ONE KNIGHT STAND TOUR ARENA 2000 

2000.2.26 北海道総合体育センター(きたえーる)
Reporter is ゆみ

 

12月3日の室蘭以来約4ヶ月ぶりのライブでしたが、前日まで仕事は忙しく自宅に帰ってきても家に居る時間が少なくて、まさやんに浸る時間がなかっただけに、とても楽しみだった反面気持ちが乗れるのかと心配ではありました。
まさやんが降らせたと思われる雪は朝方まで降り続いていました。ちなみに雪の量は、24時間降雪量では56p(2月としては過去最高、12月以降でも観測史上2番目)、今シーズンの合計降雪量は5mを越したようでした。でも、予想外に日中の天気は晴れていました。
友達夫婦が迎えに来る予定で、その前にテンションをあげようかと「SHEEP」を聴いていました。でも、最後の曲は飛ばして…
(^O^)
友達夫婦が17時30分頃に到着し、徒歩10分なので、私の家から歩いて行きました。しかし、なんと、家を出て間もなく滑って転んでしまいました。今シーズン初の転倒でした(T_T)それだけ気持ちが落ち着かずに歩いていたようです。
友達に一言「これもレポに書かなきゃね」って言われました。そう言われたので素直に書いています
(^^

 

会場には開演45分前に着いたので、ちょっと喫茶店でお茶してから会場入りしました。今回ARENAと言う事で前情報で会場の真ん中にステージがあるとすっかり思い込んでいた私は、会場入りする前にイベンダーの方に席の配置図を見せて貰い、いつもと同じスタイルと知り安心したようながっかりしたような気分になりました。
歩いている時にたけちゃんとすれ違ったのですが、声をかける余裕がない早さで歩いて行ってしまいました。ジャイアン社長を探してみたけど、とにかく広くて新しく、全然中の構造が分からないのに加えて、人は山の様に居て、時間もないので友達夫婦とも分かれ、友達とは席で待ち合わせしていたので、そのまま指定席へ向かいました。
会場は新築なので、まだ新しい匂いが会場全体に漂っていました。あまり良い匂いとは言えませんでしたけど。
そして、配列はブロック事に違い、私の席である1ブロックは、ステージに向かって左側の端の方でした。1ブロックは5席ずつに区切られていたので、39番の私は、8列目でした。
さすがに室蘭に比べて会場が大きかったのでセットの骨組みも大きかったです。18時半前には恒例である、のぼるちゃんがチューニングに出て来ていました。

 

10分遅れで会場が暗くなり、いよいよまさやんの登場です。
10m位先にまさやんが居ました。暗い中でギターのチューニングをしていました。
私はワクワクしながら、始まりは前回ライブ同様に「ステレオ」かな?と思っていました。
しかし、かかった曲は「ドミノ」でした。服装は赤いTシャツとワークパンツでした。髪の毛は伸びてきていて爆発気味でした。
曲が始まったと同時にライトアップされ、そして、待ち時間にステージの横の物はもしや…と思って見ていた物が、予想通り、スクリーンになっていて、まさやんがアップで映し出されました。スクリーンが目の前にあったので気になりながら、ステージのまさやんを見ていました。
前髪が妙に揃っているところがスクリーンでばっちり確認できて、最初の方は気になっていた私でした。
2曲目は「Fat Mama」。曲に入る前に

「 札 幌 〜 」

って言っていました。ここでギターを弾く右手は手を広げた状態でギターを叩くように弾いていて、ギターには無知な私は、カルテの奏法とはちょっと違うなぁと思いながら目がいき、見とれていました。(格好いい〜〜!!)

 

曲が終了して、一回目のMC。まさやんが椅子に座って

『どうも』

と言うと、会場は「キャー」「まさや〜ん」「将義〜」とか色々な声が飛び交っていて、

『どうも、どうも、どうも。きたえーる、どうも。おめでとうございます(笑)』

って笑っていました。チューニングしながら続いて

『雪、凄いですね。着いてびっくりしました。50年ぶりの〜2番目なんですね。認めます。私が降らせました。行くとこ全部雪ですから(声を大きく強調して)』

『アリーナ初日です。おめでとう。広いですね〜。もしあれだったらご着席願えませんか』

と言う事で、会場一同は着席しました。そして、

『きたえーる。気持ちも鍛えーる』

とギャグを言って、会場がまだ乗り切れてなくて、笑いもちらほらって感じでしたが、

『そう言うつもりで言ったんじゃない、アホ〜』

みたいな事言ってました。相変わらずおやじギャグ言ってるなぁと思って聴いていた私です(^O^)

 

