Yamazaki Masayoshi Tour2001-2002 TransitTime
2001.12.22 宇和町文化会館
Reporter is まき
少しシコリとなってしまった松山ライブ翌日。
まさやんの記念すべき30歳のバースディイブとなる、地方公演でも注目されていた宇和町文化会館での会館自主公演ライブ。
午前中は仕事をし(といっても実は松山のレポを書いていて働いてはいないんだけど(笑))、宇和町へ。
同じ愛媛なのに、高知や高松より遠かった(笑)。キャパ800?1000?くらいの小さいホール。
会館自主公演ということで、イベンター(デューク)が入っておらず、モギリも、バッグチェックも、いつもの黒スーツの人達でなく、町民(町役場の方々?)で、手作り感があり、すごく新鮮。
入ったら入り口に穂苅さんがいました。”何か話しかけようかな?”と思ったけど、話す内容が思い浮かばなかったので(笑)やめ、遠巻きに見ていると、穂苅さんに、まさやんへの誕生日プレゼント?を渡しているファンがけっこういました。
もちろん、私はそんなものは用意していなかったのですが(笑)。
そして席につくと、7列目のキタローさん側の一番右端のブロック。ですが、この会場、前の方の床に傾斜がないので、立ったら見えないかも・・・と思ってました。
そして、目の前のカップルが、どうも、イヤ〜なムードをかもし出している。また邪魔されるか(笑)?(結局、前で喋ったり、ゴソゴソしたり、やっぱり邪魔されたんですが・・・)
アンケートの感想だけを残して書いたり、隣の方とお話ししているうちに、開演。
ステージにまさやん登場。
今日は、高知の時(1日目)と同じカーキ色の妙にピッタリしすぎの長Tと、前にポケットのついたズボンでした。
会場中の人が立ったのですが、やはり立つと、他の会場と違い、すごく見にくくなりました。
なんとか人の頭のすきをぬって、ベストポジションを捜し、1曲目は「タイム」。
この曲、今日は、なんだかすごくよかったです!!!今まではとにかく苦手だったけれど、今日は”いい曲かも?”と思いました。
そして、ゲンタさんがDJコーナーへ。今日はゲンタさんは頭に赤いバンダナを巻いていました。
なんか、いつもとは違うLP盤を廻していたような気がします。
曲が始まったと同時に照明が明るくなり大歓声!
そして、「セロリ」。私の中でもすごく盛り上がってきた感じがしました。
間奏のタンバリンを嬉しそうに叩く、まさやん。会場も一気に盛り上がりました。
その後は「サーカス」。
まさやん”1階〜!2階〜!宇和町〜!!!”と呼びかけて
まさやんが”一緒に言ってください”の後、まさやん”ワン〜”会場”ワン〜”まさやん”ツ〜”会場”ツ〜”まさやん”ワン〜ツ〜”会場”ワンツースリーフォー!”のレスポンスの後、曲へ。
まさやんも身体を左右に揺らしながら楽しそうにギターを弾く。
”♪ヘルスメーター”の後のゲンタさんの見せ場も今日はすごい!”♪トゥルルルトゥルルトゥルルル”の2人のコーラスのところで、私は”楽しい〜!!!”と、自分でも自然と笑顔になっていくのがわかりました。
そして”♪Sleeping butterfly at midnight〜”のコーラスで入る「Sleeping butterfly」。むちゃくちゃかっこいいのなんの!特に終わり方!!!
