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酒造好適米

 日本酒は米を原料にする酒です。食用米を改良し、酒造りに適した米を酒米といい、その中でも比較的大粒で、心白がある特別な米が産地と銘柄をの指定を受けて「酒造好適米」といわれています。

 酒造好適米は、生産量が限られ、また、高価なので、主に吟醸酒に使用されます。酒造好適米で最も有名なのは「山田錦」で、代表的産地である兵庫県の山田錦の特A地区の特上米となると非常に生産量が限られています。
 そうしたコストの関係から麹米のみに使用し、掛米には別の米を使用することもあります。 
酒造好適米は、品種改良によって新しい品種が作り出されています。これは県単位で行われています。最近では、山形県の「出羽燦々」、島根県の「神の舞」、岩手県の「吟ぎんが」が有名です。
 それとは逆に昔の酒米を復活させる試みも増えてきました。これは主に蔵元の努力によるもので、最も有名なのは、「夏子の酒」のモデルとして有名な清泉(新潟)の「亀の尾(商品名は亀の翁)」ですが、ほかにも、田酒(青森)の「古城錦(商品名は古城乃錦)」、米鶴(山形)の「亀粋」などがあります。
◆日本の米◆
府県名 酒造好適米 酒米 水稲主要品種(食米)
北海道 ゆきひかり きらら397 ほしのゆき あきほ
青森 豊盃 華吹雪 むつほまれ むつほまれ つがるロマン
岩手 美山錦 トヨニシキ ササニシキ ひとめぼれ あきたこまち
宮城 美山錦 ササニシキサトホナミ  ひとめぼれ ササニシキ
秋田 フクノハナ 美山錦 キユニシキ あきたこまち ひとめぼれ
山形 美山錦 キヨニシキ はえぬき あきたこまち ひとめぼれ 
福島 五百万石 コシヒカリ ひとめぼれ 初星
茨城 初星 コシヒカリ
栃木 コシヒカリ 月の光
群馬 若水 ゴロピカリ コシヒカリ 朝の光
埼玉 コシヒカリ 朝の光 キヌヒカリ
千葉 コシヒカリ
新潟 五百万石 たかね錦 越後早生 トドロキワセ コシヒカリ ゆきの精
富山 五百万石 とやまにしきフクヒカリ コシヒカリ
石川 五百万石 北陸12号 能登ひかり加賀ひかり コシヒカリ 能登ひかり ほほほの穂
福井 五百万石 金紋錦 おくほまれ 九頭竜 日本晴 コシヒカリ コシヒカリ ハナエチゼン
山梨 コシヒカリ こいごごろ ほとめぼれ
長野 美山錦 金紋錦 コシヒカリ あきたこまち
岐阜 ひだほまれ ひだみのり ヤマヒカリ ハツシモ コシヒカリ
静岡 若水 コシヒカリ キヌヒカリ あいちのかおり 黄金晴
愛知 若水 コシヒカリ あいちのかおり 祭り晴
三重 五百万石 山田錦 大空 コシヒカリ キヌヒカリ ヤマヒカリ
滋賀 玉栄 コシヒカリ コシヒカリ キヌヒカリ 日本晴
京都 五百万石 美山錦 日本晴 コシヒカリ キヌヒカリ
大阪 山田錦 ヒノヒカリ 祭り晴
兵庫 フクノハナ 五百万石 たかね錦 山田錦 愛山 兵系酒18号 灘錦 兵庫北錦 兵庫夢錦 金南風 日本晴 中生新千本 ヤマビコ コシヒカリ キヌヒカリ
奈良 露葉風 ヒノヒカリ
和歌山 フクノハナ キヌヒカリ 日本晴
鳥取 フクノハナ 五百万石 玉栄 改良雄町 幸玉 ヤマビコ 日本晴 コシヒカリ ひとめぼれ
島根 五百万石 改良雄町 幸玉 改良八反錦 ヤマビコ 日本晴 コシヒカリ
岡山 フクノハナ 山田錦 雄町 アケボノ 朝日 日本晴 中生新千本 ヤマビコ  アケボノ コシヒカリ ヒノヒカリ
広島 雄町 八反錦1号 八反錦2号 八反 コシヒカリ ヒノヒカリ 中生新千本
山口 五百万石 山田錦 ヤマホウシ コシヒカリ ヤマホウシ
徳島 コシヒカリ キヌヒカリ
香川 オオセト コシヒカリ ヒノヒカリ コガネマサリ
愛媛 松山三井 あきたこまち ヒノヒカリ コシヒカリ
高知 コシヒカリ ヒノヒカリ 黄金錦 ナツヒカリ
福岡 山田錦 五百万石 日本晴 ヒノヒカリ 夢つくし
佐賀 西海134号 日本晴 ヒノヒカリ ヒヨクモチ
長崎 ヒノヒカリ コシヒカリ
熊本 山田錦 日本晴 ヒノヒカリ ヒノヒカリ 森のくまさん コシヒカリ
大分 山田錦 クジュウ ヒノヒカリ ひとめぼれ
宮崎 コシヒカリ ヒノヒカリ
鹿児島 ヒノヒカリ コシヒカリ かりの舞
 ※水稲主要品種は、農林水産省「平成11年産水稲の産地別収穫量」から作成。
酒造好適米は、品種による個性があるので、どの品種を使用しているか、瓶にはきっちり表示して欲しいものです。山田錦と雄町とではまるで味わいが異なります。単に「酒造好適米」とだけ表示されている酒が多すぎると思います。

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