 そして、「6月の手紙」に入りました。この曲はテンポと詩が心地よくて好きな曲で、前回聴けなかった1曲なので嬉しかったです。その後に直ぐにMC。

『体育館、なかなか来れませんね。前に天然パーマツアーで体育館来たり、学園祭で回りました。その時にベースの中村キタローと卓球台を探してバカスカバカスカやってました。今、卓球流行っているの知ってますか?札幌ビールの宣伝で山崎つとむが宣伝してますね』

って言った途端、本当にCMのようにスローモーションでその動きと表情の真似を30秒位?やってました。思わずライブビデオを出すなら、これは絶対にカットしないで欲しいと思いました。皆に見て欲しい。
真似した後に

『特殊撮影とからしいですね。後、梅酒の宣伝とか』

と卓球の話しが続きます。雑誌か何かで卓球の事書いてあったなぁと思いながら聴いていました。

『おやじが卓球やっていて、若い頃、国体の選手にまでなったんですよ。地味なスポーツに見えますよね。僕も生活クラブ(って聞こえたんだけど、そう言う風に言うのかな?)でやっていたんだけど、ついていけなくて辞めました(笑)』

と言った後に、ギターで学校のチャイムを真似してから

『6時間目』

と言って「砂時計」に入りました。心地よく聴いていました。会場が広いので、音響の跳ね返りが室蘭とは全然違いました。凄く音は良かったと思います。
その後は「やわらかい月」。ホールライブ同様に青いライトがまさやんを照らしていました。相変わらず幻想的だなぁと思いながら聴いていました。
そして、「One more time,One more chance」。この曲は聴き始めの頃、涙無しでは聴けなかったのですが、最近やっと普通に聴けるようになっていたのです。
でも、今回は凄く詩を噛みしめながら聴いていたらとにかく涙が溢れて来て、ハンカチを用意してなかったので、止まらず出てくる涙を拭けずにそのままにして聴いていました。
こんなんで、最後まで持つのかとちょっと心配になりました。

 

まさやんはこの後ピアノの方に席を移動しました。
このピアノの位置がステージの右側(私から見ると左側)のちょっと奥まった所に置いてあって、残念な事に私の席からはセットが邪魔でまさやんが見えづらかったのです。必然的にスクリーンを見てのMCになりました。

『ホールツアーが無事に終了しました。おめでとう』

と言う言葉に私は、今日はよくおめでとうって言うなぁと思って聴いていました。きたえーるでのアーティストライブはまさやんが初なので、めでたいと言えばめでたいんですけどね。

『事故も起きずに。新潟への佐渡汽船が欠航になって、ライブを飛ばさなきゃいけないかと言うこともありましたが無事に終了する事が出来ました。各地方雪に見舞われましたが〜』

と言った「見舞われましたが」が上手く口が回らなくて、再度

『見舞われましたが〜』

と言ったのに、言葉が続かずにちょっと考えていました。そして、両手で何かを開いて見ているような動作の真似をした後に、

『見舞われました』

と言って笑っていました。

『こんな長いツアーは初めてですからね。でも、僕、家に暫く帰らなくても良いみたいです。留守電もあまり入ってないし、外から聞いた事は一度もない。帰っても10日も居ないのに入ってない。ちょっと入っていてほしいとか思うこともあります(笑)』

と言った後に、

『ホンマに広いなぁ〜。この前、全日本プロレスやったそうですね。ええか、そんな事(笑)』

と言って、ピアノに向かいました。
弾き始めたら、スクリーンには真横からピアノを弾くまさやんが映し出される事もありました。なかなか見られない場所からのシーンで良かったですねぇ。そして、私は前の曲の余韻が残っていたのと、前日まで仕事が本当に忙しくて、心の余裕が少し無かったのと、忙しい中、自分で納得いく仕事ができなかった事等があった事を思い出して、涙がまた出てきました。
でも、曲の終わりには「また、これで明日も頑張れる」って思いました。

その後、まさやんは席を戻して「カルテ」が始まりました。これは恒例の弾き方がスクリーン上に映し出されたのを見ていました。
見とれてしまったのは言うまでもないでしょう。でも、どうしてもその弾き方になる時に、ギターを押さえる為か、自分の右側の方に身体をかがめるので、私の方からは隠れてしまって肉眼で確かめることはできなかったのが残念でした。
その後、曲は「水のない水槽」に続きました。この曲の時にはあまりにも音が跳ね返って来て、エコーが効きすぎって言う感じだったので、ちょっと聴きづらかったように思います。
次の「Passage」はホールツアーの時のようにバックに道は映し出されませんでした。

 

