの抽出方法によっても、焙煎度合いを調整します。普通はミディアム〜フルシィティ程度が適当な範囲です。ビーンズでは中深煎りがほとんどを占めるようになりましたが、決して苦くはありませんし、切れの良い酸味(アシディティ)を感じることが出来ると思います。特に焙煎度合いにこだわる必要はありません。いかにしてそのコーヒー豆のキャラクターを引き出すかが大切になってきています。一般的に良いコーヒーほど比較的に豆が硬くしまっています。


6.珈琲を挽く
主に細挽き、中挽き、粗挽きに分かれますが、珈琲の抽出方法によつて挽き方を変えます。器具別には、
細挽き・・・・・イブリック、エスプレッソ、ウォータードリップ
中挽き・・・・・ペーパードリップ、ネルドリップ、サイフォン、コーヒーメーカー、
粗挽き・・・・・パーコレーター、コーヒーメーカー、カフェプレス。
となります。あくまでも基準ですので自分の好みに応じて挽くのもよいとおもわれます。エスプレッソ以外は中挽きかやや細か目がが無難です。


7.珈琲の淹れ方
一番ポピュラーなのはペーパードリップで入れる方法です。ネルドリップもより美味しく入れられる方法なのですが、手入れと管理を気をつけないといけませんので、それさえ出来れば淹れ方のひとつの方法です。ただ、コーヒーオイルが吸収されるのでコーヒーの持っているキャラクターは表現しづらいです。サイフォンも器具の手入れが大変ですが、上手に入れると美味しく珈琲が出せます。(雰囲気はありますね)エスプレッソに関してはエスプレッソマシンで淹れるのが(マシンの能力と性能と入れる方の技量によって大きく左右されます。バリスタなんていう職業もありますから)もっとも美味しいのですが、簡単な直台式のものもあります(クレマを出すことはできません)。他には、ウォータードリップ、パーコレーター、イブリック、カフェプレスなどがあります。
ビーンズのコーヒーは、カフェプレスで淹れたほうがよりコーヒー豆のキャラクターが表現されていいと思いますが・・・お客様のお好みの方法でもかまいませんし自由に淹れてみてください。


素材がいいと抽出方法を選びません、気になさらずに簡単に淹れて下さい。コーヒーメーカーでも美味しいのがビーンズのコーヒーです。
また、こだわって淹れるのもいいと思います。