オートクルーズの取り付け

さて、9月に四国でツインのミニオフがあります。高速を長距離走るためにさらなる機能アップをもくろんでみました。
そう、それが「オートクルーズ」あるいは「クルーズコントロール」と言われるもので、自動的にセットした車速をキープし、アクセルを踏むことなく走り続けるという、ひたすら ものぐさな機能です。
GT-R以前に乗っていた、プレリュードに標準で装備されていて、なかなか便利だったんですよね。
海外製の汎用の取り付けキットがあります。(というのを以前ネットでみたことがあった)
早速、検索してみるとちゃんと国内で取り扱ってるショップが有るではないですか。注文してしまう。

もともと、でっかいアメ車などにとりつけるキット、軽自動車でも大丈夫かなー?とショップにメールしたところ、翌朝1番に返事が入る。大丈夫だって。
その日の昼に銀行で代金振り込んで翌日にはゆうパックで届きました。はや〜!
キットの中身は、コントロールユニットと各種配線取り付け金具、英語のマニュアル+ショップで作成した日本語簡易マニュアル(これが役立ちます)

動作の仕組みは、アクセルワイヤーを追加して、これを負圧(バキューム圧)で動作するアクチュエーターでコントロールするというもの。ただし、小排気量車では負圧が十分にとれないため、オプションのコレクタータンクつきのセットを購入します。(ショップの説明)
写真右上の筒状のタンクがそれです。
アクセルワイヤーが2本になってるでしょ。とにかく、様々な車種に取り付けるため、キットには多くのパーツが付いてます。私は単純に取り付けてみたけど、アクセルですからねー、十分注意し引っかかりなど無いように何度もチェックします。(引っかかって、元に戻らないとかなり危険な状態が予想されますからね。)
実は取り付けでもっとも大変だったのは、どこにユニットをおくかと言うこと。さすがにアメリカ製だけ有ってユニットはでかい。ツインのエンジンルームはスカスカですが意外と置くスペースがない。負圧タンクはバッテリーの取り付けボルトに共締めしてます。コントロールユニットは、サスペンションの上くらいに、取り付けました。ヒューズボックスにちょうどよい金具の差し込み場所があるので、キットの取り付け金具をヤスリで数mm削って差し込みました。
コントロールユニットには、コネクタで車室内へ引き込む配線が数本と、設定のためのディップスイッチが付いてます。車速パルスだの感度やなんか。。。オートマ車、マニュアル車にもジャンパースイッチの切り替えで対応してます。とにかく、対応する車種は多いはずです。
最終的にはこのように収まってます。このトロールユニットからは、負圧のチューブ、室内への配線、そしてアクセルワイヤー(自転車のブレーキワイヤーみたいなの)が出てます。負圧は、もともと負圧計を取り付けていたので、そのチューブから分岐してとりました。
室内へ引き込むケーブルは、コントロールスイッチへ3本、車速信号、タコ信号、ブレーキへの配線2本、電源といったところです。このうち、ブレーキスイッチへの配線はとても重要です。ストップランプへの配線があるのですがここに取り付ける必要があります。オートクルーズの解除はこのブレーキへの配線で行うのです。
写真はごちゃついていますが、順序よく配線していけば、決してややこしいものではありません。
ちょいと見にくいですが、ハンドル右奥のダッシュボードにとりつけたコントロールスイッチです。コードは穴を開けて奥に通していきます。
スイッチをオンにしておき、任意の車速になったときにセットボタンを押すとその速度で走行してくれます。
また、右の上下のスイッチで速度をコントロールすることもできます。

早速、高速道路まで出かけてチェック。SETスイッチを押すと、アクセルの反力がすっと無くなった感じで自動でアクセルワイヤーが引っ張られているのがわかります。うまく動作しているようです。速度の安定性は十分で高速道路のUP、DOWNで微妙にアクセルをコントロールしている様子がわかります。手動での速度のセット変更は緩やか。これは、ツインが非力なためでしょうか。まぁ、問題はないです。山道で試してないのでどの程度の、速度の安定性があるかは不明ですが、右足がフリーになるのは非常に楽です。
ブレーキをちょいと踏むことで解除され、車速はすーっと落ちます。
40km程度の車速でも、自動巡航は可能ですが、市街地ではあまり実用的ではないですね。
しかし、これ、結構使えます。OK!


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