Something for real
hosted by 中村キタロー(B)、森俊之(Key)、沼澤尚(Drs)
featuring guestラブハンドルズ、アナム&マキ、山崎まさよし、他
2002.7.6 Hiroshima Club Quatro 
REPORTER is まき

 

行ってきました。とてもいいライブだったので感想のみサクッとレポしたいと思います。

 

会場となった広島クラブクアトロはキャパ6〜700人の、こじんまりした近代的なライブハウス。

1階に広めのスペースがあり、縦に5人くらい並ぶといっぱいになる2階と3階がありました。 (2階、3階といっても階段3段分くらいの高さですけど)

とりあえず1階の後ろより2階の前だろうと2階の2列目のほとんど左端をキープ。

会場が小さいので、そこでもホールでいえば約6〜7列目の位置?肉眼でもバッチリ見えそうです。

会場はスタンドマイクが真中に2本、右手がキーボード、左手がドラム。

照明が落とされ、会場が緊張感に包まれました。

すこし待つと、an-pon-tan(森さん・キタローさん・タカさん)の3人が登場。

すぐセットにつき、かなり長めのインストをセッション。

長いインストなのに全然飽きなかったな〜。どんどん曲調も変わっていったし、 何より、タカさんがむちゃかっこいいのよ〜(笑)。

なんか気がついたらタカさんを目で追ってしまっていてました。

こんなに華のあるバックでいいのか(笑)。

インストが終ると、ラブハンドルズが片手にビデオカメラを持って登場。

ハッキリ言って、何人組みかも知らなかったのですが(笑)2人組みでした。

一人はアフロに近い頭で、一人はすらっとした感じで、 この人が、昔のまさやんを思い出させるような感じなんです〜(笑)。

もう、一目で気に入ってしまいましたとも(笑)!

まだ若若しく(笑)、ちょっとかわいくって、いきなり私のハート鷲掴みでした(笑)。

そして音楽もイイんですよ、これが。

もちろん一曲も知らなかったのですが、自然に身体が動いていく感じで、ギターも丁寧に弾くし(アコギ&エレキのユニットなのです)、ボーカルもわかりやすく、すっごく好きな音楽でした。

かなり気に入ってしまい、これから陰ながら応援しようと思います。

4〜5曲やったのかな?途中のMCで、 (一人が)すごいことに(頭)なってますが、梅雨の時期とかは大変で・・・あとで似たような境遇の人がでてきますが(笑)と言ってました。出身が尼崎ということで、喋りもうまく、さらに好きな感じ(笑)。

あと、森さんが僕らのプロデュースをしてくれてまして、レコーディングの後は3人でサウナに行って、僕らが森さんの背中を流すと(笑)。そんな森さんは今回のライブに備えて新しい靴を買ったんですが、僕らがエレキを持ってきてしまったのでアンプが必要で、それで邪魔して見えないというと、 会場から見せてーの声が上がり、森さんがキーボードの上に乗っちゃうなんてこともありました。

私だけではなく、ラブハンドルズは今回けっこうまさやんファンの心を掴んだのでは?と思います。

 

そして、アナム&マキの登場。

まずびっくりしたのが意外に?アナムがかわいかったこと(笑)。

河島さんの追悼ライブのNHKの番組で見た時はこりゃ〜父にそっくりすぎだわと思っていたのですが、 今回は特にそうは思わなかったです。

いきなり2人ともジャケットを脱いで、尻を振りだし、ちょっとびっくりした(笑)。

アナム&マキはJapane Soulの評価がすごく高かったので、今回の初のライブに期待していたのですが、私には合わなかったみたい。

歌はすごいうまいし、本格的だな〜と感心するんだけど、距離感を感じるというか、乗りきれないというか。

客席を盛り上げるのには長けていないような気がしました。

マキの声がセクシーで、アナムの歌もうまいし、ハモリもすごいな〜とは思うんだけど・・・。

ただ感心するだけで、心に響くというか届くものはなかったです。

あなたといると1分が40秒になる〜というような(正確ではないです)女のコらしい曲をキタローさんがコーラスしていて、ちょっとかわいかったです(笑)。

 

そして、再び長〜いan-pon-tanのインスト。

曲が終りそうで終らなくて、まさやんがいつでてくるかいつでてくるかと、妙に緊張してきました(笑)。

ドキドキワクワクしてきて、やっぱり、何だかんだ言って私ってまさやんかなり好きなんじゃん、と再確認してみたり(笑)。

途中でキタローさんが退場してしまって戻ってきたのはハプニングだったのかな???

そして、まさやん登場。会場の9割はまさやんファンだろうね。すっごく歓声が違いました。

白に胸のところに柄の入ったTシャツに、七分のゆったりしたパンツ(パンツ折ってるのかと思ったけどそうでもなさそう)、で笑顔で登場。

やっぱりワンマンでなく、ゲストの時は気が楽なんだろう、表情が違うよね。

今日のセットリストは

 

心拍数

ドミノ

昼休み

長男

ヌイチャイナシンドローム

Fat Mama

審判の日

 

の7曲。

心拍数はイントロが全く別曲で、まさか心拍数だとは思わなかった。

泣きのハープから始まる泥臭い心拍数に慣れてしまっていたので、ちょっと違和感。

すごくオシャレなんですよ。心拍数結婚式バージョンって感じ(笑)。

森さんのキーボードがさらにオシャレ度を高めてました。

オシャレな心拍数、想像できないでしょ〜(笑)、でも、オシャレだったんだよ。

サビの部分はむちゃくちゃよかったです。でも、全体的にはちょっとオシャレすぎていまひとつに感じたかな?というより、あんな泥臭い心拍数を10枚も聴いた後なので違和感を感じたというのが正しいかも。

そして、ドミノ。これも、途中までゆっくりめのアレンジ。もうちょっとテンポアップして〜!と思ってしまいました。せっかくタカさんのキレのあるドラムなんだから、もっとキレて欲しい(笑)!これもサビからはむちゃくちゃよかったんですよね〜。この時、まさやんは変わったギター弾いてました。

ボディーの枠と弦のとこだけで、透明?というより、多分空洞だったんじゃないかな?Tシャツがすけてました。

チューニング中に会場のオヤジーという声やマキゲーという声が入りましたが、マキゲって・・・。むちゃくちゃ失礼だとは思わないのかな?

