ONE KNIGHT STAND TOUR 1999-2000
1999.12.6 帯広市民文化ホール REPORTER is Koma
しんしんと降り積もる雪の降る帯広の街…
この街に彼が居る…
そして、私達の集いを待っている…
ドキッ ドキッと鼓動がゆっくり雪とともに降り積もる…PM6:30 時間とともにブザーが鳴る。舞台よりスゥ〜とスモークが漂う。
賑やかな会場は一瞬息を飲む…歓声が上がる…ライトが袖から出てきた山崎を追う…
いつものテレながらの登場は、会場を和ませた…静かに会場を見渡し、ギターを手にする山崎…
ギターの音が観客を奮い立たせる「ステレオ」「Fat Mama」総立ちの観客の歓声を尻目に、山崎はいつもの突っ走るような歌い方をする…
Fat Mamaを唄い終えると、おもむろに椅子に座り山「どうも、山崎まさよしです。今日はこんな天気の中来てくれて有り難う!ところで、ものは相談ですが…」
客「なぁ〜〜にぃ〜〜?」
山「ものは相談ですが(『ちょっと奥さんと』と手招く仕草で)…座りませんか?」
客「は〜〜い」
山「昨日は釧路でね〜温泉行きましてね…」
客「い〜〜な〜〜」
山「おまえら、温泉行かんのか! いったらええのに…
( 何か思い出したように大笑いしていた…)」山「釧路でも雪でね〜帯広でも雪です…去年来た時も、ん?去年…うん、雪だった…」
K(今年じゃ!!)客「雪男〜〜〜」
山「雪男…(^^;)それは違うやろ、雪男は中国の方の…」
客「し〜〜ん」
山「…てなことでね!」
(スミマセン…こんな内容のMCでした…言葉使いが…正確に覚えていません…σ(^◇^;))こうして、会場は落ち着きギターの音が響く…バラードが淡々と唄われる
「江古田」「僕はここにいる」「パッセージ」「ある朝の写真」「水のない水槽」「砂時計」「やわらかい月」「One more time One more chance」「ツバメ」(順不同)
ここで、曲の感想を…
「ある朝の写真」…この曲はアルバムを聞いている限りでは、呟きのような唄…と思っていたのですがまさにそうなんだと思いますが、この詞にはまさやんのたくさんの思いが込められているんだという事がひしひしと伝わってきました…
『君と撮った少ない写真を 引出しから出してみた当たり前に笑っているけど 少し色褪せているみたいだあれから何故かこのところ おやとも折り合いがよくない』
この詞を目の当たりで聞いて、ドキッとしました…まさやんは以前、何かを決断した事があるのかな…と…
「やわらかい月」・・・ギターの鳴るか鳴らないかの音を上手く引き出し深みのある音を作り上げたこの曲は胸にずっしりと重く響きました。芸術性の高い曲の1つと感じました…
「水のない水槽」…いままでとは違う弾き語りの形式…驚きました。なにやらギターの音を残せる機械??とでも言うのでしょうか?そして、自分の声をこだまのように残す??とにかく、これは聴いてみないと解らない唄になっていました…説明が下手くそでごめんm(._.)m
「砂時計」…聴きたかった曲でした…目の前でまさやんがこの曲を歌ってる…でも、すんなり唄われてしまったような気がします…もちょっとうなだれるように唄って欲しかったσ(^◇^;)
「One more time ,One more chance」…バラードが続き、感動がこみ上げている私たちに、追い討ちをかけるように「月キャベ」バージョンのイントロで、しっとりと…はじめは目をしっかりと開けて、まさやんを見つめていたのですがこんなに近くで、こんなにまさやんの生に近い声で、One more〜を聴いていて、気がつくと目を閉じていて…「なくもんか!なくもんか!なかされないぞぉ〜〜」
そう思っているうちに…しゃくりあげるように泣いてしまった…いまでも思い出すと涙が溢れてきます…
とても心の奥の方まで響いてくるまさやんの声…もう、言葉を残さなくても、みなさんならお分かりでしょう…いままで聴いた中で、1番の「One more〜」でした…「殺られたぁ〜〜〜マダムキラー!!」 鼻水が止まらないひと時でした…
最後のバラード「ツバメ」の前だったでしょうか?MCがあったと思います。ギターを置き、電子ピアノの前に座ったまさやんに客「ラジオ聞いてるよぉ〜〜」
山「ラジオねぇ〜 聴いて下さい、日曜の…」
とプライムセレクションの宣伝を…
客「ファックス〜〜」
山「そうそう、ファックスね、送って下さい(笑)」
K(葉書読んでくれよぉ〜〜)山「ラジオはネ〜札幌でラジオやっていて…」と自分にはラジオ番組は似合わないでしょうと言う事を…
客「そんなことないよぉ〜〜」
山「そうそう、こないだ提供を間違ってね〜〜」
K(あ。聴いた聴いた!)山「ミツビシ自動車…っていわなきゃいけないところを、メツブシ自動車言ってしまって…メツブシ自動車はないやろ!と言われ、言い直しました…」
と、プラセレでのNGを…
ゆっくりと電子ピアノで「ツバメ」を歌ってくれました…
そして、またギターを持ち、一瞬会場を見渡して山「それではそろそろまいりましょうか!」
客「いえ〜〜〜い!!」
山「ヤサ男の夢!!」
客「きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
K(おもわず、グーで両手を上げていました…)聴きたかった〜〜すっごく聴きたかった「ヤサ男の夢」
もうドキドキ興奮しながら、躍りながら一緒に唄いました。
と…ところがです…ヤサ男の夢の間に、洋楽が入るんです…この曲はわからなくて、「え?え?」と鳩に豆鉄砲(その1)状態になってしまいましたがノリの良い曲だったので、そのまま自然にノってました!
