ONE KNIGHT STAND TOUR 1999-2000
1999.12.3 室蘭新日鉄体育館 REPORTER is ゆみ
前日に色々としていて朝4時半過ぎに就寝についた私は、タイマーをかけずに寝ていて、何気なく起きたら、朝10時前でした。
まだ寝られるなぁって思いながら、おぼろげにタイマーをかけていないことに気づき、すっかり寝不足になのに目が覚めてしまいました。
前日の夕方から降り続ける雪は翌朝にはかなりの降雪量になっていました。
夜中に車で帰って来た時に、マンションの前の駐車場がロードヒーティングにも関わらず、かなりの雪が積もっていて、車が埋まりそうになりました。
朝に目が覚めて見てみるとそれ以上に凄い事になっていました。24時間前は雪なんて全然無かったのに、一面真っ白でした。(2日間の降雪量は44pでした)
「こんな日に降らなくても良いのに(T_T)」と思いながら、時間は余裕だったので、のんびり用意をしていました。
そして、数十分前に晴れだしたので、安心していたのに、出るときに外を見ると吹雪いているよ〜(T_T)
焦って12時過ぎに家を出たら、夜中に雪を降ろしたのにも関わらず、マイカーが埋もれてる(-_-;)
友達の家まで車で行き、そこから友達の車で行くことになっていたので、急いで車の雪を降ろしました。
マンションの前は雪が膝まで積もっていて、考えていた服装は辞めてブーツを履いて行く格好にしました。
でも、ずっと履いているのは大変なので、普通の靴も持参する事にしました。(結局、札幌を出てブーツは脱ぎました)
市内は雪で道路が狭くなり、まだ皆慣れないとみて、かなりのノロノロ運転でした。
時には吹雪いて100m先が見えない事もあり、友達の家まで行くのにもかなり時間がかかりましたが、無事到着。
緊張してウロウロしている友達を横目に、この時私はYMACに比べてまだ実感が沸いていませんでした。
友達がチケットをネットで販売して、その人達も車で一緒に行く事になっていました。
一人は福岡からでした。13時過ぎに千歳到着となる予定で、少し時間があり、友達の家で待ってました。
飛行機は飛んでるのね、と思いきや、私が着いて直ぐに福岡の方から連絡が入ました。なんと、千歳が雪のため閉鎖され、羽田で待機させられていると言う事でした。
それから私達は、千歳空港やJRに電話して対策を考えて、その方には真っ直ぐ室蘭に向かって貰う事にしました。
もう一人は、途中で待ち合わせして車に乗る事にしていて、出発したのは14時を回っていました。大雪でかなり予定外なスタートとなりました。
それでも行く車の中ではまさやん談義に華が咲き、まさやんの曲をかけまくり、「審判の日」の英語のフレーズを覚えたりとすっかりライブモードになってました。
室蘭は雪が少ない地域なので、苫小牧を過ぎて室蘭に近づくにつれ、大雪だったのが嘘のようでした。途中晴れていて、路面もアスファルトが出ていたので順調でした。室蘭新日鐵体育館も分かりやすく、迷わず18時過ぎに到着しました。その時、福岡の方が既に千歳に着いて、少し遅れるがライブに来られる事が分かってホッとしました。
友達がその方の分のチケットを受付に預けたりしているうちに、私はグッツ販売所でグッツを見ていました。でも、なんだか落ち着かなかったので、直ぐに会場に入りました。
体育館ですから、普段はそこには椅子があるわけではなく、予想通りパイプ椅子が並べてありました。
「こんな所でやるんだぁ」と思いながら、何となくまだ実感が沸きませんでした。18時半開演で、ほぼ時間通りにベルが鳴ると共に会場が暗くなりました。座って待っていましたが、あっという間にまさやんが暗がりから登場したように思います。
私としてはあまりに早くて暗い中だったので、スタッフかと思ってしまいましたが、あの頭の形で気づきました(*^_^*)
皆、歓声&奇声と共に立ち上がりました。私は今回、4列目の12番で、ステージに向かって左側、ステージの袖口側でした。友達が13番で私の右隣でした。
程良くまさやんの顔も見え、雪騒動で双眼鏡を持って行くのを忘れましたが、無くても十分見られる場所でした。
11月のラジオの1Dayで会ってから丸一ヶ月ぶりでした。当たり前ですが、髪の毛がまた伸びたなぁと言う印象でした。
カーキーのパンツにボタンが付いている白いTシャツ(デザインはあまり見ていませんでした)、そして倉敷で買ったと言ういつもしているペンダントを付けたスタイルでした。ライブの始まりは、私と友達の予想は大はずれな「ステレオ」でした。。待ちに待ったと言う思いがいっぱいで、最初から私の気分はノリノリでした。
そして「Fat Mama」。これを聴くと、どうしてもススキノの○○○での話しを思い出してしまいます(^^;)
2曲を歌ってからMCでした。「皆さん、アリーナ席はパイプ椅子を用意したんでお座り下さい。スタンド席もお座り下さい」
と言う言葉で会場の皆と共にまさやんも座りました。
