電書で読む【Book★Walker】¥1,000
  belneマンガの仕事40年目記念に展覧会図録を兼ねた本を作りました
コミティアスペースき05bで即売会では初頒布です。
40th掲載作品とちょっぴり作品語り…
1976 青春白書

デビュー作

編集さんにライフワーク系のネームを持ち込み続けて、こんな
馬面のキャラ誰にも好かれないからダメと言われて、持ち込んだ
ウエルメイド失恋もの。
今から見ると自分の好きなものをこれでもかと散りばめてある。

星の王子様然り 英語の先生然り

 

1981十三弦の恋詩

友達がお琴を習っていたので、お琴の写真を撮らせて貰って描いたマンガ。
因みにこの頃マッケンローにハマっていた。

このマンガの担当さんも私の馬面のキャラが嫌いだった。
この担当さんが指導してくれて芽が出なかったとは。
今から考えると自分の根性の甘さが省みられる痛恨である。
そして「君は少女マンガは向いていないよ」というはなむけの言葉を頂いて
しばらく休業したので御座る。

ひとでなしの戀人

JUNEで緻密なショートを幾つか描いた後、持ち込んだ読み切り
上の作品と殆ど同時に企画進行していたような気がします。
多分、締め切りとか無くて、渡して、空きの出た号に載っけて貰った。

JUNEで、依頼で描いたことは無くて、連載的に描いていたものも
毎号が最終回だと思って下さいと言われていました。
単行本化もなくて、一番JUNEらしい作品集はこのタイトルで
JICC(宝島)から出たのでした。

五十嵐正男について

そのジュネ誌も岐路に立っていた1991年頃描いたもの。
これは、自分というマンガ描きはまだ、JUNEをまた
JUNEで描くことが出来るかどうかを賭けた一作だった。
編集さんにこれを却下されたらJUNEに持ち込むのを
止めようと思っていました。打ち合わせの遡上に
のせてくれた編集さんに感謝。
そしてJUNE誌から単行本がいよいよ出るよとなったとき
殆どの作品は既に他所から出ていて、この作品と数作以外は
書き下ろしと、他誌からの転載というなんだか不思議なことに

単行本bed amazon

神託の乙女

悪い友人2人にそそのかされて、メジャー誌少女マンガに
再デビューしてしまった頃の作品。
この辺りを担当してくれた編集さんとは今も仲良し。

アルカディアの剣

ギリシアシリーズ、単行本がふるわなかったらしく(といってもけっこうな
部数を刷って頂いておりましたあの頃は)その後は歴史ロマン誌に移動。
でも、その後もちょこちょこと描かせて貰った16Pのお話は気に入っております。

角川さんで最後に描いたのは金太郎の話だったなあ。
少年の鬼と金太郎の話…。実在の人物だったから歴史ロマンに載せて貰えた。
割合とASUKAさんと縁が切れかけてた後も、変則的いに
ラブロマンス一つ描かせて貰ったのでした。

JUNGLE

2010年に描いた異端文書シリーズの一作。
異端文書はネムキで連載させて頂いた超長期連載ショート
8Pを15年90作描きました。
今も、叱咤してくれる佳い編集さんに恵まれ、精進しなくちゃと
思っております。
これは5年前、表参道ヒルズにあった、ギャラリー80の
北極JUNGLE展に展示もかねて描いたもの。
今でも大好きな一作です。

 

本誌帯表紙側画像

お忙しい中無理を言って帯辞を頂いたお二人には海より深く感謝