そしてMC。
まさやん、”宇和の皆さん、どうも。山崎まさよしです。昔、宇和島へは従兄弟の結婚式できたんですが”
会場”宇和島と違う〜”(宇和島市と宇和町とあるので)
まさやん”それは知ってます!”とちょっとムキになり
まさやん”そんな宇和島の結婚式でですね・・・・狸がでました(笑)。人生の門出には村中が総出でお祝いをする、そんな宇和島・・・やないわ、宇和町の皆様、今日は最後まで楽しんでいってください”
というような内容でした。愛媛に親戚がいるのかなぁ〜、と、ちょっと嬉しかったり(笑)。
そして「水のない水槽」。
今回は、ゲンタさんの姿も全く見えないので、木琴が終わるまではずっと目を閉じて聴くことにしました。
キタローさんの音にあわせて身体が前後に揺れ、トランス状態になりそうなところを木琴の音で引き戻されるような・・・そんな感じがしました。
そして、その後は、照明が真っ暗になり、ベースの心臓音とともに始まったのは「心拍数」。
ハープから始まり、大サビのところからの演奏は、もう、必死で立っていないと立っていられない感じで、喉の奥がカーッと熱くなっていくのがわかり、あまりにすごい演奏に涙がでそうでした。
”♪狂おしいほど抱きしめあおう”のところは本当にすごくて、胸に刺さりました。
そして「Super suspicion」。宇和では、合わない手拍子が起こってしまってちょっと残念。
やっぱり、この曲は何回聴いてもかっこいいです!
そしてMC。
会場の”お誕生日おめでとー!”の掛け声の後、拍手がおこると
まさやん”いえ、誕生日は明日です。僕の誕生日は天皇誕生日と同じでして、あぁ一年終わるなぁ・・・と思うと、誕生日なんですよ。一年を振り返ろうとすると、誕生日。そんななんやわからん時期に生まれまして。まぁ〜ね、5月とかに生まれていたら・・・いや、5月に生まれても別になんもないんですけど(笑)、とにかく、25歳になります!”の声に、会場ブーイング(笑)。
まさやん”いえ、30歳です。25歳も、そんなに大して変わったもんやないな(笑)。見事に30歳になってみせます!何の未練もありません!!!”というような宣言?をし、
まさやんは“クリスマスも近いんですが…クリスマスというと、なんですか?暖炉に火なんか灯してですね、その前でおばぁちゃんが眼鏡かけてロッキンチェアで編物なんかをしているイメージなんですかね?うちは、もうおばぁちゃんいないんで、その時点でもうダメなんですが(笑)、家にはゴールデンレトリバーなんか飼って、セントバーナードでもいいですね、和気藹々…みたいな。実際、そんなんしてる人なんて、この世にいるんでしょうか?”というようなクリスマスについてのコメントもありました(笑)。
そして、ゲンタさんの雄叫びとともに「愛のしくみ」。
まさやんも楽しく、ゲンタさんのパーカッションも楽しく、キタローさんのキーボードも楽しく、メロディーも軽快で、とにかく楽しかった〜。
そしてキーボードの前奏の後「晴れた日と月曜日は」。
この曲では手拍子が起こらず、演奏もすっごくよくって、じっくり聴け、歌詞もどんどん響いてきて、久々にこの曲で自然に泣けました。
そしてMCだったかな?もう内容は覚えてませんが・・・。
その後は「僕はここにいる」。これはいまひとつ印象にない(笑)。
そして、その後奏でたハープは「区役所」でした。
もう、ハープを聴いただけで泣けてきて、曲中、ずっと涙がでてきました。
”♪たゆまない時の中変わらない優しさをてがかりに歩いてく”本当に混沌とした世の中、人間の支えとなるのは人の”優しさ”だけかもしれない。
そしてMC。
まさやん”ここは山の中ですが、皆さん、夏とかはどこへレジャーに行くんですか?”と、”海”に話題をもっていこうとしている(笑)。
まさやん”海ですか?山ですか?この辺の娯楽はなんですか?”
という質問をしたけど、会場はシーン。娯楽の少ない南予で、この質問はちょっと酷よ、まさやん(笑)。
まさやんはいつもの外人口調で”また海に来てしまったぜ”と、ネタを。今日もおかしかったんだけど、ネタは思い出せない〜。
最後の会場からの”まさやん、かっこいー”の掛け声に外人口調で”ホットイテンカ”と言ったのはツボでした(笑)。
そして、「低気圧ボーイ」。ボサノバチックなこの曲もすごくかっこいい!
