◆44号合評会
3月10日(日)13時〜
幸ヶ谷集会所
2年前、大震災直後で合評会を延期すべきかどうかとあたふたした日々を思い出す。
44号は随筆2篇、創作10篇の計12篇190頁、「文学横浜」にしては最も厚い冊子となった。
当然のことながら厚さと内容の好さとはなんの関係もない。
作品毎に感想を言いあい、ゲストの秋林先生からコメントを頂き、最後に作者の意見を述べる形式で進めた。
作品をどう評価するかはそれぞれの文学観、感性、あるいはテーマに対する意識の相違によっても異なる。
同じ文章を読んでも、読み方捉え方も異なり、そう言う読み方もあるのかと頷くことも多々ある。
活字になったからには読者に、いや読んで頂いた方から何を言われようと、作者はまな板の上の鯉だ。
己の未熟さや無知を恥じることもある。
堀さんが福岡から出てきて、久し振りに合評会に出席した。一同、予期していなかった事で嬉しいハプニングだった。
今回、2次会の余興を兼ねた試みとして12篇から各自が3編(以下でもよい)を択ぶ形式で「文学横浜」賞1篇を選定した。
副賞は「2次会の飲み代免除」。
票は分散したが票を集めた順に、
1番;「挫けぬ男」(「文学横浜」賞)
2番;「同窓会にて」
3番;「出品」・「掌編集 浅い水」・「ぶきっちょうな恋愛」
であった。
皆さんの評価は如何でしょうか。
以上、金田記
◆次回
4月6日(土)18時〜
読書会担当者は佐藤さんです。
(テーマは中上健次「岬」文春文庫)
◆その他
・文学散歩、5月12日(日曜日)
江戸の怪談、七不思議を巡る予定(との事)
・5月の読書会担当者は三宮さんです。
(テーマは「少女には向かない職業」著者名 桜庭一樹
出版社 創元推理文庫など、予定)
(金田)