そして続くMC。「寒いですね。しかし、皆さん寒いのに薄着ですね。ノースリの人も居ますねぇ。風邪ひきませんか?私一年中風邪をひいているんで、今、風邪をひいているんだかよくわかりません(笑)山崎まさよしです」
ってな感じで話していました。笑った時に舞台袖の方も見て笑ってました。
チューニングしてから「江古田」「ある朝の写真」そしてMC。「室蘭に雪降りましたね。札幌も雪だそうですね。室蘭は初めて来たんじゃないかな。初めてや。工場がある所ですね。山口もそうだったので、懐かしいです。」
なんて事を言っていました。
その後、「僕はここにいる」「砂時計」としっとりと続きました。
聴かせてくれるなぁっと思いながら、曲に入り込んでいる自分が居ました。一曲一曲でどんな事を思っていたのか覚えていません。
ボーっとして聴いていたと思います。会場が静かで、ただまさやんの奏でる音楽に耳を澄ましていました。
そして、「やわらかい月」。これは発売前からアルバムの中で一番気になっていた曲で、買ってからも凄く気に入っていたので、ライブで聴け幸せでした。
ステージの右斜めから出るいくつかの青いライトに照らされて、その中で歌っているまさやんに見とれながら、じっくり聴くことができました。
その後は、「One more time, One more chance」。これはいつ聴いても切ないなぁっと思いながら聴いていました。
そしてピアノへ移動しました。歌う前にここでMC。「もうすぐクリスマスですね。1999年のクリスマスで皆さん、もう予定が立ってるでしょうね」
とまさやんが言うと、会場から
「一緒に過ごして〜」
っと言う声がありました。
まさやんが間髪入れず、笑いもせずにきっぱり「嫌です!!」
と即答していました。
「クリスマスは仕事してるんですよ。うそ。クリスマスと言えば2年前のクリスマスには、Mステーション(Mフェアだったかな?)のクリスマススペシャルに出てました。MAXとかユースケとか出たんですよ。それで自分だけが普段着でした。私にも一応スタイリストが付いてるんですよ。でも、普段着なのよ。たまにはスーツを着せてくれって。この私も一着だけスーツを持ってます。一応ポールスミスです。(会場から歓声)後にも先にもデューダの表紙で着ただけですけど。もうカビが生えてるかも(笑)…喋り過ぎました(笑)」
この時、また舞台袖を見て大口を開けて笑ってました。袖口側の席なので、全然見えなくて誰が居るのか気になりました。太郎ちゃんかたけちゃんかな?
(MCで、まさやんは袖口を見て笑っている場面が何回かあり、気になりました。)
そして、「ツバメ」をピアノで弾いて歌ってくれました。ドミノラウンドの時のツバメが重なりました。
再び中央に戻り、「カルテ」です。杏子姉様と歌ってほしいなぁと思いながら聴いていましたが、聞き慣れない音に思わず目はギターへ。
これがあの噂の「チョッパー奏法・ピッキング奏法」かと目から鱗状態で見とれていました。ギターに関しては全く無知な私としては、凄いとしか言いようがありません。
この曲中、目はずっとギターに向けられていて、歌よりもギターが気になり、歌詞をじっくり聴いていなかったと後からちょっぴり後悔。
この時だけは、双眼鏡を持って行けば良かったと後悔しました。
そして、「アヒルちゃん」「水のない水槽」ではループを使ってやってました。それにもまた感動。本当に一人でやってるんだなぁって感動しながら、まさやんの動作に目が離せませんでした。
「Passage」と続き、バックの照明を見ながら聴いていました。その後、まさやんがギターを弾きながら立って、私達会場も曲に合わせて立ちました。「待たせたな〜ぁ!行くで〜!!」
っと言って最初のイントロの部分は「Rough Rock‘n Roll Boogie」かと思わせるものでしたが、「アレルギーの特効薬」でした。そして「Ticket to the paradise」と続きました。
この時にMCが少し入ったと思います。「ホテルから出て10mも行ったら寒くて戻りました。シャワー浴びて直ぐだったので、寒かった」
って言ってました。
そして、「AERAの表紙やってます。いつでも会えらぁ」
と言ってニヤッと笑い、
「最近、シーマンを飼ってましてね。生意気で。でも、そのうち死ぬやろ わははぁ(笑)」
と笑っていました。私はこの言葉がちょっと恐かったです。
そして、「ドミノ」「パンを焼く」に続きました。「パンを焼く」がかかり、妙に歌詞が気になって、考えるのはあの事で改めてじっくり考えてしまいました(^^;)
この日のまさやんは不調?なのか早口言葉を2〜3回とちっていて「猿も木から落ちるってね」
っと言って笑っていました。。
短めに早口言葉は終了し、「ヤサ男の夢〜昼休み〜ヤサ男」でした。後半のヤサ男では舞台袖まで歩いて行き、スタッフにカズーをくわえさせて貰い、
ステージ中央に戻ってきました。そして、最後に「サンキュー日鉄」