”♪いかれたPartyの〜”からのゲンタさんのパーカッションもすごくいいんですよね。
そして、会場の照明が落とされ、ギターの音だけが響き、長い前奏の後、「コイン」。
今日の「コイン」は本当に素晴らしく、TTTでだいぶ聴いていたので「コイン」を演奏することについての感動は薄れていたんだけど、すごく感動して、途中から最後まで涙が流れました。
演奏が終わってからも、会場は静まり返り、時間を置いて拍手。皆の感動が伝わりました。
そして、またハープの音が響き、それは”アメイジング・グレイス”。
もう、再び喉の奥が熱くなってきて、涙があふれました。
でも、斜め後ろの方で、大きな声で一緒に歌っている人が。そりゃ、反則だろっ。
そして、そのまま「Passage」。星の前で歌う、この曲はとても力がこもっていました。
そして、激しい演奏の後、”2階〜!1階〜!宇和町〜!”の後、”しめっぽくなってしまいました。
””皆で人間ドックに行こう!”の声で「カルテ」。
松山のレポで、弾き語りの圧勝と書きましたが、すみません、弾き語りには勝てなくとも、ものすごくよかったです!エレキの「カルテ」!!!
昨日と、全然違う〜!!!
そして「Fat mama」。昨日は1ジャンプもしなかった私ですが(笑)、今日は、もう最初っから最後まで飛びまくりっ!!!むちゃ楽しかったです。
喉が渇いてきて、夏でもあまり汗をかかない私が、汗が流れてましたから(笑)。
そして、「昼休み」。また聴けると思っていなかったので、すごく嬉しかった〜。
このエレキの「昼休み」、聴いてない人いると思うんだけど、必聴なんです!
むちゃくちゃかっこいい仕上がりですから!
そして聴きなれた前奏は、「ガムシャラバタフライ」。この辺って、無我夢中で記憶が飛んでる(笑)。
そして「月明かりに照らされて」。青と赤の照明がグルグル廻り、声もすごくよく出ていて会場も盛り上がり、いままでのTTTの中で文句無しに一番よかった!
でも、宇和もなぜか関東ふりでした(笑)。愛媛なのに(笑)。
ベースの音も響き、ドラムも響き、最高の演奏でした。
そして「アイデンティティクライシス〜思春期の終わり〜」。
そのまま”ワ”と”フ”組にわかれて、コーラス。私は”フ”組。
キタローさんが目の前にきて、いろいろしてくれるんだけど、キタローさんの優しそうな笑顔に、もう、ときめいてしまいました(笑)。
こんな真近でキタローさん見たの始めてかも。
”フ”の時に”腰を入れろ”とジェスチャーしたり、”えっ?”と紙に書いたり”男子!”と書いたり。
耳を描いて頭の後ろへ持っていき”聞こえない”というようにしたり。
そんな中、まさやんは、コーラスをバックに「I feel the earth move」を歌い、キタローさんは紙に”サンキュー”と書いて退場。
その後ゲンタさんも退場。
その後、まさやんもすぐに演奏をやめ”ありがとう!”と言って退場。
アンコールのコール”まっさよし!Fu〜!”の声がかかり、だいぶたってミスペラーズの登場。
”あたいはミス””あたいはペ””あたいはラーズ”と自己紹介の後”ミスペラーズ”のコーラス。
その後ゲンタシスターが”ぷぃっ!”とかわいこぶってみたり(笑)。
”うわぁっちょう うわぁっちょう うわぁっちょう!”(宇和町のこと)と言ってみたり(これは、まさやんも気に入って後で多用していた)。
そして、手拍子の中、ゲンタさんのボーカルでバスドラ?のリズム。おぉ〜「長男」だ!この「長男」すごくかっこいいんだよね!
まさやんは途中の歌詞を”♪本家の存亡 になってるのねん”とか”♪一家の安泰 願ってるのねん”とか、歌っていました(笑)。
”♪時々長男は”の後にギターでジャーンとマイナーコードを弾き手を頭の所にもっていき”オーマイガッ!”風”♪Fell so blue〜”で終わり。すごく楽しかった!
