「文学横浜の会」
随筆
2013年12月11日[掲載]
「LINEと子供世界」
最近ITに関して思う事がある。
LINE登録者が全世界で3億人を超えたらしい。
LINEを運営するLINE鰍ナは2年後には全世界で5億人を超えるという目標を立てている。
そもそもSNSとは何だろう?
私自身もLINEを使用している。
つまりこういうことらしい。
こんなに面倒くさい事なら止めてしまえばいいと思うのだが、思春期の子供にはそういう選択肢は
毛頭ないらしい。
となってくるとどうやって付き合っていけばいいのかという事である。
仲間内にあらかじめ面と向かって「LINE返せなかったらごめんね」とか「その日のうちに読めないかもしれない」
を言っておけばいいのではないだろうか?
社会に出たら、上司の誘いやら取引先との付き合いで嫌がうえでも意にそぐわない事を強いられる。
しかし、子供のうちから周りの視線や言葉に怯え、愛想笑いを浮かべる事を覚える必要はないと思うのだが。
自分がしっかり物申すことができる人間であれば、わが子に胸を張って言えるところだろうが、できないだけに
ジレンマがどうしても残ってしまうのである。
13/12.10
遠藤 大志
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