それが終わってから、まさやんがギターをテンポ良く鳴らしたので、すかさずに立ち上がったら、会場でも立っている人はちらほら。まさやんが意地悪しているような感じで、なかなかその続きを弾いてくれないので、立ってしまった人は終始がつかない感じで座ったり腰をかがめたりしていました。それを見て、まさやんは笑っていました。私は中腰になって固まってました(^^;)
そのうちにギターを弾いて、会場の皆が立ち始めた時に、男の人が

「ウォ〜〜〜」

と言うような叫びをあげたので、まさやん

『誰だ〜、動物連れてきたのは〜』

と言って、その後に

『動物になるかぁ〜』

と笑っていました。
そして、曲は「アレルギーの特効薬」に入りました。途中に英語の歌が入ったんだけど、なんて言う曲名か思い出せない…
(^^
この曲で会場との掛け合いがあって、

「na〜nananana〜nananana〜nananana〜」

とまさやんが歌って、会場もそれを返してノリノリでした。
その乗りで「月明かりに照らされて」になり、「Ticket to the paradise」と続いていきました。
ここでまさやんトチって苦笑いしていました。これがまたお茶目でしたよ。
その後は恒例の「パンを焼く」でした。

『ここでメンバー紹介』

と言って

『ギター、山崎まさよし』

『ボーカル、山崎まさよし』

と紹介していました。そして、早口言葉は短めに終了。北海道版は

『君の為にイクラ丼』

『君の為にずわい蟹』

でした。
曲は「ヤサ男〜昼休み〜ヤサ男」となりました。ステージの袖口で、のぼるちゃんにカズーを口の右側にくわえて貰っていたけど、その顔がスクリーンに映し出されたのを見ると、なんか苦しそうな顔でした。そして、カズーを後ろに降り投げる時に、思いっきりマイクにぶつかり

『ガツン』

って言う音が響いてちょっと失敗していました(^O^) この曲で、

『サンキュウー、ありがとう』

と言ってアッという間に居なくなってしまったのでした。
もちろんアンコールの手拍子が直ぐに始まりました。

 

暫くしてから、黒いツアーTシャツに着替えて登場したまさやん。
登場しながら手を合わせて

『ごめん、ごめん。ずわい蟹でなくて、毛蟹だった』

と謝っていました。どっちでも良いと思うんだけどね(^O^)
セットが置いてあって見えづらくなっているのを気遣ってか、私達の方側に寄って覗きながら手を振ってくれていました。
前と同じので「振り向かない」から始まりましたが、その後に続いた曲が英語の曲で、「クロスロード」でした。皆、どうリアクションして良いのかと言う感じでしたが、まさやんは楽しそうで、段々皆も乗ってきているようでした。
「セロリ」「審判の日」の4曲で終了。
ホールライブでの1回目のアンコールは3曲だったので、1曲得した気分でした。
そして、時間的にもこの時に始めて時計を見たのですが、10分遅れの割には既に2時間以上経過していて、ホールライブよりも長くやっていました。

 

まさやんの2回目の登場です。
これは最後だと言う事が分かっていただけに寂しかったです。
手を振りながらステージの前まで出て来てくれていました。ピアノに向かって座ってから

『初日アリーナ、無事に迎えることができました。ありがとうございました』

と言葉少なげに、直ぐに「灯りを消す前に」に入りました。
静まりかえった中でまさやんのピアノと歌声だけが響いていました。
もちろん私の心にも染みて響きました。
たった数分だったけど幸せな気分になりました。その前に幸せと元気をたくさん貰ったけど、更に。

そして、とうとう終了です。まさやんは

『ありがとう』

って言って、手を振って去っていきました。

 

寂しかったけれど、私としては心が洗われ、とても満足行くライブでした。
会場が明るくなり、今までまさやんを映し出していたスクリーンには

「THANK YOU SAPPORO」

って書いてありました。
今回はホールライブより照明も少し凝っていたように思います。
基本的にはシンプルながらも、一人だと感じさせないライブでした。
アリーナになっても良い物は良いし、まさやんは素敵でした。
もうすぐ終わってしまうツアーですが、感動を与えているまさやんと少しでも同じ時間を共有できて良かったです。


いよいよはじまったOKST ARENA初日、ゆみちゃんの札幌ライブレポートでした〜
大きな会場になってもまさやんらしいライブをしている様子が伝わってきます
今回はスクリーンも入ったようなので、後ろのお客さんも十分満足できたのではないでしょうか?
最後の

「THANK YOU SAPPORO」

がなんとも言えないですね・・・。
早く、仙台のライブに行きたいな〜。と気持ちが高ぶってきます。

ライブレポートのアレンジを変えてみましたが、どうかな???