そして、今度は指パッチンで、「根無し草ラプソディー」。今回は、替え歌一切なし。
でも、最後の”♪寂しい夜は〜”は、ちょっとパンチがいまいちだったかな?昨日よりは気合は入っていましたけど。
そして、再び指パッチンで「おうちへ帰ろう」。
途中の会場の掛け声的な”フー”コールいらないんだけどなぁ・・・。でも、これも私が何回も行ってるからの意見であって、これ1回しかな人はいいたいんだろうな。
最後のフレーズでは、まさやんが会場もコーラスするようジェスチャーし、”♪フーフフフ”の合唱。
最後の方では、徐々に”フー”コールは消えてました。最後に”♪フーフフフ フ〜〜〜〜”の大合唱で終わり。
キタローさんは紙に”すっげー!”と書いてくれました。
そして、ゲンタさんが”信じてもらえないかもしれないけど、ほんとはあたいはマ””キ””ゲ”と続き、”マッキゲ〜”と自己紹介。
”皆さん、さよなら”と照明が落とされ、まさやんは舞台の袖近くに行き、ポーズ。
「学園天国」の掛け声の後、コール&レスポンスが続き、まさやんは振り向いてハープソロ。
こちらにも来てくれましたよ!かっこよかったぁ〜!!!
そして「審判の日」。
会場もすごい盛り上がってました。途中メンバー紹介をし、”中村キタロー神父〜!”の後にキタローさんがソロが終わったら、帽子を飛ばし、それをまさやんが拾い、かぶって、”江川ゲンタシスター!”とゲンタさんの紹介。すると、シスター服を脱ぎ、ドラムソロ。ゲンタさんのドラム今日は、昨日とはうって変わって見せ場あり。
いやぁ〜、かっこよかったわぁ!
そして、演奏が終わると、再び退場。会場はアンコールの声を叫び、電気がつくと3人は舞台に。
見つかってしまった(笑)というようなふりをして、ゲンタさんはジャンベ、キタローさんはタンバリン持ち、ちょっとスローテンポでの「Plastic Soul」。
コーラスの”ラーラーラーララ”で、会場はひとつになり、最後、ゲンタさんはドラム、キタローさんはベースに戻り再びメンバー紹介。
キタローさんとゲンタさんのソロが終わり、まさやんは”山崎まさよしでした〜”と言った後、再び”ラーラーラー”のコーラス。
最後まで楽しませてくれました。そして、3人は手を振ったりしながら退場。
と同時に、会場からは”♪Happy birthday to you〜”の歌が始まり(これは、私も最近顔をだす、愛媛県のまさやんのファンページの子達で、できたらやろう!と決めていたことだったのです)終演の場内アナウンスが流れながらも、皆で歌い、拍手をしました。
後で聞くと、コメントはなかったけど、まさやんには届いたそうです。
でも、本当に”やろう!”というよりも”やりたい!”というか”感謝の気持ちを表したい!”に近かった感じです。
こうして、まさやんの愛媛での記念すべきバースディイブライブは終わりました。とにかく、3時間、楽しくて、嬉しくて、感動して、こんなに泣いたライブはいままでになかったと思います。(こんなに踊ったライブはいままでにも多々ありますが(笑))、宇和くんだりまで、本当にきてよかったぁ〜と思いました。
昨日の松山で終わっていたら、ちょっと・・・だったかも。
とにかく、ライブが終わって”私は幸せだ〜!生きててよかった!”と思えるライブで大満足。
”まさよし強化週間”も、最後の最後で、計画数値200%クリアです(笑)。
四国の5公演、いろいろなことがあり、いろいろ思ったライブでしたが、やっぱり、こんなに私を幸せな気分にしてくれる山崎まさよしのライブが一番好きです!
30歳、男として、人間として、まだまだこれから!
50歳になっても80歳になっても、どんな形であれ、唄っていてほしいです。
山崎まさよしが唄っていてくれる限り、私は、山崎まさよしの作り出す音楽を聴きつづけることでしょう。