そして、「Ticket to the Paradise」だっけな?手が痛くなるほど、手拍子…もうヒリヒリ!!でも、こんなにノリの良い曲を手拍子抜きでは、ノれません!!
隣のお客さんは、ひじをKにぶつけながら躍ってましたよ(笑)イタイッテェ σ(TεT;)
お次は「パンを焼く」だったかな?
イントロが出た瞬間会場は大歓声!!「しょうがない〜〜い!」
が今回もできてうれしかった〜〜
でも、1番前だったのでちょっとハズかしくって、腕が半分しか上がらなかった…(^^;ゞ早口言葉は会場みんな上手で、まさやんも山「おぬしらやるな!」
といいながら、続ける続ける!!
そして、雑誌で盛り上っていた「リョッキャッキ・タキャッキ・タカクツク」
も初披露??
最後はやはり「チュウカダイシャンハンテンノマエデバスガスバクハツ…」
(だっけ?)とちって大爆笑!!
『君のための「豚丼!!」〜』
で会場も大喜び!(帯広の名物の1つ「豚丼」のことでした!)
その後、「カルテ」だったと思います。「カルテ」を弾くギターテクがすごかった!鳩に豆鉄砲(その2)ものでした…これも、聴かなければ解らないのですが、まさやんの親ゆびの長さに驚きました!ギターを弾く親指が、まるでドラムを叩くスティックのようだったのです。
まさやんの指は、まるで魔術師のようにギターを操っていました。
まさやんの指は写真で見る限り、ごついのですが肉眼でみると「芸術職人」の指でした…(どんな指だ??)細くて…しなやかで…それでいて力強い!!潤いも忘れてはなりませんね!綺麗でした!!
でもやはり、節々は太くみえました…
「昼休み」では、ダンダダ〜ンダ ダンダン!とリズムに乗りながら軽快に唄ってくれました。間奏では袖に向かって歩き出し、袖に引っ込んでいこうとしました!
おもわずKは、「ちょっとまってぇ〜〜 いかないでぇ〜〜」と呟くように唄っちゃいました(笑)実は、引っ込んでいこうとしたのではなく、カズーをくわえにのぼるちゃんのところへ行ってたのです!これには会場大喜び!!
そして「ドミノ」…軽快な曲が続いて、観客もノリノリのうちにまさやんは「ありがとうございました」
と去っていきました… 鳩に豆鉄砲(その3)…
「えぇ〜〜〜〜」と会場はガッカリした声・声・声…終わるわけないじゃん!!と会場はアンコールの拍手・拍手・拍手…しばらくしてまさやんは黒いツアーTシャツを着て再登場!!ここでのMCだったのかは、ちょっと覚えがないんですがチューニング最中に客「まぁ〜くん」
客「まさや〜〜ん」
客「やまざきぃ〜〜」山「統一せんかい!!」
客「吉岡×○△□」
山「だれや、それ」
客「ロッキンオンジャパン!!」
山「へぁ!(笑)」
アンコール第1曲目は! あの! 「振り向かない」を!!会場は大歓声!!やったぁ〜〜!!という感じで大喜び!
