音楽専用のシステム

じっくりと音楽に浸りたい時は管球式のアンプを中心にぼーっと楽しみます。
部屋の明かりを消すと、ほわっと光る球がLEDとはまた違った雰囲気を出してくれます。
接続のためにラックから引っ張り出したCDプレーヤーと、トライオード社の真空管プリメインアンプ、TRV−35SE。

CDからは、アナログ出力とデジタル(同軸)の2系統の出力があるので、アナログは真空管アンプに、デジタル出力はAVアンプにつないでます。

プリ入力もあるので、AVアンプからの出力もつないでおり、CD以外でもパワーアンプとして使ってみたりもできます。
真空管アンプと組み合わせてるのが、真ん中にそそり立っているマーティンローガンのスピーカー「areius」。
コンデンサー型のスピーカを作っているアメリカの会社の製品です。lコンデンサー型は繊細な音は得意でもパンチが出ない。。。つーこって、普通のコーン型のスピーカーとのハイブリッド製品を出してるのが特徴です。
うちのは、この会社の製品の中でももっとも小型のヤツですが、それでもインパクトはあります。透明な膜から音が出てくるんですから。。。。ふわっと、軽い高音はちょっと独特の物があります。
明確な定位と空気感。
低音は出過ぎるくらい。
湿度が高いと鳴らないし、聴くポジションでも音が変わり、スイートスポットは狭い。前後に音が出るので後ろの壁との距離や材質が影響するし。。。。使いづらい。
でも、この澄みきった感覚は、ちょっと病みつき。
TRV−35SEの方は、EL34管のAB級プッシュプルで、45W+45Wと出力はたいしたものです。ボリュームは9時のあたりで十分。
見た目は小さめですが、でっかいトランスが必要な真空管アンプは結構重たいです。
トランジスタやICなどによる現在主流のアンプの音と、どこがどう違うか。。。というと正直わからないけど、簡単に言うと「いい音」ってことなのでしょうか。聴いていて気持ちが良いし疲れない。
真空管アンプの中では破格の安さですが、十分普通に使えますね。
たったこれだけの(7本)のデバイスでこれだけの音がでるんだぁ。。。ってそのシンプルな姿に感動。
CDも10年以上前のモデル。YMAHAのCD-GT2。
なんと言っても特徴はその重たさ。
上部は木、下半分は鉄やアルミのがっちりした筐体は28kg。引っ張り出すときは腰に気をつけます。
CDをかけるときも、ちょっとした手間が必要。まずボタンを押すと上の強化ガラスのふたがすーっと開きます。CDを置き、上から丸いウェイトを乗せてCDを押さえます。
プレイボタンですーっとガラスのふたが閉まっていくと、重心の低い柔らかめのサウンドができてきます。
デジタル機器は最新の物の方が性能は上かもしれませんが、この工業製品としての質感が大好きで、ちょっと手放せません。
昨年、音が出なくなって修理に出し、メインテナンスしてあります。
ラックの中に押し込んでると熱も結構こもります。
理想は、テレビを薄型の物に変えて、空いたスペースにCDやアンプを並べるってのがいいなぁ。。。いつのことやら。あ、でも地デジが始まったらまたちょっと考えなくっちゃ。

       
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