bowienetの、ニュースにボウイさんからのメッセージが掲載されました。
止むに止まれぬ気持ちで、この頁に
全文の和訳を掲載させていただきます。
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2001.9.13
原文はこちらのボウイネットフリー頁のニュースでご覧下さい。
【リンク切れです(付記2020911)】
ボウイネットフリー頁ニュース

和訳協力はM.須東さんです。
また、読解内容の正確さに若干の不安を抱きつつ,和文にした部分もあります。
解釈の誤りにお気付きになりましたら,お手数ですが御一報いただれば幸いです。
2001年9月12日付
ボウイネットニュース頁より
すべての皆さんと同様に、
この24時間の間に起きた恐ろしい出来事について
私は,何の備えも持ってはいませんでした。
自分の人生でこんなことを目の当たりすることになろうとは思ってもいませんでした。
私達の世界は,もう元通りにはならないでしょう。
そこに居るほんの少数の人々が,
茫然自失し,この日を何とかその日暮らしに過ごす為に奔走し,犬を散歩させ,
仕事に出かけ,もしくはただ歩いていたりすることを除けば,
市街地は,空になっています。
目に見えない幻の合図でもあったかのように

24時間前には,二つのタワーが山頂のようにそびえ立っていたところに
ぽっかり開いた空の隙間を,誰もが,頭をもたげ見上げています。
今朝は,いつもよりも早く陽が昇るのが見られました。
視界を遮るものが何も無かったからです。

生存者が居る可能性は,ほぼ皆無です。
昨日,友人二人が献血に出かけ,輸血に適応する生存者が居ないので
「必要ありません」と言われました。
ある医師は,ある遺体安置所に向かう途中で,
犠牲者は何千人もに及ぶだろうとコメントしていました。
救援活動の人々は,瓦礫の山の中から,携帯電話のベルや,
悲鳴が聞こえないかと耳をそば立てています。
この規模の建物が倒壊する場合,時たま瓦礫の中に,
小さな隙間ができることがあるのです。
そうして,生存者が残っている可能性もあるのです。

14番街以降のニューヨーク街区域は,今朝,公的に立ち入り禁止となりました。
この街の歩道に常にたむろしていた孤独な老いた狂人達は,
昨日は「この連中は何処へ走っていくんだ?」と大声で叫んでいましたが,
今日は「みんな何処へ行ったんだ?」と問い掛けています。

私にとっての僅かな慰め,それは,家族と友人達が無事だということです。
今現在この瞬間までの間には,友人知人達が亡くなったとの情報は
私のところには入ってきていません。
行方不明の家族や友人を持つ方々のことを思わざるを得ません。
皆さんが捜し出されることを,切に望み続けます。

ここでの生活は,持続されるでしょう。ニューヨーカーは回復力が強く,
頭の回転が速い人々です。そこが,実に私の国のロンドン子達に似ています。
人々は,即座に大規模な支援団体を集結し,静かな決断を結びました。
過度なパニックはありませんでした。これから数日のうちに,
この静けさは,必ずや,憤怒にとって変わられるでしょう。
しかし,今日此処にあるのは,無感覚と,恐ろしい静寂だけです。

David B


BOWIENETメンバーチャットルームにおける
NY.時間9月14日午後11時前のBOWIE氏の発言を
eriさんが和訳してサイトにアップされています。
上のコメントと同様に非常に重要な発言をされていますので
eriさんのご協力で緊急リンクさせて戴きました。
以下もリンク切れです(付記2020911)
2001/9.20 リンク
BOWIEさんのチャットでの発言の和訳頁



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