Yamazaki Masayoshi Tour2001-2002 TransitTime

2002.1.17  渋谷公会堂
Reporter is あかり

 

2002年1月17日(木)渋谷公会堂2日目
開場6時 開演6時30分

ライブまであと4日という13日の夜から完璧な風邪の症状が現れ、早めに病院に行って薬をもらったものの、当日になっても熱が下がりませんでした。
は〜、最悪コンディション!と思いつつ出かける支度をしてたら、おーちゃんからケータイメールが届きました。
「楽しんでおいで〜ヽ(^o^)丿寒くないようにしてでかけるんだよ〜」のことばが、重くなりかけていた私の気持ちをいとも簡単に吹き飛ばしてくれたのです。
感謝!持つべきものは友です。
いつも早めに行くけれど、まぁ開演の6時半までに行けばいいやと思いつつ、渋谷へ。
相変わらずの大混雑スクランブル交差点。
ここを通り抜けるたびに、私は命を吸い取られるような気がするんですが・・・。(笑)
渋公へ向かう途中、「3分で幸せになれる店」と書いてあるショップが。
幸せになりたいものよと思いつつ、チラッと見たら「100円」の文字が。
100円ショップで有名なDやCでもなく、シンプルな商品がカラー別に整然と並んでいるのが見えました。
あ〜、わかった!へんな子どもじみたキャラクターや、絵なんかが一切ついてないものをそろえた若い女社長の話をテレビでやっていたのを思い出しました。
時間はたっぷりあったのですが、やっぱり気持ちは渋公に向かっていたので、店内には入らず、したがって3分で得られる幸せも手中に収まることもなく・・・・。(笑)
まぁ、いいや、これからまさやんにたくさんの幸せをもらいにいくんだから。

渋公に入ると、何事かと思うほどグッズ売り場が大混雑してました。
私は、通販で買ったので自分の席に行こうとしてもギューギューでなかなか行けません。
もしかして、限定の2002年の馬TをGETするためなのでしょうか。

さてさて、前置きが長くなりましたが、私は自分の席へ直行。
ステージに向かって右側でしたが、結構前でなかなかいい席じゃんとひとり満足してました。
開演まであと10分、チケットを交換した人はまだ来てません。
入り口でもらった「山崎まさよしツアーライブ2002」と書いてあるビニールバックをのぞいたら、おなじみのアンケート用紙とほかのアーティストの広告、それにスースーがいくつか入ってました。
そしてなにげに、自分のチケットの席番を見てびっくり!
私は、よその人の席に座っていたのです。(笑)
しかも、6列も前。どうりでステージに近かったわけね。(^^;)
急いで、自分の席へ。
でも、よかった「その席私のなんですけどぉ・・・」なんて言われないうちに気づいて。
お隣さんも来て、ちょっと話してるうちに客電が落ちたのが、6時31分。
へ?どうせ、10分くらいは押すんだからと思っていたのですが、前の方のファンがきゃ〜と騒いだと思ったら、いつの間にか暗闇にまさやん、ゲンタさん、キタローさんがいました。
あまりにも時間通りに始まったものですから、トイレに並んでいた人など、曲の途中で自分の席へ行くことを禁じられた人たちが、結構多く、ドアのところで立ちつくしてました。

1曲目はタイムじゃないよなぁ、きっと。と思っていたら♪タイム♪でした。
ちょっとがっかりしたのですが、自分でも驚く反応が・・・。
泣いてました、私、いつの間に。(笑)
最近いろんなことがあって、とても張り詰めた思いでいた日々が続いたので、その現実から離れることのできるライブに参加できたことで、心が開放されたのでしょうか。
うぅ・・・まさやん、それでなくたって風邪で鼻がグズグズしてるんだから、泣かさないでよぉ・・・と思っていたら、♪パンを焼く♪
この切り替えはどうしたらいいんでしょう。(笑)
もう、みんなスタンディングで大喜びです。
おなじみの「生麦生米生卵」の早口ことば。私はいつも茶パジャマが言えず、「茶パチャマ」でアウトに。(笑)
♪サーカス♪
♪Sleeping Butterfly♪

