Yamazaki Masayoshi Tour2001-2002 TransitTime

2001.12.26  神奈川県民ホール
Reporter is あかり

 

2001年12月26日(水)神奈川県民ホール
開場5時45分・開演6時30分
ファンクラブで先行予約をとったのは、1月17日の渋谷公会堂でしたが1枚余っていたのでチケット売買の掲示板で神奈川県民ホールと交換してくださいという方と、それぞれのチケットを交換しました。
この神奈川県民ホールで、“ドミノめぐり”の千秋楽が行われたのです。
その映像をWOWOWで99年3月12日に放送されたときが、私にとって初めてのまさやんのライブ“体験”でした。
大好きな人のライブが家にいながらして見られると、ワクワクして画面に見入ったあの時の幸福感を今でも覚えています。
まさか自分が2年後にこの神奈川県民ホールでライブに参加するとは思ってもいませんでしたので、人生、捨てたもんじゃありません。(笑)
桜木町の次の駅、関内駅につき、初めて会う人と一緒にホールまで行きました。
年齢も同じくらいの人で、安心しました。

ホールに近づくにつれ、風が強くなっていったのは、海の近くだからでしょう。
席は、2階11列42番でした。
3階まであるのですが、2階が一番座席数が少なく、私たちはドア近くのほぼ中央でしたので、ステージ全体がよく見渡せました。
でも、双眼鏡がなければ表情までは見えませんでした。持ってきて良かったです。

6時45分、開演予定を15分過ぎて始まりました。
まさやん、ゲンタさん、キタローさんが暗がりから登場したとたん、会場は拍手とどよめきで埋め尽くされました。
すぐスタンディングしてノリノリになろうと思ったファンは多かったのですが、前奏を聴いてみんな座りだしました。
♪タイム♪
やっぱりバラードは座ってまさやんの奏でるギターの音と、歌詞の情景を思い浮かべながら、じっくり聴きたいものです。
♪セロリ♪
ゲンタさんのドラム、キタローさんのベース、まさやんのギターに弾むようにみんな立ち上がり、手を振って楽しみました。
♪サーカス♪
♪Sleeping Butterfly♪
私の大好きな曲です。
MC「え〜、ここに来たのは2000年でしたっけ?」
会場からは、「30歳おめでと〜〜!!」とか「まさや〜ん」とかファンが叫ぶのですが、まさやんはあまり反応しませんでした。
だいたいMCに入ったときも、笑顔でもなく何を喋ったらいいのかというふうで、マイクを前に黙っていました。
そのせいか、ファンのかけ声もあまり多くないのです。
そして、まさやん自身もあんまり乗ってこないんです。
これには、拍子抜けしたというか、まさやん調子でも悪いのかなぁと私は心配しました。
でも、それは単なる杞憂に過ぎなかったとあとでわかりました。
「ええ、今年もライブはこれ1回です。気合を入れたら、カミソリまけしました」
ここで、やっとファンも笑いました。
「おっと、インドに来ちゃった」
ゲンタさんと、キタローさんがなんていう楽器かわかりませんが、とにかくインドチックな(笑)音を出しながら、まさやんが歌った曲は、
♪水のない水槽♪
3人の楽器が重なると、また違った幽玄な美しい歌になるんですね。
ゲンタさんは、木琴のようなのをたたき、キタローさんは床に座って太鼓のようなものをたたいていました。
やがて、まさやんのブルースハープは、悲痛な叫びのように会場全体に響き渡り真っ暗だったステージが真っ赤になりました。
♪心拍数♪です。
これもまた私の大好きな曲です。みんな最後まできちんと聴き終わってから2秒ほど間を置いて、拍手が巻き起こりました。素晴らしかったです。
みんなで“聴き入った”という感じでした。
♪Super Suspicion♪
MC「どうも・・・横浜どう?晴れててね、鳩がいて山下公園に行って、すみません行ってないんですけど・・・」
「みんな宝くじ買った?宝くじ、俺、買ったよ。当たったら、また宝くじ買おうかな」
♪愛のしくみ♪
♪晴れた日と月曜日は♪
私、泣きませんでした。(^^;)
♪僕はここにいる♪
♪琥珀色の向かい風♪
MC「横浜にいましたが、いろいろな所ね、ほとんどひとりで来てました。」
「ここにいた頃は、何一つ楽しいことはありませんでした。ラウンドマークはね、まだ建ってませんでした。バビルの塔のように黒く建ってますね。 あれはね、なんであの形をしてるか知ってますか?不思議な形してるでしょう?本当は、まだ上に続くはずだったんです。実は、お金が足りず途中なんです。
雲の上になって80階くらいになったそうです。その時は、ひとりずつ酸素ボンベしょって行くんです」
ファンがうそ〜〜と言い出すと、まさやん「すみません、作りました」とまた言ってました。
「夜中散歩して、帰りにコンビニに寄って弁当買って帰りました」
このMCあたりから、ゲンタさんが「ザーー」といった海の音を流してました。
♪低気圧ボーイ♪
♪コイン♪
♪One more time・One more chance♪
曲が始まると「おーーー」というどよめきが起こりました。
まさかこの曲が聴けるとは思ってなかったのは、私ばかりではないようです。
バックは星空に変わり、詩の持つせつなさが胸にビンビン届いて目頭が熱くなりました。
まさやんが歌い終わっても、なかなか拍手がなりやみませんでした。
それだけ、みんな感銘したんでしょう。
MC「神奈川県民ホール〜!!3階〜〜〜。2階〜〜〜。1階〜〜〜!!」
とどろくドラムを背に「チェンジが難しいと思うけど、ここからはのってまいりましょう〜!!」
みんな大歓声スタンディングです。
♪カルテ♪
バックは、よくテレビなどで、赤い細胞がくっついたり流れたりするのを顕微鏡で見たようすを写したりするでしょう?あんなのなんです。
手がこんでました。(笑)
もうまさやんのエレキといいゲンタさんのドラムといい、すごい爆音でした。
ステージは赤に染まり、そこをかみなりのように白い光線がビカビカ降り注ぐんです。
もう、かっこいいったらありゃしません!!
♪Fat Mama♪
♪昼休み♪
♪ガムシャラバタフライ♪
♪月明かりに照らされて♪
もう、この曲大好き!前奏を聴いただけで踊りたくなるんですよ。(笑)
♪アイデンティティークライシス♪
ステージに向かって左の人たちは「わーわーわー」右側の人たちは「フーフーフー」で、私は「フー」側でした。
ゲンタさんは「わー」側を担当です。
キタローさんは私たち「フー」側を担当。
でも、「フー」側は、なぜか声が小さいのでキタローさんが画用紙にいろんな事を書いて見せるのです。
ゲンタさんのほうは、手の振りが簡単なんですが、こっちは英字のZを逆に書いたように手を振るんです。慣れるまで、ちょっと手間取りました。
画用紙に3の字を書いて耳のように顔にくっつけるので、笑っちゃって手がおろそかになりました。

