Yamazaki Masayoshi Tour2001-2002 TransitTime

2001.12.21  松山市民会館・大ホール
Reporter is まき

 

まさよし強化習慣も終盤戦。
やはり地元愛媛に来てもらえるという嬉しさと、席が前から5列目の真ん中のブロックということで、今までのライブとは比べ物にならないくらい、期待は高まっていました。
朝から妙にソワソワ落ち着かない感じ。会議を2つこなし、松山へ。
レストランで時間を潰し、友達と合流し、宇和のチケットを譲る人にも会え、会場入り。
席につくと、真ん中のブロックの左端で、ちょうどドラムセットの前あたり。
真ん前には全く座席がない状態。まさやんとの距離も5mくらい?
かなりワクワクして、今までになく緊張してきました。
そうこうしていると、ビデオがセットされていました(今まではどこでもみたことなかったような・・・。出るか?ビデオ&DVD)
そうこうしていると、アナウンスも流れ、照明も落ち、開演ムード。
まさやんは、またフラーッと出てきて、アコギをセットし、弾き始めました。
会場は総立ち。歓声があがります。
その中、始まったのは、やっぱり「タイム」。
この《標高高い系》の曲、苦手だったのですが、今回のタイムはすごくよかったです。
真近で見た感激と、地元の贔屓目かもしれませんけど
()
そして、ゲンタさんがDJコーナーへ行き、LPを廻し、「セロリ」。
今まで暗かった照明が、一気に明るくなって、まさやんの姿が現れるとともに大歓声!
近くでみた、まさやん、かっこよかったです〜!!!
今日は、香川と同じ服装でした。
高知の2日目と同じ黒のVネックのTシャツに白地に黒の縦の太いストライプの線が何本か入ったシャツに、カーゴパンツ。
お馴染みのこの曲に会場は盛り上がります。間奏のタンバリン、早口言葉(ラップ)。
どれも、すごくよかったです。でも、この曲で”声がちょっと出ていない?”と私は思いました。
そして「サーカス」。まさやんの”2階〜!1階〜!バンド〜!”の呼びかけに会場は湧き、その後の”松山〜!”で、一体化。
そして、前奏でまさやんが”ワン〜”と言うと、会場が続いて”ワン〜”そして、まさやん”ツー”と言うと、会場も”ツ〜”そしてまさやんの”ワン〜 ツ〜”の声の後に会場が”ワンツースリーフォー”のレスポンスで、曲が始まる。
でも、これって、始めての人はわからないかも
()
私は高知からやってるので、できましたけど。
この曲の時に、すごく楽しくて楽しくて、私は”自分のライブ歴に残るくらいいいライブになるかも!”と思っていました。
ゲンタさんの”♪ヘルスメーター”の後のドラムも変わらず冴えていたし。
”♪トゥ〜ルルルトゥルル”のコーラスも響いていたし。
そして、コーラスとともに「Sleep
ing Butterfly」。
最後の”♪息を潜めている”の時に握りこぶしをちょっと振りながら唄っていた姿が印象的でした。
そして、会場が明るくなり、MC。
まさやん”どうも”
会場(男性)”調子いいかーー?”
まさやん”調子はいいですよ。そちらこそどうですか?最近、風邪とか流行ってますからね、大丈夫ですか?僕は、半身浴とか、してますからね。半身浴。そう、半身浴!2階、半身浴してくださいー!1階、半身浴してくださいー!”と、わけのわからぬ呼びかけをし、
まさやん”松山、道後温泉ということでですね、昨日、私も行ってきまして、いいお湯ですよね。もう、3時間くらい半身浴ですよ
()。嘘です。ゆであがってしまいます()。でも、日本最古のお湯ですよ!日本最古!”と、妙なテンションで話していました。
会場の”頑張れー”の声に、”放っといてくれ”と言ったり、とりとめのない会話が続き、「水のない水槽」に入ります。
ゲンタさんが途中で前へでてきて、木琴の前に座ったら、それが、丁度私の目の前。
これは、よぉ〜くみとかなきゃ!と思って、今回は曲に浸るより、ゲンタさんの木琴の職人芸に見惚れることにしました。
適当に叩いてるように見えますが
()、多分、譜面もあるんだよね。
とにかく、すごい!!!あの強弱、リズム、メロディー、素晴らしかったです!
そして、キタローさんがベースで、”ドクドクドクドクッ”というような心臓の音を丁度、心臓が動くようなペースで奏でる。
心拍数」です。その中、泣きのハープ。そしてドラムも入り、曲が始まりました。
ちょっと声は出ていないかな?と思ったのですが、大サビからは、ゲンタさんのドラムが足に響いてきて、すごいパワーに押され、なんだかよくわからないけど、涙がでてきました。
そして「Super Suspicion」。
手拍子も起こらずじっくり、このかっこいい曲を楽しむことができました。
その後は「愛のしくみ」。ゲンタさんのパーカッション、キタローさんのキーボード、すごく楽しい〜。