「〜時が満ちるまで息を潜めている〜」のところを本当に息を潜めた歌い方をしてました。

MC「え〜、山崎まさよしです。渋公2日目ということでね、みなさん元気ですか〜」と喋ったまさやんの声がちょっとかすれぎみ?
さては、飲みすぎ?それとも、きのう張り切りすぎ?と思いました。
「最後まで楽しんでくださ〜い」と元気に笑顔で言ってくれました。
♪水のない水槽♪
インドチックな木琴と太鼓の美しい音の融合です。
少しエコーがかかってました。

ステージは暗いまま、次はなんだろうと思ってると、ピアノが鳴り出しました。
♪心拍数♪
えっ?ピアノバージョン??まさやんが弾いているの?誰だろう・・・?
そこへ、たたみかけるようにブルースハープが。
ステージがほんのり明るくなると、ピアノを弾いていたのはキタローさんとわかりました。
ド。ド。ドと心臓の鼓動の音。
そして、まさやんの歌声。ちょっと、軽めの歌い方かなと思っていたのですが、だんだんいつもの胸に迫る歌声で、息を詰めて聴き入りました。

♪Super Suspicion♪
この時、私はある物を発見。私の席からかなり離れた左側前方に黄色いうちわをパタパタ振ってるファンを。
あれは、いけないでしょう。あれは。
彼女たちの前の席の人は、きっとうしろからあおられて寒かったでしょうし、うしろの人は邪魔だったと思いますよ。
実は、神奈川県民ホールで私の3列前方にクリスマスの赤い帽子に、悪魔が持ってるようなフォークを持って振ってる女の子たちがいたんです。
2階席だったので双眼鏡でのぞくと、どうしてもその黒いフォークが入り込むんですよ。
まぁ、きょうの黄色いうちわの“被害”は、私には全然関係ないことなんですけど、気になりました。(笑)

前奏を聞いてもなんの曲かわからず・・・。
♪ステレオ♪でした。

MC 次々にファンがなにやら叫んでいましたが、まさやんは適当に流したり「いや、とんでもない」とか言ったりしながら、タオルで汗をぬぐってそのタオルを下に投げました。
そして、何を思ったのか「ちっ」と舌打ちをし、そのまま「ちちちちちちち。。。」と連呼。
「いや、別に意味はないんですけどね」みんなもまさやんも笑ってました。
まぁ、舌打ちというよりは、猫を呼ぶときみたいな言い方に近いと思ってください。
「2階元気ですか〜〜〜、1階元気ですか〜〜〜、バンド〜〜〜〜」とまさやんが叫ぶとゲンタさんが「お〜〜〜〜〜〜〜!!」と答えました。

「オモイダスノワァ〜、セーヌガワノホトリヲ〜」と突然まさやんは外人口調になりました。その途端、バックがパリの絵に。
「・・・セーヌガワノホトリヲ〜、アルイタ〜」と言ったら、みんなが笑い出すと「・・アルイタ〜、ヨウナキガスル・・・」と訂正。(笑)
「エッフェルトーニモイッタガ、ウエニ、ロウニンギョウカンガアッテ、ロウニンギョウガ〜オイテアル」
そりゃぁ、蝋人形館には蝋人形が置いてあるでしょ、まさやん。私は心の中でつっこみました。(笑)
そして、ステージはピンク色に変わり始まった曲は、
♪ふたりでPARISに行こう♪
初めてライブで聴く“ふたりでPARISに行こう“だぁ。と私はにんまり。
そして、私はまきさんのことを思い出しました。(笑)

♪晴れた日と月曜日は♪
ここでも、ピアノはキタローさんでした。
♪僕はここにいる♪
♪明日の風♪
きょうは、アコギ1本で、ゆっくり目に歌った感じはOKSTのライブディスク04のin my room版を聴いているようでした。
「あれからいろんなこと考えてみたけど、ぼくなりにあこがれだけで生きてくほどもう無邪気でいられない〜」の歌詞が、今私が抱えている現実に近いこともあって、つい感情移入を。涙でまさやんがにじみました。