って言っていました。あっと言う間に終了でした。
一回目のアンコールでは、まさやんはツアーの黒いTシャツに着替えて登場しました。そして曲は、「振り向かない」「セロリ」「審判の日」の3曲でした。
「振り向かない」はジャイアンのBBSで曲ばれしてあったのをすっかり忘れていて、かかった時にそうだったって思って聴いていました。
なかなかライブでは歌っている事のない歌だけに、生で聴くのは良かったけど、なんかこれも切なかったです。
「審判の日」では英語の部分を皆が歌っているのかは全然聞こえませんでした。もう少し会場一体になるのかと思っていたので、ちょっと残念でした。
歌い終わると「ありがとう」
と言い退場していきました。
二回目のアンコールにまさやんが登場しました。ピアノに向かいステージは真っ暗になり、その中で一筋の白いライトの灯り。
そして、ピアノが奏でるメロディーは「灯りを消す前に」。なんとなく予想はしていましたが、聴きたいような聴きたくないような複雑な思いでした。
涙が流れそうになるのをこらえていました。
ただ、残念な事が一つありました。一緒に見ていた友達が、福岡の方が折角遠くから来たのでと、アンコールの際に席を変わってあげ(18列目)、私と一緒に見ていたのです。
その友達の席の右隣りにカップルの男性が居て、背が大きく、私達の右側に見えるまさやんを見るのに右を向いていると、その男性が動くのです。
福岡の方は背が小さく、陰に隠れてしまうので私が入れ替わりました。その男性は興味がないのか身体を持て余してると言う印象で、隣りで姿勢を変えたり動いたり、そして、私の方に身体を斜めにするので、気になってしまいました。時にはまさやんが隠れて見えないこともあり、曲に集中出来なかったことが、悲しくもありました。
歌が終わって、まさやんが「ありがとう」
っと言って手を振って立ち去りました。会場が明るくなり、ライブ終了のアナウンスが聞こえました。
皆が帰る中、席に座り余韻に浸って、誰とも話したくない気分でした。
ライブが進むにつれ、入り込んで居る自分が居て、会場が明るくなると現実に引き戻されたようで、悲しかったです。
まだチケットが取れているのか確実ではないけれど、来年のOKSTでもまた会える!と自分を励ましました。そして、次では「灯りを消す前に」をじっくり聴くぞと誓ったのです。後ろの席の友達と合流して、ツアーグッツを購入しました。カレンダーセット・ツアーTシャツ(グレー)・ポスター・そしてパンフレットを購入しました。
Tシャツはまさやんが着ていた黒を買うか、ベージュのデザインと色が気に入ったので、どうしようかと思ったのですが、
友達が私の顔にはグレーが一番似合うと言う言葉信じてグレーにしました(^O^)
お腹が空いた私達は、帰途の途中、苫小牧で遅い夕食を済ませ、曲順を再確認しました。
札幌の雪はさすがに止んでいて、夜遅い時間だったので道は空いてました。。友達の家に着いたのは午前1時を回っていました。
そして、友達の家に全員が泊まることになり、そこでまさやん談義に盛り上がり、寝たのは4時を過ぎていました。
翌日に自宅に帰って来て、まさやんのパンフレットを見ました。
ハービー山口さんが撮った写真の他に、スタッフの顔も写っているポラロイド写真もあり、なんか素のまさやんが写っていてともて良かった。
そして、最後のページに太郎ちゃんが書いた今までのまさやんの経過を読み、涙が後から後から溢れ出てきました。
今まで決して簡単に売れてきたのではなく、こういう風に歩んできたまさやんだから、これからも応援したいなぁって思いました。今回のライブは進むに連れて引き寄せられ、入り込んでいました。曲順に関しては数字に強いので覚えていられたんですけど、MCに関しては何処で何を言ったのか、今ひとつ自信がありません。でも、私の心の中で覚えていられたら良いかなって思っています。
ビデオと違い、自分の記憶の中でしか楽しめない映像が、時間と共に薄れていくのは悲しいことですが、レポを読む事によってまた思い出せる事もあります。
OKSTのライブは聴かせてくれるって感じで、じっくり聴くことができて本当に良かったです。感動しすぎると言葉がどれもとってつけたように思えますが、このライブを一人でも多くの人に聴いてほしいし、感動を分かち合いたいと思いました。
ゆみちゃんのライブレポートでしたぁ。YMACに引き続き曲順ばっちし、MCもばっちりのレポートでライブの様子が目に浮かびそうです。
ライブ中、まさやんの声だったり、指だったりいろいろな瞬間に吸い込まれるように夢中になってしまったゆみちゃんの様子が伝わってきます。
まさやんのライブをたくさんの人に見てもらいたいと私もライブが終わるたびに思いますよ。もうちょっとで私もライブです。SHEEPを聞きながらレポを作成したのでテンションがあがってきたよぉ。
ステキなレポートどうもありがとう。ぶぅぶぅ