追加メーター用メーターフード製作

工作シリーズのハイライトかもしんない(笑)できはともかく、手間はかかってます。
テーマは、「立体工作をいかにやり遂げたか」(笑)
追加メーターの設置場所にあれこれ悩んでいましたが、結局自作するしかないとの結論。
しかし、メーターフードの曲面が何とも実現が難しい。市販のフードをモデファイする手もありますが、
3連までなのよねー。私はタコまで入れると4連だし、それも52φ3個・60φ1個だもんなぁ。。。
とにかく、大まかな形を作って、パテで修正、ビニールレザーで仕上げる。。。てことにすりゃ
何とかなるかで始めたのだが。。。。。。。

何はなくとも、メーターパネルが必要です。きれいな円を開けるために、初めはホルソー(ドリルに付ける歯)を探しにいきましたが、とにかく値段が高い!しかも、金属用は最大でも50mmまでしかなかった。安いサークルカッター(写真右)で開けられるとなると、ベニヤ板しかないです。アルミ板でやってみたかったなぁ。。。
それでも、カーボン風シートを貼って、メーターを仮に置いてみるとそれなりにかっこいいではないですか。もう、これでいくしかないですね。後は気合い。
(1日目)
設置場所は、ハンドル前方がやはりいいよね。ただし、ハンドルが視界を遮ぎらないように、ダッシュボードの上・かなり奥に設置してみることにする。ダンボールでおよその形をとって、ベニヤ板を組み始める。
フードの曲面をきれいに出したいので、工作用のヒノキの薄板や丸棒(1/4カット)などを要所要所に取り付ける。このような木材を曲げるには、お湯につけて柔らかくします。このあたりは、木製帆船作りと同じテクが使えます。(過去に2隻の木製帆船模型を作ったことがあるのだ、いばりっ!)
大まかな形を作っていきます。すべて適当。しかし、本当に冗談でなく帆船模型になりつつあるなぁ。。。。。このまま、薄板を貼っていってもいいのだが、それではおもしろくないですねー。
なお、これは現在作成中で、キットを購入してからもう5年ほどほったらかしている木製帆船。完成すると1mくらいになる大作なんですがねぇ。。。。気合いを入れて作り始めても、完成までは2年くらいかかるかなぁ。とんでもないシロモノです、帆船模型は。できあがるのは老後になるかも(笑)
立体造形と言えば、ずいぶん昔に地形模型を作る機会がありまして、山などを作るのに発泡ウレタンを使ったことがあります。
「これだっ!」ってんで、スプレー式の発泡ウレタンを買ってくる。じゅわわわわーと吹き付けると、発泡してウレタンが数時間で固まります。なんか、わけのわからない物体になってきた。。。。。固まりながらも膨張を続けていくんです。
(2日目)
翌日、固まったところでカッターナイフで削りだしていきます。サクサク切れますが、マンガのチーズのように空気の穴だらけです。しかも、薄いところは発泡ウレタンですから指で押すと柔らかい。うーん。。。。
そこで、板金下地用のパテを全体に塗ったくります。缶に入っていて、硬化剤を混ぜてから使用します。軽いし乾いてもあまり肉やせしません。ただ、あまり硬度はないかなぁ。1時間ぐらいで削れるくらいに固まります。荒目のペーパーでガンガン削れます。
せっかくなのでいろいろ試してみました。塗装の下地にする「薄塗りパテ」は、下のウレタンが柔らかくてペーパーかけるとぽろぽろ落ちちゃいました。しまいには、紙粘土(最近の手芸用紙粘土はなかなか高性能です)も試してみましたが、接着力が弱いので、これまたペーパーがけで落ちてしまいます。夜に再び、パテで修正を行いました、ふぅ。。。。。いろんなものを試したもんで、色がムラムラ。
(3日目)
ビニールレザーのシートを張り込む。コンソールボックスを作成したときのあまりです。裏にのりが着いているので貼りやすいのですが、シート同士がくっついたりして結構うっとうしかったりする。
パネルをはめて、メーターを並べてみる。(実は、内部の補強にぶつかってメーターーが入らない部分があった。あわてて中を削ったりなんたりで、ここまでかなり時間がかかってしまってます)
で、装着。しかし、ここでも微妙なダッシュボードの曲面に合わせるのが大変!そのまま付けると全体が斜めになってしまう。急遽、右端にはウマになりそうな支えをバルサで削り出すことに。両面テープで動かないようにして固定。
見やすくはあるけど、前方のの視界はどうなんだろ?まぁ、慣れかなぁ、そのへんは。少なくともハンドルにさえぎられることはないですね。
助手席側からの視点。まぁ、しばらくはこのままでいってみましょう。

なんだか、作り始めの気合いがだんだん抜けてきて、最後はわりとどうでも良くなってしまった(笑)。
どうも、コツコツと作る続けるのは性に合わないみたいです。しかも、助手席前にぽこぽこって並んでる姿も、ツインに似合ってかわいいと思うんだけどなぁ。
ま、今回はいろんなノウハウが得られたということでよしとします。次につくる時は、もう少しうまくいくのではないかなぁ。。。。。


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