MC タオルを取って「この重っ苦しい雰囲気にどんどんはまっていこうと思ってます。この醍醐味をじっくりとね」
やだ〜、まさやんったらほんと重いよ。バラード続きじゃん。
なぜか、会場から「てんとう虫〜」と叫ぶ声。
てんとう虫?
まさやんが着ていたシャツは、赤に大きな青の水玉模様に見えたので、てんとう虫ってことなのかなと思ってましたが。
もしかしたらこれが、メイさんが言っていた趣味の悪い赤いシャツかな?(笑)
のちに、ぶぅぶぅちゃんから聞いた話では水玉ではなく、花柄だったそうです。(笑)
で、てんとう虫の話に発展。
「てんとう虫ってやつは、どうして部屋にいるんでしょう。窓とかにね。冬は寒いですが。
よく見かけるのが、黒い背中に赤いトントンってついてるやつ」
ん?赤いトントン?(笑)テンテンとかって普通言いませんか?
にほし(2つ星がある)てんとう虫ってやつね。<(^^;)
私には、かなりこの「トントン」がツボでした。今でも、思い出すと、頬が緩みます。
トントンって、あはははは。。。。かわいい表現ですよね〜。あははは。。
あ、でももしかしたら、山口の方では「テンテン」を「トントン」っていうのでしょうか。
そうだとしたら、ごめんね、まさやん。
「てんとう虫はね、高いところ高いところと目指してのぼっていくんですよ。」まさやんは人差し指を立てて見せました。
そういえば、ミシシッピに行ったときの写真の中で、指先に小さな四角い(四角い!?)虫を止まらせているのがありましたよね。
「だから、こうして指を次々つなげていくと、どこまでもどこまでものぼっていくんです。まるで、人生のようですね」
人生のよう?わかりません。(笑)
♪ベンジャミン♪
まさか、ベンジャミンを聴くとはね〜。
あ〜、何年ぶりに聴くんだろう。家で全然聴いてないです。

♪One more time・ 0ne more chance♪
私は、座って聴きました。でも、結構立って聴いている人もいて、座って聴いて欲しかったなぁと思いましが・・・。
神奈川県民ホールはやっぱり横浜ということもあって、聴く側の気持ちが違っていたのでしょうか。神奈川では、全員着席でした。
そして、拍手のタイミングや長さが素晴らしくマナーがよかったものですから、今回の渋公では、気持ちをそがれた思いをしました。
でもゲンタさんのパーカッション、キタローさんのベース、バックの星空から、天の川に変わるステージは、文句なく最高でした。

MC 「みなさん元気ですか〜。」
「去年の暮れに僕は30になりましたが、体にもいろいろ疾患が出てくるもんですよ。」
疾患?まさやん、どこか悪いんでしょうか。
「みなさんも、体、気つけてください。」
「人間ドックに入ろ〜〜〜〜〜」と叫んだと思ったら

♪カルテ♪
まさやんの赤いエレキ、ゲンタさんのドラム、キタローさんのベースの音の大きさといったら・・・・。もう、この音の洗礼を受けなきゃライブじゃない!って思いました。
みんなも待ってました!とばかりに、大歓声です。
まさやんは腰を落とし、のけぞってギターを弾きまくるので、この場面だけを見た人がいたら山崎まさよしってこんな歌をうたう人だったの?ってびっくりするんじゃないでしょうか。
もう、みんな踊るし、渋公はかなり古い建物なので、きっとどっかにヒビが入ったに違いありません。(笑)
バックはあの謎の液体が回わり、真っ赤なステージに稲妻のような白い光が差し込みました。
♪Fat Mama♪
まさやん、歌の出だしを間違ったのです。もう、ファンは盛り上がる盛り上がる。(笑)
♪昼休み♪
♪ガムシャラバタフライ♪
♪月明かりに照らされて♪
細い光が何本もステージから客席に向かって放たれました。

♪アイデンティティークライシス〜思春期の終わり♪
「ワー」組と「フー」組に分かれました。
私は、またしてもキタローさんの「フー」組。
キタローさんは、画用紙に「わかりますか」とか「ふりつけ」と書いて、手の振り方を教えました。今回は、逆Z字ではなく、「く」の字型でした。
「男子」と書いたり、耳の絵を描いて見せたり・・・。
最後に「サンキュ」と見せると、キタローさん、ゲンタさん、まさやんの順でステージを去っていきました。

アンコール
ミスペラーズの登場です。
ここで、初めてまさやんがめがねをかけてること、つけ鼻には大きなほくろがあり、鼻のてっぺんが赤くなってることを知りました。
県民ホールの時、双眼鏡で見ていたのですが、そこまでわかりませんでした。
意外に、まじめ〜な顔をしながらやってるんですねぇ・・・。(笑)
素早く十字を切るまさやん。
「こんばんは〜」手を振りながら「あたいは、ミ」とゲンタさん。
「あたいは、ス」早い口調でまさやん。
「あたいは、ぺラーズ」とキタローさん。
「ミスペラーーーーズ」
アカペラで♪長男♪