そうです、Kもこれを待っていました!一度もライブでは聞く事がなかった「振り向かない」
切ない詞が、心を打ちました…両手を胸に、身体をゆっくりゆらしながら目を瞑り…
まさやんの声をこの身でじっくり受け止めながら溢れてきそうな涙をこらえながら、ともに口ずさみました…
そして、「セロリ」これはですねぇ〜〜打ちのめされた女の子がいたと思いますよぉ〜〜
会場ノリノリで、おなじみの「ん〜〜やれるだけぇ〜〜♪」
でリズムにあわせ腕をフリフリ歌ったのですが、な〜〜んと!歌詞の最後の「君のこと好きなのさ」を…
「君のことマジで好きなのさ」
と唄ってくれたのです…びっくりでしたぁ〜〜。Kのそばの女の子たちはみんな頬に手を当て
「きゃぁ〜〜きゃぁ〜〜」言ってました…Kもちょっと照れちゃったりして…(^^;ゞ
審判の日
会場で大合唱!!みんなで唄いました。
まさやんもとてもうれしそうに、審判の日はアルバムよりもテンポを遅くして私たちが歌いやすいように、ゆっくりと歌ってくれました。
英語の部分も、一語一語丁寧に歌い、私たちがついて行けるように歌ってくれました。
なんて、やさしい…なんて気をつかう人なんだろう…Kも、そんなやさしいまさやんの気持ちを受け取って、一生懸命に唄いました。本当に、心が潤ったひと時でした…
まさやんの愛を感じた…というのは大げさでしょうか?他に、こんなふうに私たちを歌わせてくれるシンガーはいるでしょうか?
またまた、涙が溢れそうでした…「どうもありがと〜〜! おびひろサイコ〜〜! また来るよ〜〜〜」
と袖に去るまさやん
でも、まだ終わらない!!
そう感じている会場は、アンコールのおねだり!
アレを聴かなきゃ、帰れませんよね。
待ちました。待ちました。
そして、ついに現れました!
会場全体が明るくなり、まさやんも私たちも一緒になりました。
そして、まさやんは一礼をし電子ピアノの前に…ゆっくりと照明が落ち、頭上よりスポットライトがまさやんを照らします。そして、辺りは暗くなりまさやんはピアノを爪弾き始めます。
一瞬、辺りの暗さの中に透き通るように消えていくまさやんを見て、怖くなりました…このままいなくなるのでは!!
やわらかなスポットライトを浴びて、まさやんは「灯りを消す前に」をささやきはじめました…会場はまさやんのささやきを愛をしっかりと受け止めていました…ピアノの音が余韻を残しながら消えていくと会場は拍手喝采!!
まさやんは2階席に指差し確認?し、1階席に笑顔を残し、去っていきました…
どうもありがとう…素敵な歌声…逞しいギターテクニック…やさしい気持ち…
もう一度、もう一度逢いにくるからね!だから、また来てね…また逢おうね…
会場は余韻を楽しむように、その場からスグには立ち去らずいつまでもステージを見つめていました…
外はしんしんと雪が降り続いていました…雪の冷たい結晶を、ほてった頬に受けながら、帰りたくない気持ちを押し殺しまさやんとの短くも深い時間(とき)を過ごせたことに感謝しました…ありがとう…シンガー「山崎まさよし」
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ぜ〜〜んぶ読んでいただきありがとございます!
実は、レポを書いている時に、思い出せなかった事が2つほどあります…
いえ、それ以上かもしれません。
記憶の奥の方に追いやられてしまったものもいくつかあるようです。。。
実は、「ヤサ男の夢」から始まったノリノリタイムの中に、「アレルギーの特効薬」も唄われて
いたと思われるのです…
そして、「ヤサ男の夢」と「昼休み」を別物に書いてしまいましたが、ミックスだったように思い出されるんです…
レポには別々に書きましたが本当は「ヤサ男」「洋楽」「昼休み」「ヤサ男」だったかもしれません…
他のと読み比べていただければ、解ると思いますが…
でも、決してウソを書いたわけではありませんのでご理解下さい…Koma
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Komaさんのライブレポートでした。帯広のライブで一列目でライブに参加したKomaさんのライブで感じたことがひしひしと伝わってきます。
曲の感想も交えてのライブレポートどうもありがとうございました。パンを焼くの新ネタ披露もあってとっても楽しいレポでした。
こうやってレポを送ってもらうたびに思うのですが、アンコールの皆さんのレポは感動します。自分もその場にいたようなそんな気持ちにさせられます。
私もライブまであと2日・・・早くまさやんに会いたい!!
ぶぅぶぅ