まさやん“♪カルシウム不足”がうまく言えてなかった
()
まさやんも身体を左右に動かしながら楽しそうに歌ってました。
そして「晴れた日と月曜日は」。
手拍子なしの、真剣モードのこの曲は、すごくよくって、泣けそうでした。
間奏のキーボードのところのすごく低い声の”Please My Darling”は今までキタローさんが言ってるのかと思ってたんだけど、まさやんが言ってたみたいです。
そして、MC。(何喋ったかはもう忘却)
その後「僕はここにいる」。
”報われない痛みだけの恋でいい”なんて今はこれっぽちも思わない私は、いまひとつピンとこないんだな、この曲は
()。5年程前なら、響いたかもしれないけど()。なんか、あんまり、印象にないです。
そして、「琥珀色の向かい風」。これには、もう、今までになくやられました。
香川で、亡くなった友達の事を思い出したと書きましたがこの曲を聴くまでは永年思いださなかったこと、残酷なようだけど、人間はそうやって、生きていくんだなぁ・・・と感じました。
”♪時がたつにつれ 悲しみを知り もうもどることない場所”
時は流れていくだけであって、後戻りはできないし、色々なことがあってもそれを乗り越えたり、忘れたりしながら、前に向かって生きていくしかないんだなぁ・・・・と思いながら聴いていました。
そして、再びMC。
まさやん”ここはフェリーがありますよね。僕は、案外フェリーが好きでね。フェリーのカンバン・・・っていうんですか?(まさやん、甲板(カンパン)では?)そこで、アイスを食べるのが好きなんです。”と、言っていると、波の音。なぜか急に外人口調になり、
まさやん”あぁ 松山に来たぜ。フェリーで2時間。(近っ
())それにしてもひどい女だったぜ。俺の事、外人呼ばわりしやがって()。チクショウメ。だから女ってやつは・・・。あんな恋、この海に捨ててやるぜ”と、一人芝居を、適当に?続けてました。
私には、かなりの笑いのツボでして、一人でかなりうけてしまいました
()
海の音のままちょっとスローな「低気圧ボーイ
。ボサノバチックでパーカッションがすごい〜!
そして、会場は真っ暗になり、横から一筋の光がまさやんだけに照らされ、静寂の中、「コイン」の弾き語り。
でも、まさやん、ギターを間違えてしまったところがありましたが、何事もなかったかのように立て直していました。よく知らない人は気づかなかったかも…というレベルの間違いでしたが。
曲が終ってからの、一呼吸おいての拍手。松山はお客さんも常にすごくマナーがよかった。
そして、バックに星が輝き出し、「Passage」。
サビのところで、星はさらに輝きを増し、天の川のようにきらめいていました。
その後は、エレキで激しい音楽が流れたあと、止まって
まさやん“えぇ、それではですね…”と、手を前に組んでなぜか漫談口調で
()話し、まさやん“しめっぽい曲ばっかりやってしまったのでね、このへんでですね、”と、漫談口調を繰返しまさやん“人間ドックに行こう!”と謎の掛け声。
始まった曲は「カルテ」!!!なるほど〜
()
でも、ごめんなさい、徳島でカルテやったと聴いて聴きたかったのですが、これは、もう、弾き語りの圧勝ですわ。
そして「Fat Mama」。…だったのですが、なんか、おかしい…。
今一つ、3人が空回りしているというか、集中しようと盛り上げようとしても、噛み合っていないような…そんな雰囲気でして、会場は盛りあがっていますが、なんか、私の中では違和感を感じてました。
私も“どうしたの?何があったの?なんなのこれは?”と思いながら見ていたので、全然盛りあがれず、大好きなこの曲で、今まででこんなに盛りあがれなかったのは始めてだと思う。
そしてそのまま「長男」。さっきの雰囲気を引きずったままで、とにかく、私は、唖然としてて、あんまり記憶にないんです。ロック長男なのに。
そして「ガムシャラバタフライ」。まさやんはさらに歌詞が2回も飛ぶ。
“本当にどうしちゃったの???”
そして、そのまま「月明かりに照らされて」。ゲンタさんのドラムにも冴えもキレもみられない。(キタローさんは常にあんまり変化なかったと思います)
“なに?これは?赤坂BLITZ 1日目の再来!?”と思っていました。
と同時に“3人も、人間なんだなぁ〜。そりゃ、調子悪い時もあるよなぁ”と思ってました。
そして「アイデンティティクライシス〜思春期の終り〜」この辺になると、まさやんの顔も、すごく険しい表情になっていく。
“ワ”“フ”の時には、笑おうとしているけど、目は笑っていない感じ。
私は今回は“ワ”側でした。今日はそれも短めで、まさやんは「空が落ちてくる」を歌う。キタローさんは変わりないけど、でも、ゲンタさんも、いつものはしゃぎっぷりがない…。
私の中で、すごいシコリが残ったまま、本編は終了しました。