ゲンタさんは、歌が終わると体をくねらせて「あ〜〜ん」とか「んふ〜〜〜ん」とか言ってました。
ゲンタさんが言うとなんか、かわいいかな。(笑)
♪根無し草ラプソディー♪
歌が始まって、みんなが手拍子をしだしたら、キタローさんたちからブーイング。
指パッチンを強要されました。(笑)
指パッチン、私できません。かろうじて左手が鳴るのですが、手が湿ってないとダメなんです。しかたないので、揺れてました。(笑)
「面影だけでも抱かせて欲しい」の「抱かせて」のところで、まさやんは後ろを向いて女の人と抱き合ってるように見せ、手を背中にまわしてました。(笑)
昔っから、コントなんかでひとり二役でやりますよね、あれです。
それを見て、会場「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」でした。

「ごめんなさい、うそをついてました。ほんとは、あたいは“げ”」とゲンタさん。
「ほんとは、“ま”」まさやん。
「ほんとは、“き”」キタローさん。
「まきげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
またまた、指パッチンです。
♪お家へ帰ろう♪
「お家へ帰ろう〜」のあともう、今回は公然と「ふぅ〜ふぅ〜」って会場が言うのです。
キタローさん、笑顔で答えてましたから、いいのかな?
「シチューを食べよう〜〜〜」「ふぅ〜、ふぅ〜」「シチューを食べよう〜〜」「ふぅ〜ふぅ〜〜」「シチューを食べよう〜〜」「ふぅ〜ふぅ〜」とまさやんは、何回も言って、前へ進めずに・・・・。(笑)
そして、マイクを会場に向けました。
そのうち、そのマイクを自分の口から遠ざけるようにして、声を小さく歌ってみたり、しまいには、森進一のような声で歌ったり・・・。(笑)
キタローさんは、画用紙に「やる〜」と書きました。

ミスペラーズが、後ろを向いて始まったのが、学園天国。
「イエ〜〜ィ」「イエ〜〜〜〜ィ」「ヘイッ」すごいノリでした。
♪審判の日♪
メンバー紹介です。
「ベース、中村キタロー神父〜」
「ドラム、シスター江川ゲンタ〜〜」
「そして、山崎まさよし〜〜〜〜」
私は、風邪をひいているのに声援を送ったためか、翌日声が出ませんでした。(笑)

アンコール
オレンジTに着替えて登場。
♪Plastic Soul♪
おなじみ「ラーラーラーラ」は、会場全体が1つになって大合唱です。
まさやんは、リオのカーニバルみたいなホイッスル。
サンバ調?これが、とってもよく合っていて華やか素晴らしかったです。でも、これが終わったら、もうまさやんとはお別れなんだなぁと思いつつ・・・。
思いっきり手を振って、歌いました。
「きょうは、ありがとう〜〜〜。2階〜〜〜〜。1階〜〜〜〜〜。渋谷〜〜〜〜。山崎まさよしでした〜〜〜!!サンキュ〜〜〜〜〜〜!!」
手を振って、まさやん、ゲンタさん、キタローさんとステージをあとにしました。
時計を見ると9時20分でした。
まさやんと共に過した2時間50分。
熱い声援は、やがて自らへの励ましへと変わっていくのでしょう。
普段の煩雑な日常から隔絶された至福な時を糧に、明日からまた頑張ろうと思うのです。次にまた参加できるであろうライブの日を夢見て・・・。

去年の8月14日から始まって、86公演のうちのきょうは78公演目でした。
夏から秋、そして季節は冬になりましたが、まさやんはいつでもゲンタさんとキタローさんときょうできる1番のステージを見せてくれたんですね。
途中、ゲンタさんが入院ということもありましたが、元気になって本当によかったです。
私は、そのうちの2回だけ参加できましたが、幸せな時間をもらったことにあらためて感謝します。
千秋楽まであと8回。
体に気をつけて。まさやん、ゲンタさん、キタローさん、ありがとうございました。

PS:私のレポからは、3人の“音“が感じられないと思います。うまく伝えられなくて、ごめんなさい。
       拙いレポですが、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。