そして、おなじみとなった赤エレキに持ち替え昼休み。これは入りのキタローさんのベースからしてほとんどTTTバージョン。でも、それだからこそ、ドラムが変わってキーボードが入るだけで、こんなに違うのか〜と打ちのめされた一曲でした。

そしてMC。会場のコンプレックス〜!という掛け声になんちゅうかけ声やねん!と、まさやんも笑い、

ここでためになる話しをしてあげましょう。日本人はですね、昔から腸が長いから足が短いんです。欧米の人はマックとかあんなんばっかり食べてるから、足が長いんです。生活習慣が違うわけですよ。でも今の若いこはねぇ、すごいですよねぇ。僕は・・・旧式の人間なんですよ。情にも厚い!僕はむちゃ前戯長いですよ〜(笑)!

(会場ひく・・・というよりまさかそんな事言うと思っていなかったので、聞きとりにくかったし、何???って感じだった。私もそうだったし)

おーい、ひくなよ。サーっとひいたな〜(笑)。そりゃぁ、照明も青いやないか!ブルーになるっちゅうねん(笑)!と、むちゃくちゃ饒舌でした。

そして“え〜、このan-pon-tanライブ、なんやったっけ?…”とタカさんに確認し

“そう、Something for Real(←Real は巻き舌)…Something for Real、Something for Real… 僕はニューヨーク仕込みですからね〜(笑)“と笑ってましたが、

自分の出るライブのタイトルくらい覚えとかんかいっ(笑)!

そして、長男。これもテンポアップしてほしかったな〜。まさやんの声はこの日はすごくでていました。終始笑顔で楽しそうでしたし。Fell So Blueのところはなんども楽しそうに歌っていました。

そして、ヌイチャイナシンドローム。これは曲が始まっても、これって何だっけ!?とわからないくらい別物になってました。

そして、Fat Mama。関西での沼澤Fat Mamaの評価がむちゃくちゃ高かったので、聴けてすごく嬉しかった!ですが、個人的にこの曲はゲンタドラムの方が好き。原曲がゲンタさんのドラムなので聴きなれているからかもしれませんが。ゲンタさんのドラムはドタドタした重たい個性的なドラム、タカさんのドラムはタカタカした軽快な正確なドラムのように感じました。サビのところ、ちょっとタカさんしんどそうだったかも。この曲については、私は軽快な跳ねる感じの沼澤ドラムよりパンチの効いたゲンタドラムを推します!

この曲で会場は一気に盛り上がりました。

キタローさんが前にでてきて、なぜか“ゲゲゲの鬼太郎”の曲をいきなり弾きだし(笑)、 自分の方を指指していました。キタローさん、オチャメ〜。

そして、ブルースのインストが流れ、まさやんがその曲に合わせ

“♪みんな〜最近リリースなしでごめん〜

なんか最近やる気がないんだ〜

気長に待ってて〜

でも日本のリリースがおかしいんだ〜

浜崎あゆみのリリースで経済が動くらしい〜

CDを出すと〜…株が上がる〜“

というような内容の歌を歌いだしました。

リリースなしって…この間イヤってほど出したやん(笑)!

そして、ラブハンドルズもアナム&マキも登場し“これで最後になります”と、審判の日

むっちゃ盛りあがりました!!!こんなに楽しかった審判の日はTTT鹿児島以来?

むちゃくちゃ楽しかったです!私も自然に笑顔になっちゃいました。とにかく楽しかったという記憶しかないくらい楽しかった!!!

間奏でメンバー紹介があり、キタローさんのソロの“愛しのレイラ”がまたかっこよかったんだわ〜。

とにかく大盛りあがりの中、演奏が終り、ゲストがハケる手前で、 タカさんが“山崎まさよしー”と言ったんだけど、 始め、呼びとめているのかと思ったのよ(笑)。そしたらメンバー紹介でした(笑)。

ラブハンドルズなんか確実にハケてしまってたし(笑)。

タカさんが一人一人、メンバー紹介をし、Something for Real広島は終演しました。

唯一残念だったのがアンコールが無かったことかな〜。

かなり長い間アンコールコールしてたんだけど、出て来てはくれませんでした。

 

とにかく楽しいライブで、ラブハンドルズという大きな拾い物をしたし (今、かなり私の心を鷲掴みです(笑)。これがan-pon-tanとのセッションだったからよかったのか、 彼ら自身がイイのか、また見極めたいと思いますが…)

やっぱり、私はまさやんが好きだなぁ〜と再確認したし(笑)、 an-pon-tanとまさやんとのセッションという、非常に豪華なライブを見ることができ、 ドラムが違ってキーボードが入るとこんなになるんだ〜と、すごく音楽の奥深さを感じた とてもいいライブでした。小さなライブハウスというのも、本当によかったし。こういう機会があればまた足を伸ばしたいと思います。

それにしても、いやぁ〜、楽しかった!!!