アンコール
いよいよミスペラーズの登場です。
ゲンタさん・シスターのかっこうで「あたいは“ミ”」
まさやん・つけ鼻してました。かなり大きめの。「あたいは“ぺ”」
キタローさん「あたいは、“ラーズ”」
「ミスペラーズ〜〜〜〜」
♪中華料理♪
アカペラできれいなハーモニーでした。
途中「しゅうまい、しゅうまい、ぎょうざ、ぎょうざ」と言うので笑いましが、ゲンタさんに「ほんとに横浜か?」ってつっこまれましたが、おそらく、ここに来てる人はほとんどが横浜以外からでしょう。(笑)
♪根無し草ラプソティー♪
「さ〜みし〜い夜は〜」からアカペラでした。
きれいな声で、うっとりしました。
ゲンタさん「あたいは、ほんとは“ゲ”」
まさやん「あたいは、ほんとは“ま”」
キタローさん「あたいは“キ”」
「まきげ〜〜〜〜〜」
♪お家へ帰ろう♪
「ふーふーふー」のあとに、会場では「ふぅ〜・ふぅ〜」っていうのですがあれでいいんでしょうか。(笑)なんかヘンじゃない??
まさやん、歌いながら身振り手振りをつけるので、おもしろかったです。
キタローさん画用紙に「すげーいい」と書いてました。
♪審判の日♪
もう、最高潮に達してました。
「きょうは楽しかった〜」まさやんのこのことばが聞けてよかった。
「また来年やろう〜〜〜」3人はステージを去りました。

アンコール
まさやんは、オレンジのTシャツに着替えてきました。

♪Plastic Soul♪
もう、総立ちで「ラーラーラーラーラー」で大合唱状態。
で、手も振るし・・・、だんだん肩が痛くなってきました。(笑)
最後にステージの上から、キラキラ光る紙が落ちてきて、まさやんはこの演出を知らなかったらしく、上を見上げながら子供のような笑顔で喜んでました。
きれいでしたよ〜。終わり頃にはどっさり落ちてきて、まさやん笑ってました。
「どうもありがと〜〜。よいお年を〜〜」と手を振ってお別れです。

時計を見ると9時半。実に3時間のライブでした。
2001年をまさやんのライブで終わり、2002年もまた、まさやんのライブで始まるのです。
私は、やっぱりまさやんが1番です。ついて行きますよ、いくつになっても。(笑)
つたないレポでしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。