在りし日の越川駅
(RM LIBRARY7 国鉄レールバス その生涯より抜粋)
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知床斜里駅付近 |
根北線と釧網本線の分岐箇所です。 まだ何となく面影がありますね。廃線跡はそのまま道路になったのでしょうか?奧には家が見えますから土地は払い下げられたんでしょうね。斜里駅の周りの旧国鉄用地も売却対象になっているようです。 真ん中に移っている機関庫は貴重な建物なのでしょう。その右側には車輪が置いてありました。何度行っても飽きない斜里町です。 |
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旧以久科駅付近 | 以前は駅舎の残骸があったようなのですが、私が訪ねた平成13年現在、どうもその駅舎はなくなってしまったようです。ご覧の とおり一面畑。 |
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旧越川駅付近 | どうやらこの奥の方に越川駅が あったらしいのですが、すでに 痕跡はどこにも見あたらず。 斜里寄りに北方旅団という潰れた
民宿がありました。 |
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同じく越川駅付近 |
ちょっと奥へ踏み込んでみましたが全く場所が判りませんでした。熊が出そうで怖かったですね。 |
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第一幾品川橋梁 | 今根北線の一番の思い出遺跡と言えばこの橋梁。かなり朽ちてき ていますが、このままずっと保存 して欲しい限りです。 |
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第一幾品川橋梁 |
上の写真の場所への道が閉ざされていてこの角度の写真はもう撮ることが出来なくなっていました。 |
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越川温泉 |
幾品川橋梁をさらに1〜2分ほど行くと左手にあります。こんな山奥にあるのにけっこうきれいに掃除されています。地元の人に感謝です。いい湯でした。 到着したときキタキツネくんのお出迎えも受けましたです。 |
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越川駅逓 |
第一幾品川橋梁の少し手前にあります。 もちろん建物は残っていません。 |
国鉄根北線とは?
元々は根室と北見を短絡させるために計画された路線。
斜里〜根室標津間、約56kmを結ぶ予定で昭和13年に着工された。
昭和15年11月には上記写真の越川まで開通。しかし太平洋戦争のため
不要不急路線として開業されることなくレールが取り外された。戦後地元の
陳情により昭和32年再着工。同11月に開業にこぎ着けた。しかしながら
開業当時にはすでにモータリゼーションの波と過疎化が始まっており、
越川〜標津間は着工されることはなかった、また開業当時からキハ03に
よる運行から判るとおり乗降客は少なく最大でも1日4往復だった。
開業からわずか13年の昭和45年、北海道のローカル線のトップを切って
廃止になった。斜里駅付近では廃線跡は見られないが町内を出ると
最初の停車駅、以久科駅がボロボロになりながらも形態を保っている。
また使用されることがなかった越川より約500m程先にある第一幾品川橋梁
は現在でも保存されている。
停車駅 | 営業キロ | 備考 |
斜里 |
0.0
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以久科 |
4.6
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駅舎保存? |
下越川 |
8.2
|
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越川 |
12.8
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