会場は、愛媛の定番と化した(他会場ではみられない)“まっさよし!Fu〜”のアンコールの声。
私は、とにかくカルテから今までの一連の演奏に、ただあっけにとられ、頭の中は“???”マークでいっぱい。その上、コンタクトにゴミが入って、目があけれないし
()
けっこう長いアンコールの声の後、ミスペラーズ登場。
でも、自己紹介をして、「中華料理」だったんだけど、私の目がもう、それどころではなかったので、座ってコンタクトを入れ直している間に曲は終ってしまいました
()
最後に“坊ちゃんだんご いよかん 一六タルト〜”でしめていたのはわかったのですが、それ以外は見ていなかったし、聴けていなかったし、記憶にない
()
その後は「根無し草ラプソディー」。最後の“♪寂しい夜は君を想う〜”のコーラスは、いつも“きれい〜!”と感動するけど、今日は、3人に、ヤル気がみられなかった。
そして「お家へ帰ろう」。一部の人が“フー”って言ってたのはちょっと残念でした。
3人の表情も、すごく堅い。会場のコーラスはきれいでした。
そして“マキゲ”の紹介をし、まさやんはポーズを取り、
Are you ready?”で、「学園天国」が始まりました。いつもは、ハープまで振り向かないのですが、今日は、この言葉の後、すぐに振り向いてお客さんとレスポンス。
そして、もう、お待ちかねのハープ!!!
席についた時から、“これは…あの時、私の目の前でふいてくれるのでは!!!”と、もう、そのことが最大に楽しみだったのです。やはり、私の目の前でふいてくれ、色々思った事のあるライブでしたが、この10秒の時間が味わえただけでも、来て良かった!と思いました。
そして、「審判の日」。ここで、やっと、だいぶ立て直せた感じがしました。
まさやんも、途中でギターを抱えて倒れ込み、後ろを向いて、必死でひいていたし。
会場もすごく盛りあがっていました。
そして、メンバー紹介のあと、まさやん“楽しい・・かったです”と、妙に歯切れの悪い感想を
()叫び、メンバー退場。アンコールの声の中、今度は異常に早く登場()
今日はオレンジのツアーTでした。
そして、「Plastic Soul」。
会場は最高潮に盛りあがり、まさやんも“楽しかった”と再度言っていましたが、香川の時のような“幸せだぁ〜”というような“ニパ〜”とした満面の笑顔は見られず。
最後のメンバー紹介のドラムの見せ場も、やたら長いけど、見せ場なし…だったし…。
私のなかでは「審判の日」で、やっと立て直せたのがまたコケた???って感じでした。
そうこうしている内に、演奏は終り、3人は退場。会場からは再び拍手が起きていました。

なんといいますか、私の中では始めてのこういうライブ。
今までお客さんに不愉快な思いをして楽しめなかった…とかそういうのはあったのですが、3人の演奏が原因で楽しめなったなんて始めてで、今でも、なんかシコリが残っています。
でも、これはあくまでも、私が、あの位置で見て、私が感じたことであって、
“松山のライブ”がそうだったわけではありません。
最高に楽しかった人もいるだろうし、音がよかったと感じた人もいるだろうし、実際に前半がダメで後半よかったと言っていた人もいたし。ゲンタさんのHPでも、やり手が集中してすごくよかったライブが客にはよくなかったと言われることもあると言っていたし、3人は集中していて、とてもいいライブだったのかもしれません。
あくまでも、私がライブをみて感じた、私個人の意見です。
今度は、私も、思いきり楽しめるといいな。